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07年12月27日(木)

「福祉灯油」など、原油高騰への緊急対策を近畿経済産業局に申入れ。国政候補、京都府議団・市議団と

 党府委員会に対策本部をつくってとりくんできた原油高騰問題(ちなみに成宮まり子は本部長です)。…年末を迎え、いよいよ深刻です。今日は近畿経済産業局へ、「福祉灯油」やガソリン税の減税措置などを求めて、衆院予定候補や京都府・市議団、吉井衆院議員秘書とともに緊急の申し入れに行きました。

 申し入れでは、お年寄りや母子家庭など低所得者世帯などへの「福祉灯油」(灯油代補助)、福祉施設などへの灯油・燃料代補助、運送業や中小業者の負担を軽減のためガソリン税や揮発油税の暫定税率をゼロにする減税措置、制度融資の改善、石油元売に対して利益還元や便乗値上げ監視など、8項目の要望(別紙)を求め、経済産業局資源エネルギー環境部石油課の玉野課長らから、政府の緊急対策にも触れつつ回答がありました。

 続いて、ぜひ実態を聞いてほしいと、国政候補らが発言。「タクシーはLPガス値上げやガソリンのハイブリッド車など大変。運転手へのしわ寄せが相次いでいる」(吉田幸一・4区代表)、「漁業関係者から、水揚げの3分の1が燃料代に消えて漁に出られない、カニの時季はまだ良いが春先が心配との声。政府の対策は『省エネ化』中心だが、とても設備の更新なんて…というところも多い」(吉田さゆみ・5区代表)。

 原としふみ・2区代表や石村かず子・3区代表らも、お風呂屋さんの声――「毎日150人ほどのお年よりが来られるが、長岡京市に1軒しかないうちが廃業したら公衆衛生施設がなくなる」など紹介。私は「燃料にしている業界は直撃をうけている。融資や省エネ化にとどまらず緊急対策が必要」とつよく求めました。

 また、政府が打ち出した「福祉灯油」について、「寒冷地とはどういう概念か?」「京都でも、独居老人や母子家庭など灯油が命に関わる実態がある。自治体が申請すれば支援すべき」と求めたのに対して、課長さんから「担当は総務省だが、自治体が申請すれば対応するものとして出していると聞いている」と回答がありました。福祉施設の暖房費支援も同じように対応すること、また送迎燃料費への支援もつよく求めました。

 中小企業支援については、「不況のもとで融資だけでは…」との声が中小零細業者、伝統和装、農漁業もふくめて寄せられています。原田府議が「和装が落ち込み、丹後など自殺者も増えているもとでの原油高騰だ。『もうやめたい』との声が相次ぎ、このままでは京都や日本の和装は生き残れない」として、きめ細かい支援と、融資についても「返済猶予」など条件緩和を業者が安心して行なえるよう具体策を求めました。

 玉野課長らは、政府の融資・金融対策や下請けいじめの監視強化などに触れ、「経済産業大臣からも、直近の経済状況をふまえて対応をと話があり、さらにきめ細かな対策を行なっていきたい」と回答。今後、さらにこちらからも実態や要望を伝えること、そのためにも関係省庁が連携した対応や、相談窓口設置などを求めてきました。

 …全体として、政府が25日に発表した「緊急対策」をめぐってのやりとりになりました。灯油代補助助や制度融資など、こちらが要求してきた中身を反映したものもありますが、まだまだ限定的な支援策にとどまっているというのが、率直なところです。

 それらを実効あるものにし、さらに「対策」を拡充させるかどうか、今後の運動にかかっています。特に、地方自治体を動かすことが重要であり、地方議員団のみなさんと連携してがんばらなければ、と思いました。

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07年12月24日(月)

京都市長選挙は“原告と被告対決”―「刷新の会」中村和雄さんを市長に!

 3連休です。来春の京都市長選挙にむけ、中村和雄さんへの支援を訴えて、昨日は「市政刷新の会」の宣伝カーで市内南部をまわりました。

 この間、ようやく市長選挙の“対決構図”が明らかになってきました。

 相手方は、夏の参院選で示された「自公政治ノー」の審判には背を向け、自民・公明・民主の「大連立」に向かうようです。先月の大阪市長選挙では、「大連立はよくない」と民主党の鳩山幹事長も言っていたのに、どうも京都では様子が違います。

 おまけに、その候補者に決まった門川大作氏といえば、「同和の研修」だといって温泉旅行に不正に公金を支出した問題で住民訴訟を起こされ、「被告」になり「敗訴」して返還請求をされた人物。行政処分もされています。

 そしてちなみに、この住民訴訟の「原告」として、不正追及の先頭に立ってきたのが中村和雄弁護士です。つまり、京都市長選挙は“原告と被告のたたかい”ということ。…どちらが市長にふさわしいのか、もう明らかな話です。

 …と、そんなことを街頭から話すとと、立ち止まって「へえ〜」「初めて聴いた〜」という顔をたくさんの人がしてくれます。市長選挙告示まであと40日余り。…ほんと、時間との勝負!を実感です。

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07年12月22日(土)

原爆症認定。被爆者のいのちの叫びに、政府はこたえるべき!!

 今年で43回目を迎える「被爆者をはげまつどい」に参加しました。…つどいは、被爆者を励まし、原爆症認定制度改善や核兵器廃絶を求めて、毎年開かれてきたものです。今年は、歌やフラダンス(写真)、マンドリン演奏、それにケーキやサンタさんも登場して、楽しいひとときをみなさんとともに過ごしました。

 …それにしても、被爆者の叫びを聴かない政府に、怒りを覚えます!

 先日、原爆症の認定について厚労省検討会がまとめた「報告書」。…昨年来の集団訴訟のすべての判決が、いまの認定制度に大きな問題があると批判しているのに、現行基準の枠組み(「原因確率」というしくみ)を維持する、というのです。これまでほとんど考慮されなかった残留放射線の影響や急性症状についても「考慮する」といいますが、一部の手直しのみです。

 つどいでは、原爆症認定集団訴訟・近畿の原告団長である小高美代子さんにもお会いしました。…小高さんの大阪高裁での最終陳述(12/12)を紹介します。

 「本日、この裁判に出ることができたことを、私は奇跡だと思います。今年5月には入院しましたが、また生かされてここにおります。政府は、私たち被爆者は原爆の政で病気をしているのではなく、ストレスや年齢的に老いているので認められないとか…心のそこからうらみます」

  「明日の命も危ぶまれる83歳の私も、当時は20歳だったのです。原爆という地球上最悪の爆弾を頭上に落とされ、毛髪が抜けたり、貧血に苦しんだりの長い年月でした。老躯に鞭打って生きられるのは、無念に死んでいった被爆者が、どうぞ私たちの分まで生きて、その口で政府をはじめ国民のみなさんにわかってもらってほしい、そして戦争がいまに愚かな行為かということを伝えてほしい、と後押しされているからだと痛感いたします。被爆者はみんな苦しんでいます。…被爆者の死んでいくのばかりを待っているといった小さなことのみに夢中になっていないで、全世界に核の恐ろしさを伝え、地球の破滅を訴え続けることが大事だと思います。被爆者にもっと思いやりを持ってください。どうせ長くは生きられないところまできているのですから」

 …この、被爆者の叫びにこそ政府はこたえるべきです! 認定の“線引き”にばかりに熱中する政府の姿は、あの薬害肝炎問題と重なって、あまりにもみにくく見えます。

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07年12月19日(水)

宮津与謝(続き)。天の橋立“文殊さん”、滝馬…

(17日つづき) 宮津与謝の集いでは、話の終わりに、「“日本の進路”も、20→21世紀への世界の流れを見ると、おのずとあきらかになるのではないでしょうか」と、「新自由主義(=大企業・大資本のもうけ最優先政治)ノー」、「アメリカ言いなり・軍事同盟優先でなく、平和の共同体・非同盟へ」の流れにそった日本改革を、日本共産党はめざしていることをお話しました。

 続いて、吉田さゆみ5区代表(写真)が、漁業や地域医療の深刻な現状打開へ党が果たしてきた役割を述べて、「総選挙で必ず勝利を」とご挨拶。

 …質疑応答を含めて2時間半。ご参加のみなさんから「目からウロコだ」「こんな話は初めて聴いた〜」と声をかけていただきました。

 そのまま宮津で温泉につかって一泊。…北部に何度も来てるんだけど、温泉にあやかれるのは初めてのこと。

 18日は、宮津の長林みよ市議、福井元市議、地区のみなさんと一緒に、ご挨拶や『しんぶん赤旗』購読のお願いに歩きました。

 途中、4年前の台風23号による土石流で被害者が出た滝馬で、復旧工事のすすむ現場へ。

 天の橋立のすぐ横、文殊さん(=知恩寺)へ。屋根や側壁などに“大陸”の影響がよりつよく感じられる建築で興味を惹かれます。ここは“文殊の智恵”の発祥の地。“智恵の餅”を食べました。「赤福」と似ているけどもっとおいしい!です。

 …そんなこんなで夕方まで。「総選挙は勝ってや〜」と7人の方が読者に。ありがとうございます。宮津、また来ますね!

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07年12月17日(月)

宮津与謝で「世界の流れと日本の進路」を語りあうつどい

 午後の特急で宮津へ。宮津与謝の党後援会の集いに、吉田さゆみ5区代表と一緒に参加し、私は「世界の流れと日本の進路」というテーマでお話しました。

 最初に、「参加されたみなさんのなかで最年長の方は?」と訊ねたところ、90歳と89歳の方がおられたので、その方々が生きてこられた“20世紀”というのは、実は人間社会に大きな前向きの変化(植民地体制の崩壊や国民主権の前進など)が起こったことを紹介。

 21世紀を迎え、イラク戦争を機に「アメリカの力はすごい」という時代ではなくなり、アメリカでは“ネオコン”が政権を追われ、イギリスも「ブッシュ・ブレア」と蜜月ぶりが言われていた首相が退陣してイラク駐留軍を激減させつつあるなど、変化が起こっています。…その結果、アメリカの“戦略”も、北朝鮮問題など「交渉による解決」を追求せざるを得なくなりました。北朝鮮問題では国際世論をバックに、「6ヵ国協議」による非核化への道がこの1年間で大きく前進しています。「軍事同盟」でなく「平和の共同体」への流れも世界各地ですすみつつあります。

 こういう前向きな“変化”のきっかけになったのは、旧ソ連の崩壊。日本共産党がソ連解体を「もろ手を挙げて歓迎」したことを紹介しました。

 さらに、いま世界では、旧ソ連とはまったく違う“われわれの社会主義”を求める波が広がっています。その典型がラテンアメリカ。…ベネズエラでは「憲法改正案」が僅差で否決されたけれど、チャべス大統領がすぐ結果を受け入れたことに、米誌が「チャべスを尊敬する。これぞ民主主義」とコメントしたことや、ボリビアでの新しい国づくりには「アンデス民族の文化の復興のような躍動感を感じる」と自民党の議員活動ニュースに紹介されていることを紹介すると、「へえ〜」「すごいなぁ〜」とどよめきの声が…。(つづく)

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07年12月12日(水)

原油高騰問題で吉井英勝衆院議員を迎えた緊急懇談会

 原油高騰問題で、吉井英勝衆院議員も迎えた緊急懇談会(京都府議団、市議団、国政委員会主催)を開き、中小企業や運輸、福祉保育などさまざまな分野から30人をこす方が参加され、深刻な影響があきらかになりました。

 成宮からは、先日聞き取りをした運輸・自動車などの現状…「LPガスが57円/g→87円。来年は95円/gに。営業2日間で3000円未満だったのが4000円を超。事務所は『サラ金相談所』になってしまうくらい、生活や営業資金でみんな困っている」(個人タクシー)、「軽油が高騰しても荷主に運賃値上げは言えない。航空業界では燃料サーチャージといって燃料値上げ分を運賃転嫁できるが、この業界では事業主と運転手にしわ寄せに」(トラック業界)を報告。原田府議からは、西陣や友禅の染めの工程で燃料代や染料などが値上がりしていること、また赤阪市議は、クリーニングや喫茶店でも廃業の危機が広がっていること、府・市の対策の現状など報告がありました。

 参加者からは、「印刷業のフイルム、板金塗装のシンナーも3割値上げ。玉子屋では餌代もパックも上がった。ガソリンなど石油製品の減税をしてほしい」(京商連・経理センター)、「規制緩和で事業者が1.7倍になり中小零細事業主が増えた。運賃値下げ競争で苦しい運転手に燃料高騰が追い打ち。軽油引取税の暫定税率撤廃をと、これまでつながりのなかった事業者からも署名が寄せられている」(建交労)、「送迎のガソリン代や給食代に影響。無認可保育園では暖房を節約して子どもにジャンバーを着せざるを得ないところも」(福祉保育労)。さらに、吉田さゆみさん(5区)は免税軽油や重油を使っている漁業への影響調査、石村和子さん(3区)は長岡京のハウス農家や1軒しかないお風呂屋さんの声などを紹介。…影響は本当に広範囲にわたっています。

 こうした声をうけて、吉井衆院議員が報告。「1970年代の石油ショックと比べて一番ちがうのは、国際的な金融投機が原油市場に流れ込んでいること。だからこそ国際的に協調して投機規制にとりくむべきなのに、日本政府はアメリカに同調して反対している」といいます。先日発表された政府の「対策の基本」は、日本共産党としても求めてきたいろんな分野・項目に触れてはいるけれど「中身はこれから」というものばかりであり、緊急減税などの負担軽減、投機規制や石油資本の利益還元など、「国民の世論と運動で、政府を追いつめ動かしていきましょう」と強調されました。

 …「この冬が越せない」「いのちがかかっている」という京都の現状と、国際金融投機集団や大資本の「もうけ第一」という問題の根本と、その両面で認識をあらたにした懇談会でした。抜本策も緊急策もこれからです!!全力をあげてがんばります。

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07年12月 9日(日)

八幡の「青年のつどい」…地域の党支部が呼びかけて

 今日は、八幡市で開かれた「青年のつどい」に、浜田良之6区代表と一緒に参加しました。

 この地域の党支部が、若者に共産党のことを知ってもらおうと呼びかけたもので、調理士や、小学校の先生、お母さん、などのみなさんが参加。最初に私から、日本政治の異常――アメリカ言いなり、大企業ばかり優先や、それをどう変えるのか、また「社会主義・共産主義」にも少しふれてお話し、ベテラン世代も交えて懇談しました。

  若者からは、「同じ調理士でも、有給休暇が5・6週間もあるフランスの働き方は全然違うっていう話にびっくり」「大学の学費がヨーロッパと日本でこんなに違うなんてショック。もっとママたちに知らせてほしい」「八幡でも産婦人科や小児科不足が不安。医師不足はどう考える?」などなどの声。

 ベテラン世代からは、自分たちの若い頃と比べてのいまの若者の“働きづらさ・生きにくさ”への心配が相次ぎました。

 浜田さんからは「身近な職場をよくしたいと声をあげることが、社会をよくすることにもつながる。総選挙に向けて力を合わせよう」と訴え。

 …“ベテラン世代&若者”、こういうの面白いですね。またやりたいですね。

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07年12月 8日(土)

太平洋戦争開戦66周年。「反戦によって日本人の名誉を守った」先輩たち

 今日、12月8日は日本の「太平洋戦争」開戦から66周年の日です。

 侵略戦争の反省から生まれた憲法の改悪を許さず、とりわけ、新テロ特措法=アメリカの報復戦争支援の継続をさせないために力を合わせましょうと、さこ祐仁府議、河合ようこ市議と一緒に、三条京阪、四条大宮で訴えました。

 日本共産党は、戦前・戦中から命がけで侵略戦争に反対してきた歴史をもっている政党ですが、今年は、その頃からの中心的活動家だった宮本顕治さん(元日本共産党中央委員会議長)が亡くなるというできごとがありました。

 その訃報に際して、評論家の加藤周一さんが「反戦によって日本人の名誉を守った」という言葉を贈られたことが、マスコミでも報道されました。

 「反戦によって日本人の名誉を守った」 …いまに生きる私たちは、よく「命がけで反戦を貫いた政党です」と一言で済ませてしまうんですが、その意味するものは、はかり知れない重さがあるんだと、紹介しながらも、自分自身があらためて感じた1日でした。

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07年12月 7日(金)

南丹、京丹波で「日本の今と未来を語りあう集い」。19歳の学生が入党

 夜、吉田幸一4区代表といっしょに、南丹市、京丹波町地域の「日本の今と未来を語りあう集い」へ。

 私からは、いまの国政の焦点や日本共産党の日本改革(綱領)についてお話をしました。井上哲士参院議員が国会で追及に使った「日米平和・文化交流協会」参加企業リストや、アメリカの雑誌『Forbes』に掲載された「日本のビリオネア(10億ドル以上の資産を持つ大資産家)」の株取引減税リストを紹介すると、毎度のことなんですが、驚きの声が広がります。

 懇談タイムには、防衛利権と軍需産業、後期高齢者医療制度など、ご意見をいただきました。また、82歳の方が「八木の吉富駅近くに、憲法九条の巨大看板を作って、JRからよく見える。明日の『京都新聞』でも紹介されます」と力強い発言。仲きぬえ南丹市議の田んぼだそうです(写真下)。

 集いの後、八木町在住の19歳の学生が入党してくれることに!!…保育士をめざす彼女。「政治のこと、友だちにも話すんやけど『そんなん、むずかしい』って言われちゃう。ほんとうのことを学ぶ人が広がれば、世の中いい方向に変わるのにって思うんです」と話してくれました。

 …“ほんとうのこと”を学ぶ若者のネットワークを、一緒に広げていきましょうね。

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07年12月 5日(水)

精華大学で「学費・環境・資本主義…日本共産党に聞いてみよう」

 昨日は、左京・精華大学でおこなわれた「学費・環境・資本主義…日本共産党に聞いてみよう」(民青班企画)で、学生のみなさんと懇談しました。

 初めに私から、日本の政治の2つの“異常”をどう正すのか、21世紀を迎えた世界の状況などを話し、みなさんから意見や質問を出してもらいました。

 「学費値上げについて、大学理事者側は経営難や『受益者負担』を言っているが、学費値下げにどうとりくむのか?」「政党助成金や企業献金についての考えは?」「アメリカ言いなりの実態は?安保をなくして自立するとどうなる?」「米軍再編や沖縄の新基地建設についてどう考える?」「次の政界再編で、国民にこたえられる政党が生まれるか」「資本主義の構造はなぜ生まれたのか?資本主義のままで良いとする意見をどう考えるか」「南米の社会主義をめざす動きと日本との関係は?」…などなど、全体で3時間にもおよびました。

 …環境や社会・メディアの専門学科もある大学とあって、みなさんの質問はつっこんだ問題意識を感じさせるものばかり。また、“資本主義・社会主義”をめぐる意見や感想がけっこう出され、若いみなさんの意識には、現代の新しい動向がいちばん反映しているんだなぁ、と、おおいに刺激をいただきました。

 …答えきれなかったこともたくさんあるし、みなさんの考えももっと聞きたい。また、やりましょうね。

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07年12月 3日(月)

成宮まり子、2010年参院選勝利をめざします!!/原油高騰で京都府知事に申し入れ

 昨日は京都府党会議があり、私、成宮まり子は、3年後=2010年の参院選京都選挙区に立候補することを発表しました。

 今年7月の参院選後、京都府党の“国政委員長”として、医療(後期高齢者医療、国保)や高学費・青年雇用、京都経済をめぐってなどさまざまな問題にとりくんできました。一方で、“様変わり”した国会に国民の声で政治が動く新しい情勢、その一方で自民・民主の「大連立」騒ぎが起こる状況。…やっぱり日本共産党の議席をもっともっと増やさないといけない!!と痛感してきたところです。あらためて、応援をよろしくお願いしますね!

 党会議では、衆院比例候補の宮本たけしさん、こくた恵二国対委員長をはじめ選挙区候補と一緒にごあいさつしました。京都市長選挙に出馬表明しておられる中村和雄弁護士も駆けつけられました。

 …まずは、衆院選と市長選挙。2つの選挙勝利へがんばります。

 

 さて今日は、深刻になっている原油高騰の問題で、京都府知事への申し入れを党府会議員団とともに行ないました。

 ガソリンや灯油、重油、軽油などの相次ぐ値上げが報道され、運送・運輸業や農漁業を直撃し、関連した原材料費や食品・生活用品の大幅値上げ…。とくに京都では、友禅染など伝統産業や中小企業、低所得で暮らしておられる方々や、福祉施設でも輸送費・暖房費の増など、悲鳴があがっています。

 京都府としても緊急対策本部を設置し、実態調査や窓口設置、「営業つなぎ資金」創設などあらゆる手立てを講じ、国へも対策の要望をとの主旨で、麻生副知事にお願いしたところです。

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07年12月 1日(土)

向日市女性後援会「私たちのこれから〜」でトーク

 向日市の女性後援会による「私たちのこれから〜石村さん、成宮さんを囲んで」という企画へ。

 おいしいお茶とシュークリームをほおばりながら、石村かず子3区代表、ご参加のみなさんとともに、“いま”と“これから”について語り合いました。

 石村さんは、済生会病院(長岡京市)でも内科病棟50床閉鎖や、出産受け入れ数が月20人に限定されるなどの事態が起こっていることを紹介し、医療や社会保障の貧困の背景に何があるのか…。地域にもある日本電産の社長は「10億ドル以上の資産保持者リスト」に載っていることが紹介されると、「へえ〜」と驚きの声があがりました。

 続いて私からも、日本改革についてお話し、みなさんと語りあいました。(つづく)

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07年11月28日(水)

「新テロ特措法案」許さない!――国民の声と力集めよう

 今日は、「新テロ特措法案」を廃案に、と党京都府委員会でロングラン宣伝(四条河原町)をおこない、原さん(衆院2区代表)、吉田さん(4区)、西山とき子副委員長、府・市議らといっしょに訴えました。

 今月1日のテロ特措法期限切れで、海上自衛隊が23日に帰還。続いて昨日は、「イラク特措法廃止法案」が参院委員会で野党の賛成多数で可決(今日の本会議でも可決)されました。

 …賛成討論に立った井上哲士さんのブログを見ると、「初当選以来6年余り、反対討論には何度も立ちましたが、賛成討論に立つのは初めてです。これも様変わり国会の姿」とのこと。参院選での民意を反映した、新しい流れここにあり!です。

 私は、先日の中村哲さんの講演を紹介しつつ、「アフガンの現状から求められているのは爆弾や『テロ掃討作戦』じゃなくて、食糧や医療、教育支援です。アフガンの人々が『経済大国になっても戦争しない国だ』と思ってきた日本こそ、報復戦争の支援ではなく、平和憲法を生かした非軍事の支援をすべきじゃないでしょうか」と訴え。

 「戦争支援なんておかしい」「僕らは戦争には行きたくない」と高校生たちが署名してくれました。

 …新テロ特措法案。世論の力で、廃案に追い込むためにがんばろう。

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07年11月26日(月)

中村哲さんの報告から考えた、ほんとうのアフガニスタン支援

 昨日は午前中、党口丹地区委員会の党会議に出席。午後は、NGO「ペシャワール会」の中村哲さんの講演(主催:ピースウォーク京都)を聴きました。

 アフガニスタンで20年以上前から医療活動などを続けてきた中村さん。…語り口は静かですが、マスメディアでは伝えられない“アフガニスタンの叫び”ほとばしるような報告に、学ぶこと、胸が熱くなることがたくさんありました。

 「100万人餓死とは、けして誇張ではありません」…2000年からの大干ばつと飢饉。母親に抱かれた赤ん坊が診療所で待っている間に次々と冷たくなっていく、飢えた子どもが汚水を飲み下痢で死んでしまう現実。

 …ところが、この悲惨な国にやってきたのは、「援助」ではなく「制裁」「報復戦争」だったといいます。

 「自由」「民主主義」によってもたらされたのは、ケシ栽培の自由、売春やこじきや餓死の自由、そして外国人に取り入る一部の人が金もうけをする自由だった。いま、ネットカフェやホテル・ショッピングモールが建つすぐ横で、飢えた人々が大勢いる、一触即発の状態だ。だからアメリカは占領軍倍増を計画している、といいます。

 日本については、以前は「日露戦争でロシアに勝った国。どんな大国にも屈しない日本」「ヒロシマ・ナガサキの被爆から復興し、羽振りがよくなっても戦争しない国」という“美しい誤解”があったそうです。

 …関わって、質疑応答の際に質問することができました。

成宮:「対テロ戦争」を支援した日本に、アフガニスタンの人々は現在どんなイメージを持っているのでしょうか? また日本の平和憲法は知られているのですか?

中村哲さん:「『対テロ戦争』や『テロリスト』というのが、どうもよくわからない」「テロリスト=人殺しなら、外国軍も一緒じゃないのか」というのが人々の率直な思いです。日本の「参戦」については、今回インド洋での給油継続のことが問題になるまで、カルザイ大統領自身も知らなかったくらいです。いま、知られていくにつれ、「日本よ、お前もか!?」「ナンセンス!」との思いが広がっています。日本の平和憲法そのものはあまり知られていませんが、「非核3原則」とか、武器をつくらず、持たず、売らないという憲法に由来する日本の外交姿勢は、これまでから高い評価を得ていました。

 中村さんがくりかえし強調されたのは、アフガニスタンの現実を踏まえた支援が必要だ、それは「テロ掃討」でなく「命をつなぐ水と食糧」だということです。

 農耕と遊牧で生きてきた人々が、自らの手で維持できる技術をつかって、1500本の井戸や用水路つくり、砂漠化した大地に農耕を取り戻してきた実践。大工事そのものが、失業対策や民兵化や傭兵化を防いできたとのエピソードも紹介されましたが、ここにこそほんとうの復興支援の道がある! と、あらためて感じました。

 日本の国会では、軍事一本槍の「対テロ」論議が熱い焦点ですが、こうしたアフガニスタンの現実をふまえることが、なによりも大切だと痛感します。

 …講演会場では、たくさんの方に声をかけられました。がんばらなくっちゃ!

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07年11月24日(土)

井筒監督「パッチギ!LOVE&PEACE」/比例近畿の瀬戸恵子さん/COP3(地球温暖化防止京都会議)10周年パーティー

 京都自治労連の60周年企画で、「パッチギ!LOVE&PEACE」の井筒和幸監督を迎えた映画とトークの集いへ。…朝鮮半島と日本、在日、平和、映画、考えたことはいろいろです。また後日。

 夕方、近畿ブロックの比例候補、瀬戸恵子さんを迎えた街頭宣伝へ。四条大宮で瀬戸さん、原田府議、倉林市議とともに訴えました。瀬戸さんは44歳、神戸市長選挙への立候補経験もあり、しかも趣味は「カット、絵を描くこと」、関西漫画集団にも所属されているそうです。そういう話もぜひしたいですね。

 その後、地球温暖化防止京都会議(COP3)10周年を記念したパーティーに、松尾府議、冨樫市議とともに参加しました。私自身もこの道に飛び込んでいく1つの契機になったのがCOP3で、「10年」と思うと感慨深いものがあります。

 パーティーは気候ネットワークの「市民が進める温暖化防止2007」集会にあわせて開かれたもので、各地の市民運動のみなさんと懇談し、いろんなことを教えていただくことができました。「もっとこの問題に、府・市議さんが地元でとりくんでほしい」「岩佐恵美さんが以前はがんばってくれた。国会でも系統的にとりくんでほしい」という私たちへの率直なご意見や「勝てればよかったのに。議席を増やさないと」との声もいただきました。ありがとうございます!

 Ps.民主党の福山参院議員もスピーチされました。ご挨拶しようと思ったのですが、急いでおられたようで、失礼しました。

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07年11月23日(金)

「共産主義のススメ」講座。“未来社会”論はみんなで議論して発展させましょう

 午後、党と民青府委員会主催の企画「新しい政治探求連続講座B―共産主義のススメ」で講師をしました。

 事前から『赤旗』折込みやネットでの告知にさまざまな反響があり、「この打ち出しってどうなん?」と私自身もちょっと気がかりだったんですが、20代からベテラン世代まで約40人の方が参加されました。

 私の60分の話は、@「資本主義はこのままでいいのか」という危機感がひろがる世界資本主義の現状、Aマルクスが『資本論』などで述べた資本主義の矛盾とそれを乗り越えていく社会主義・「生産手段の社会化」、日本共産党の展望(綱領)、Bラテンアメリカや中国で“現在進行中”の社会主義をめざす国づくりの現状など。

 後の質疑や分散討論でもりあがったのは、「中国をどう見るか?」「生産手段の社会化でどうなる?」「ベネズエラの“草の根”社会主義は?」などなど。

 …みなさんの関心・疑問に十分答えられたかというと「?」ですが、特に若い人たちが「初めて聴いた。面白かった!」「自分も勉強したい」と、紹介した本を買ったりしてくれたのがよかったかなぁ、と思います。

 今回の準備にあたって、国連の「人間開発年次報告」や先月の中国共産党大会に関する文書、「世界貧困撲滅デー」の国際シンポジウムで報告された中国の貧困削減の成果、ベネズエラやボリビア関連報道など、新たな資料に目を通して、私自身がとても!!(×2)勉強になりました。また、発達した資本主義国である日本の、私たち自身の運動の重要性をあらためて感じました。

 「社会主義・共産主義」というのは、資本主義の枠内での民主的改革の“その先”、未来への大まかな展望という話です。だから、「これはこうなる」というような「答え」はありません。つまり、みんなで“発展させていく”のが大事です。

 …また、こういうのやりたいですね。要請、まってま〜す。

 午前中は、娘・リリコと一緒に、右京区保育園保護者連合会の親子交流会へ。リリコは、腹話術の人形に「こわ〜い」「目パチパチしてやったなぁ」…腹話術の“しくみ”はまだちっともわかってないようです。…手品に腹話術に工作etc.私はスタッフだったんですが、おおいに楽しみました。

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07年11月19日(月)

嵐山・小水力発電所、電機商業組合を訪問

 今日は、吉井英勝衆院銀の調査に同行して、嵐山にある小水力発電所(嵐山保勝会)と、京都府電機商業組合を訪ねました。

 嵐山に「発電所」なんてあったかなぁ?…なんて思いつつ桂川・渡月橋のたもとへ到着すると、ありました!渡月橋から少し上流にある堰の1.7メートルの落差を使った小さな白い「発電所」が。

 …この小水力発電所は、市民NPO嵐山保勝会が「渡月橋に夜間照明がほしい」「京都議定書がスタートした京都で、環境にやさしい小水力発電を」と数年がかりでとりくんでこられたものです。

 嵐山保勝会の田中専務理事と吉田理事からお話を聞きましたが、現在は、この発電所で夜間照明をまかない、昼間などの余った電気は関西電力に売電しているとのこと。けれど、売電単価が1kwあたり8円と低く、運営は大変だといいます。

 …自然エネルギーの買い取り価格では、太陽光が一番高くて、それでも1kw=20円にしかなりません。。原油高騰の折、環境にやさしい再生可能エネルギーの普及への政策誘導がもっと必要だということがよくわかりました。

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 午後は、電機商業組合との懇談に原田府議も合流。牧野理事長をはじめ、役員のみなさんから、大型量販店出店の影響や改正・消費生活用製品安全法などについて聞きました。

 この間、さまざまな電気製品の事故やリコールがあり、上記の法改正や電気用品安全(PSE)法改正もうけて、地域や消費者に密着した「町の電気屋さん」の役割が大きくなっています。

 ところが、京都でも大型量販店の横暴なやり方のせいで、小規模小売店は大変な苦境に…。「売った後に責任を持たない。つなぎ方などの指導もしない」「町の小売店の2倍近いマージン率=不当な低い卸値をメーカーに強いる」「メーカーから販売員を派遣させてコストを下げる」などの実態があり、公正取引委員会の指導が求められていることなど、お聞きしました。

 吉井議員から「行政の役割として、規制強化をすすめるとともに、京都でも商調法の活用などぜひ検討を」、原田さんが「商品流通に関しての規制は、右へ、左へ、と揺れた経過があるが、いまは強化する方向へのチャンスの時」との報告もありました。

 …ほんとうにそうですね。「規制緩和一辺倒」の反省と世論に押されて、PSE法や大店法規制や建築確認申請など改正へすすんできた流れがあります。いまこそ、この分野でも「ルールづくり」をすすめることが、消費者の立場からも大事ですね。ご一緒にがんばりましょう。

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07年11月18日(日)

「染住民の祭」展/乙訓青年企画「共産党ならこう変える!」で「タバコをどう考える?」

 昨日は、第27回友労染展「染住民の祭り」展(みやこめっせ 18日まで)に石村さん(衆院3区代表)とともに…。

 「私ら弟子入りした頃は、師匠は仕事しながら若者を育てていく余裕があった。でも今の私らは自分が食べるので精一杯や」「そのうえ原油高の影響も大きいし…」と、作家のみなさん。…けれど、大変ななかでも職人の手仕事を直接見てもらおうと、続けてこられた展覧会。その心意気に敬服です。

 今日の午前中は、京都総評女性部の大会へ。市長候補の中村和雄さんと同席したんですが、とってもステキな挨拶に拍手!!

 午後は長岡京へ。乙訓青年支部主催の企画「共産党ならこう変える!!」でアドバイザー。

 いま焦点になっている「防衛省疑惑」のことで、軍需産業と政界の癒着によって防衛費支出がつりあげられてるっていう話をしたんです。すると、○○電機の下請けで働く若者が、「本当にそうだ。うちでもプリント基盤をつくるのに民間会社のは1〜2万円だけど、防衛省関連のは30〜70万円もするんですよ」。…会場一同、どよめいてしまいました。

 あと、質疑応答で私が答えられなかった質問が1つ。→「共産党はタバコをどう考えるのか?」 …すみません。調べてみますね。

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07年11月16日(金)

晩秋の美山で「明日の美山・日本を考えるつどい」

 今日は、美山町へ。「明日の美山・日本を考えるつどい」(南丹市美山町)に、吉田幸一4区代表、高野美好市議とともに出席しました。

 参院選後、国民の声が政治を動かす新しい状況がつくられ、米価下落問題では、政府が備蓄米制度を使っての買入れを約束したこと。また、この間の「大連立」騒ぎやいまの政党状況をどう見るか、…などなど、共産党綱領の立場から約40分間、お話をさせていただきました。質疑応答では、ご参加の30人の方々から、かやぶき民家の耐震問題や、医療と消費税、農業のことなどが出されました。

 この前聞きとりをした郵政民営化での影響や、独居老人のこと、また美山診療所のことなども大きな課題です。

 …しかし、さすがに冷えます! 帰り道、国道162号線沿いの気温計は「4℃」。芦生は紅葉も終わり、明日・明後日は初雪が降るかも知れない、とのこと。美山の冬は、もうすぐそこですが、また近々来なあかん!と思いながら帰ってきました。

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07年11月13日(火)

「教育の無償化は国の責任」…フランス革命が出発!?

 高学費問題のとりくみが続きます。今日は北区の民青同盟学生班の企画へ。「なぜ、フランスやドイツでは『無償化は国家の責任』というところまで徹底しているの?」という質問が出て、あらためて調べてみました。

 …フランスで「無償教育」が掲げられた最初は、フランス革命(1789年)だったようです。「自由・平等・博愛」のスローガンの下、「貧しい階級の子どもに才能を伸ばす可能性を与えることが、公共の繁栄のために重要」と、公教育案をまとめた立法議会議員コンドルセが強調したそうです。

 その後、第2次大戦後の第4共和国憲法が「あらゆる段階での無償かつ非宗教的な公教育の組織化は、国家の義務」と定め、“理想的将来像”として、だれもが社会に最も貢献できるようにするため、高等教育の学生募集は「階級や財産」ではなく「能力」によって決定されなければならない、そのためには「無償で」と議論されたとのこと。

 そして1968年。盛り上がった学生運動がきっかけで高等教育基本法が改正に。なんと、大学の財源項目として「授業料」が無くされ、徴収できなくなったといいます。(以上、『月間学習』06.9月号 土井 誠 論文より)

 …う〜ん、日本とは雲泥の差です。がんばらなければ。

 フランスといえば、今日のお昼は、知り合いの紹介でフランス料理へ。ア・プ・プレという町家を改装した雰囲気のあるお店で、おもてには一面のクローバー、奥には陽の差し込む小さな庭。1品1品に気持ちのこもった、しかも値段のお得なランチ。…かなり、幸せな気持ちになりました。いつもは弁当持ちなんですが、また、行きたい!

 さて、新テロ法案。与党が衆院本会議で可決。いよいよ参院へ。日本共産党を含む野党が過半数を占める舞台、今後のたたかい次第で「廃案」に追いこめる可能性も十分です。国会とむすんで、世論と運動を広げなければ。

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