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12年12月20日(木)

30人学級、中学校給食、高校制度など教育請願を審査

 昨日今日と開催された12月議会文教常任委員会。3万4千筆もの署名とともに提出された「教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願」(←写真は6日の提出集会)の他、「中学校給食の実施を求める請願」、「京都市・乙訓地域の新しい高校制度(案)の拙速に導入しないよう求める請願」の3つが付託され、請願審査をおこないました。

 私は西脇議員とともに紹介議員として請願趣旨を説明し、他党の委員にも賛同を呼びかけ、請願採択へ全力をあげました。

 ところが与党会派はというと、「30人学級よりもっと他の課題がある」(自民)、「子どもの食事は家庭の責任」(民主)などと言って、3つの請願を冷たく否決。

 もう〜許せません!傍聴にきてくださった請願者の方々も、「全然、現場のことをわかってはらへん」「弁当作ったことあるんですかって言いたい!」と怒り心頭の様子。

 …悔しい!でも、負けるわけにはいきません。引き続き、みなさんとともに運動と世論を広げていく決意です!

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12年12月18日(火)

一般質問で「いじめ」問題、文化芸術支援

 昨日から再開された府議会12月定例会。今日は、本会議で一般質問に立ち、「いじめ」問題の解決と、文化芸術支援について質問しました。

 「いじめ」問題では、文科省が昨秋おこなった緊急調査でも、京都府内で8700件を超える「いじめ」が認知・報告されており、解決はまったなしです。

 私は、党中央委員会が発表した「いじめ提言」も紹介しつつ、私自身が多くの教職員や保護者のみなさんからききとった内容もふまえ、「いじめ」が隠されたり対応が後回しにされる事を繰り返してはならない。子どもの命と安全を最優先にした実態把握と対策を、A「いじめ」を子どもたちとともに解決してきた現場教職員の豊かな実践に学び、教訓を生かすべき、B「いじめ」解決のためにも、教職員が「忙しすぎて子どもと向き合う時間がない」状態の改善、「30人学級」を小中高すべての学年で実施せよ、C国連子どもの権利委員会の勧告に耳を傾け、いじめ・不登校などの背景にある「極度の競争的教育」こそ見直すべき、と求めました。

 また、府が策定する「こころの文化・未来創造ビジョン」に関わって、「演劇・音楽などの文化芸術鑑賞体験を、全学校でせめて年1回は実施し、すべての子どもたちが“ほんもの”に触れられるよう、府の支援を思い切って拡充すべき」と求めました。府立文化芸術会館や府民ホールなどの施設と技術職員の役割発揮についても知事の見解をただしました。

 *全文はこちら12月議会一般質問 成宮まり子

 「学校の先生って、ほんまにすごい!」…質問準備にあたり、多くの教職員・保護者にお話を聞いた一番の感想です。

 クラスの数十人の子どもたちは、1人ひとりちがう顔と名前を持ち、生きている。「いじめ」やどんな困難に対しても、その“子どもの文脈〜生活と人生”のなかで“丸ごと”とらえて向き合い、一緒に克服していこうと決意する。それらの実践の総体が、子どもの人間としての成長と人格の完成へとつながっていく。

 …当たり前のようだけれど、当たり前でない。“先生のしごと”とは、本当に大変なものですね。

 だからこそ、現場の先生が「子どものつぶやきに耳を傾ける」ことを本当に“一番のしごと”とできるように、教育行政の役割がするどく問われているのだと思います。

 そして、「いじめ」をなくすためにも、いまこそ「国連子どもの権利条約」の委員会勧告に耳を傾け、日本の競争教育の見直しを!

 …参院選に向けても、おおいに訴えていかなければと思います。

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12年12月 3日(月)

さぁ総選挙〜改憲「戦争する国」は許さない!

 いよいよ、総選挙本番です!

 それにしても、連日「政党の離合集散」が続きます。寿命がたった2日間だった党や、5日間で沈んだ党。…国民も政策もそっちのけで無節操にくっついたり離れたりする姿には、あきれ返ります。

 同時に、石原慎太郎氏率いる「太陽の党」が橋下徹氏の「日本維新の会」に合流し、日本の進路を右へ右へと引っ張る動きには、背筋が寒くなる思いがします。

 「日本も核武装しなければダメ」「徴兵制もやったらいい」「私は命がけで憲法を破る」などと言いたい放題してきた石原氏。橋下氏も「(震災がれき撤去が進まないのは)すべて憲法9条のせい」と改憲を標榜し、大阪での「職員政治活動制限条例」「思想調査」など、憲法を踏みにじってきました。そんな人たちが、マスコミにもてはやされ、いよいよ国政へ乗り出そうというのです。

 そうしたなかで、安倍・自民党が選挙公約に「国防軍の創設」を明記。

 …憲法を変えて「戦争する国」へ手に手をとって進もう、という勢力に負けるわけにはいきません。戦前から命がけで侵略戦争に反対し、平和と国民主権を求めて奮闘し続てきた日本共産党を、なんとしても大きくして下さい!

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12年11月29日(木)

松尾橋・嵐山東公園のバーベキューゴミなんとかして!

 「松尾橋、嵐山東公園でバーベキューのゴミが大変」との訴えが寄せられ、この間、河合ようこ市議や地元の党支部とともに数回の現地調査をおこない、府土木事務所などに対策を求めているところです。

 18日(日)、いいお天気のもと、松尾橋下の河川敷には何組何十人ものバーベキュー客。大学生のグループが多い様子です。

 そして翌朝6:30、嵐山東公園の3つのゴミ箱は満杯で、食べ残しの他、バーベキュー用の網や簡易コンロ(使い捨て?)、レジャーシートまで捨ててある!?ゴミ箱周辺にあふれるゴミ袋に群がるカラスは、100〜200羽くらいいるでしょうか。近づくとさっと飛び立ち、橋の欄干や樹木の上からこちらの様子をうかがっています。

 公園をボランティアで掃除してくださっている近隣の方にお話を聞くと、「シートでゴミを覆ったりしても、カラスはかしこくて潜り込んだり、とても間に合わない。以前、ゴミ箱を撤去したこともあるが、近所にゴミが放置されて困ったので、再び置いてもらった」とのこと。

 ジョギングしておられる方々からも「今日はまだまし。夏休み頃はひどかった」「カラスとゴミで足の踏み場もないほど。何とかしてほしい」との声が寄せられました。

 その後、嵐山東公園を管理する府土木事務所と府建設交通部都市計画課に要請。「地元の自治連からも要望が出されています。国交省河川事務所と連携し、特にカラス対策で、ゴミ収集の改善(時間を早朝や夕方にする、ゴミ箱を大きく)など、ぜひとも実効性ある対策を」と求めたところです。

 …どう解決するのか、難しい問題ではありますが、ひきつづき住民のみなさんとともにがんばります。

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12年11月24日(土)

高校「新制度」説明会…疑問・意見が噴出!

 府教育委員会がすすめる「京都市・乙訓地域の公立高校制度の見直し」について、府教委主催の「府民説明会」が、23・24日、京都市内2、乙訓2会場で開催されました。

 私は、昨日の長岡京市会場と今日の向日市会場に参加。どちらの会場も250〜300人くらいの方が参加され、ほぼ満杯。関心の高さがうかがわれます。

 府教委から「新しい制度」の説明後、会場からは発言がひっきりなしに続き、特に、普通科T類で「総合選抜制」が廃止され、学校ごとに出願して合否を決める「単独選抜制」に変わることや、通学圏の統合拡大、2月の「前期選抜」が拡大されることへの意見が相次ぎました。

 「『自由に選べる』と言われても、21校からどうやって選べばいいのか?まったくわからない」(保護者)

 「『生徒の行きたい高校を』というが、中学の進路指導でどうやって指導すればいいのか?偏差値などの基準を示すのか」(中学教員)

 「学力の高い子は『前期選抜』ねらいでよいかも知れないけれど、そうでない多くの子には大変な競争が強いられる制度になるのでは」(保護者)

 「『3回受検できる』と言うが本当にそうか?『中期選抜』で第1・2志望の扱いはどうなるのか。『後期選抜』はどのくらいの学校で予定しているのか」(教員?)

 「親としては自転車で行ける公立に行ってほしいと思うが、通学圏拡大で近くの高校に入れず、遠距離通学になる子が増え、通学費負担が増えるのでは」(保護者)

 「『前期選抜』を拡大するのは違和感がある。東大・京大は青田刈りのようなことはしないのに。それに多くの生徒が受験すれば『不合格者』も増えることになる」(保護者)

 「学校ごとの募集定員など、入試制度の詳細はどうやって決まるのか。それに対しても意見を言いたいが、そういう機会はもうないのか」(保護者)

 …聞いていて、賛否はともかく、「子どもの進路を何とか保障したい!」という保護者や教職員の切羽詰まった思いが伝わってきました。

 ところが、多くの疑問や意見に対して、府教委は「調整中」「今後、検討する」など、まともに答えることもできないまま、「もう意見を言う場は、ない」とのみ断言。会場に不満が満ち、時間切れ。

 終了後も会場周辺のあちこちに話し合いの輪ができていて、何人かに感想をお聞きしました。

 「質問しても『検討中・調整中』ばかりで、なんやねん!と。中学から『新制度になるから必ず行ってください』って言われたのに」(中2保護者)、「うちの子は公立高校に行けるのか!?と不安。私学なんて家計が許さないし」(中2保護者)、「まだ今の制度のことがよくわかってなくて、『ここが変わる』『ここは変わらない』と説明されても、ほんまにわからん」(中1保護者)、「結局、学力の高い子にはお得な制度なんちゃうか、って、不安でいっぱいになった」(中1保護者)など声が。

 …実感したのは、「選べる」「3回受験できる」といくら府教委が言っても、「説明」すればするほど保護者も中学の教職員も不安が大きくなる、それは「新しい制度」自身が解決できない大きな問題を持っているからだ、ということです。

 このまま、子どもや保護者不在で「新制度」を強行するなんて、絶対に、あってはなりません!

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12年11月23日(金)

原発ゼロ!親子で風車パレード

 「子どもの未来に原発いらな〜い♪」

 「放射能から子どもを守ろう〜♪」

 …西京区と右京区のママ・パパ仲間と一緒に呼びかけた「親子で風車(かざぐるま)パレード」に、生後4ヶ月になる息子を抱っこして参加しました。

 右京区の春日公園を出発して、阪急西院駅周辺の約2キロを歩きながら、声をあわせてコール。手づくりの風車を道行く人たちに配ったり、子どもたちはしゃぼん玉を吹きながら、「黄色」のデコレーションで楽しくアピールしました。

 吉田幸一・四区国政委員長も、2歳の娘さんを乗せたバギーをおして参加。イクメンぶりを取材のテレビカメラにもアピールしてます!!

 途中で、うちの息子やバギーの赤ちゃんたちは次々と“おねんね”モードに。すごい、たくましい!

 …なんといっても、歩道の人たちの視線があったかい!っていうのを実感しました。また、やろうね〜♪

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12年11月22日(木)

来年度予算要望を知事に申し入れ

 今日は、日本共産党府会議員団として、知事に対し、「緊急経済対策」と「来年度予算要望」の申し入れを行ないました。

 緊急対策では、▽電機業界のリストラ中止と雇用・経済対策▽原発即時ゼロ▽ストップTPP▽消費税増税中止−など6分野27項目を要望。来年度予算では、中小企業・雇用、原発ゼロ・被災者支援・再生可能エネルギー、社会保障、農林漁業、教育・子育て、公共交通、平和など135項目を求めたもの。

 …府民のみなさんから要望をお聞きし、議員団で1つひとつ議論してまとめました。どれも切実な要求ばかりです。実現へむけてがんばります。 

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12年11月19日(月)

総選挙へ。吉田幸一キャラバン

 衆院が解散され、総選挙は12月4日告示、16日投票と決まりました。日本の政治を変える絶好のチャンスです。

 今日は、吉田幸一小選挙区4区予定候補とともに、西京区内一円で街頭から訴え。

 3年前の「自民か民主か」ばかりが喧伝された時とは様変わり。自民党から民主党に「政権交代」しての3年間で、政治はよくなるどころかすっかり「自民党型」に逆戻りし、消費税増税や社会保障改悪、原発依存や米軍新基地おしつけなど、自民党時代よりもひどい政治に国民の怒りは沸騰しています。

 街頭でも、有権者のみなさんが、どの政党に自分の願いを託せるだろう?と真剣に考えている雰囲気が伝わってきます。

 …今度こそ、古い自民党型政治ときっぱり手を切り、日本共産党の躍進で「国民こそ主人公」といえる本当に新しい政治を切りひらきましょう。ご一緒に!

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12年10月27日(土)

市民の足を守る西京連絡会 結成!

 「地下鉄東西線の延伸」はちっとも具体化されず、市バス民間委託は一番にすすめられてきた西京区で、「これ以上足の切り捨てを許さない!」と、本日、「市民の足を守る西京連絡会」が結成されました。

 バス・交通の充実、具体的には敬老乗車証や福祉乗車証の拡充、民間バスへの適用など求めた結成総会で、私も河合ようこ市議とともにご挨拶。他に森川央市議(無所属)も出席しました。

 「地下鉄が来ないのは、京都市の約束違反だ!」「市バスがあまりにも不公平、不便。歳をとるのが心配」「なぜ、敬老乗車証が民間バスには使えないのか!?」「福祉乗車証の自己負担が重すぎる」などの声が西京区民には渦巻いています。それにおされて京都市も「敬老乗車証の見直し」を言わざるを得なくなっていますが、負担増を許さず住民の願いにこたえるものにするため、運動を大きくしなければなりません。

 またいま、「にそと(第二外環)」や9号線西立体交差(千代原口)が今年度末に開通予定となり、交通体系全体が大きく変わろうとしています。私の母校である京都市立芸大の区外移転計画にも「西京区からなくなるのは困る」「そもそも地下鉄延伸と一体の計画だったはず」という声が寄せられています。

 …まちづくりや交通を考える時、何よりも大事なのは“住民の願い第一”ということだと思います。みなさんと一緒に運動を広げていく決意あらたに、がんばります!

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12年10月24日(水)

安斎育郎さん原発問題演説会でおおいに語る!

 安斎育郎氏を迎えた日本共産党原発問題演説会。450人の参加者でウエスティ・ホールは満杯に!…ありがとうございました。

 安斎先生は、福島第一原発事故について、事故は「収束」どころか進行中であり、大量の放射性物質が放出された影響や、放射能の食物汚染、被災者の健康管理、廃炉への道のりなど、政府の対応にはさまざまな問題点があることを指摘。

 日本の原発依存の背景には「『理科』でなく『社会』の原因がある」として、日米の政府と財界など利権にむらがる「原子力ムラ」の存在について、自らの足跡にも触れながら力説。「政党として唯一『即時原発ゼロ』の政策を出しているのは日本共産党。放射能汚染や健康被害など、国の責任で監視・対策をすすめていくためにも、国民の声を代弁する議員を選ぼう」と呼びかけられました。

 また、吉田幸一衆院4区国政委員長が「大飯、高浜原発から30キロ圏に入る京都4区から『原発ゼロ』ののろしを上げよう」と訴えました。

*           *

 …私は司会だったのですが、会場には「共産党の演説会は初めて」という様子の方々や、子ども連れのママ・パパが多く(うちも2人連れて行きましたが)、「保育ルーム」も「親子室」も満杯!こんな演説会は久々な感じで、とっても元気をいただきました。安斎先生への質疑応答にもたくさんの手が挙がり、時間切れとなった方には申し訳ありませんでした。

 来るべき総選挙は、「原発をどうするのか?」が正面から問われる初の国政選挙。みなさんの「原発ゼロ」の声にこたえるためにも、日本共産党を躍進させて下さい!

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12年10月21日(日)

桂川こどもまつり/西京区の保育園定員60人増へ!

 今年、14回目を迎えた「桂川こどもまつり」(実行委員会主催)。今年は初めて「地元スタッフ」として参加しました。

 …青空の下、会場の児童公園には300人を超える子どもたちやファミリーが集まり、紙芝居、輪投げ、お絵かき、工作、トンカチなど遊びコーナーは終日の大盛況!うちは一家で「ねんどあそび」コーナーを出しました。

 かみの診療所や健康友の会による「やきそば」「フランクフルト」、新婦人や地域のみなさんの手づくり市、フリーマーケットなど、充実です!

 …「桂川学区に児童館や保育所をつくろう」という運動から生まれたこの「まつり」。こどもたちのためのまつりとして、これからもみなさんと一緒に引き継いでいきたいと思います。

*        *

 さて、その保育所ですが、来年度の西京区の保育所募集定員について、来年度、区内の2保育所でそれぞれ30人ずつ増やされ、全体で入所定員が60人増えることになりました。

 …府議会に提案された9月補正予算で、府こども未来基金(国の緊急対策費を元にしたもの)による待機児童解消の助成が決まり、府内5箇所が対象となったものです。

 「保育所を増やし保育予算充実を!」と、河合ようこ市議とともにずっと訴えてきましたが、今回の定員増はママ・パパたちの願いにこたえる一歩です。

 同時に、「定員増」や「分園」ばかりではいろんな問題もあります。みんなが安心して子どもを保育所に預けられるよう、ひきつづきがんばります。

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12年10月10日(水)

リリコとレイ(1)お産は甘くない!

 「レイ君が生まれた時な、すっごくドキドキして涙が出そうやったで。ちゃんと生まれてきてよかったね」…出産への立会いは、小学4年生の娘・リリコにとって、よっぽどの体験だったのでしょう。3ヶ月がたったいまも、時々思い出したように弟に話しかけています。

 私のほうも、正直いって、2人目のお産がこんなに大変だとは想像していませんでした。

 予定日を10日も過ぎ、陣痛が始まっても赤ちゃんの頭はいっこうに下りてこず、分娩室で押したり引っぱったりしてもらって、最後は力の限りふんばって、やっと出てきたのが4000c超の巨大児。「1人目だったら、自然分娩では無理だったねぇ」と先生や助産師さんはニッコリ。

 …はぁ〜そうだったんや。やっぱり、お産って甘くはありませんでした!

 *      *      *

 これまでの「リリコ日記」の続編として、お姉ちゃんになった「リリコ」と弟の「レイ君」をめぐるいろんなことを、また時々、綴っていきたいと思います〜♪ どうぞ、よろしくお願いします。

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12年10月 5日(金)

9月議会最終本会議 議案討論

 府議会9月定例会が、本日、閉会しました。

 消費税増税中止やオスプレイ反対などの世論と運動が広がるなかで開かれた府議会で、日本共産党は暮らしと営業、いのち、地方自治を守る立場で論戦。

 …私は産休から復帰した最初の議会でしたが、感じたのは、府民の声に背を向ける山田知事の姿です。

 「京都経済と暮らしを壊す、消費税増税と社会保障改悪中止の立場をあきらかにせよ」と私たちが求めたのに対し、知事は「消費税は福祉に反しない」「問題は使い方」と増税を容認。さらに、「大飯原発は止めるべき。今夏の電力需給実績でも大飯の再稼働がなくても電力は足りていたではないか」との追及に対しても、「(2030年代まで原発を容認する)政府戦略と同じ立場」「再生可能エネルギーは不安定」と、開き直り。

 …「大飯原発再稼働するな」という市民運動のみなさんから、一時は「山田知事がんばれ」の声まであがったのに、裏切りはひどいじゃないですか。

*           *  * 

 開会本会議では、党議員団を代表して議案討論に立ちました。

 「住宅耐震化の補助戸数追加」「通学路のガードレールなど安全対策」など府民の声にこたえる内容の補正予算案・議案には賛成するとともに、「植物園北山通活性化事業」「京都府国民健康保険調整交付金の交付に関する一部改正」条例、「府立少年自然の家条例一部改正」条例、契約案件「1級河川畑川総合開発工事請負契約変更の件」には反対しました。

 植物園北山通活性化事業費については、植物園北山通にカフェショップを整備(8000万円)するというもの。けれど、文教委員会でくりかえし質問したところ、実は議会や府民には知らせず、3箇所のカフェ募集を“トップダウン”で進めていたこと、計画の見通しがずさんであることなどが次々と明らかに。…そもそも公立植物園とは「生きた植物の博物館」であり、とりわけ、京都府立植物園は国際的にも知られた高い水準の技術をもつ府民の貴重な財産です。本来のあり方からはずれて「エンターテイメント性」ばかりを追求し、変質させるような計画には賛成できません。

 *詳しくは、党府議団HP・成宮まり子議案討論をご覧ください。

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12年9月18日(火)

京都府政の今日、公立高校「改革」について記者会見

 今日は、「京都府政の今日をどう見るか〜山田府政3期目を折り返して」と「高校教育と入試制度のあり方について府民的な論議をよびかけます」を日本共産党府議団として発表し、府政記者クラブで記者会見を行ないました。

 府政についての見解は、2010年知事選から2年あまりを経て、知事が「構造改革」や市町村合併、関西広域連合を推進する一方、府民の暮らしと地域経済には冷たく背を向けてきたことを批判し、「消費税増税」「原発再稼働」などで政府に追随、関西財界のねらう「道州制」へ道を開く、格差と競争の教育推進、トップダウンの手法〜などの問題を指摘。党議員団として、府民と共同して「原発ゼロ」「消費税増税反対」、府政転換にむけ全力をあげる決意を述べています。

 また、高校「改革」についての「よびかけ」は、府教育委員会が「京都市・乙訓地域公立高校教育制度に係る懇談会」の「まとめ」の方向での「見直し」を急ピッチで進めているもと、いまの方向では学力格差と受験競争の拡大が危惧されるなど大問題をはらんでいることについて、広く府民のみなさんに知らせ論議を呼びかけています。

 …ぜひ、みなさんに読んでいただきたいです!本文はこちら↓↓↓

 *京都府政の今日をどうみるか〜山田府政3期目を折り返して

 *高校教育・入試制度のあり方について府民的な論議をよびかけます

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12年7月11日(水)

7月5日、4022グラムの男の子を出産しました

 第2子出産のためお休みをいただいていましたが、7月5日、4022グラムの男の子を無事に出産しました。

 …予定日より10日も遅れ、しかも予想よりもだいぶ大きかった頭と肩がなかなか出なくて、我ながら大変なお産でした。が、赤ちゃんが元気でなにより!

 夫とともに出産に立ち会ったリリコは、「もう産まれる!っていうとき、ドキドキして涙が出そうやった。すっごく嬉しかった」とのこと。

 …ほんっと、「産まれる」って大変なことやねぇ。無事に産まれてきてくれた“リリコの弟くん”に、感激と感謝の気持ちでいっぱいです。

 折りしも、テレビのニュースやネット上で、そして病院の窓の外でも、「大飯原発再稼働ノー」「さよなら原発」の“大きな声”がとどろくなかでのこと。ひとりの親として、いのちを脅かすもののない世の中を、心から願わずにはいられません。

 新しい、小さな、おだやかな寝顔をながめつつ、いのちを守るために、多くのみなさんと手をたずさえていかなければ!と、あらためて胸に刻んでいます。

           *

Ps:民医連中央病院の先生方&スタッフのみなさん、たいへんお世話になり、本当にありがとうございました!

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12年5月19日(土)

第2子出産のため、しばらくお休みをいただきます

 成宮まり子は、このたび6月に“第2子”を出産することとなりました。

 …『リリコ日記』のリリコはもう小学4年生になるので、私にとっては10年ぶりの出産です。ちなみに京都府議会では「議員の出産」は初めての例となるとのこと。

 昨年の4月に、西京区から京都府会議員として送り出していただいて1年余り。議員としての勉強も住民の声を届ける活動やいろんな相談活動もまだまだ不十分なまま、さらに妊娠・出産でご迷惑をおかけすることには、まことに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 けれど、今後とも出産・子育てをしながら“府会議員”としての役割をしっかりと果たせるよう、全力を尽くしていきたいと考えています。

 出産予定日まであと1ヶ月少しとなり、これからしばらくお休みをいただきますが、どうか引き続きの応援をよろしくお願いいたします。

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12年5月 5日(土)

子どもたちに贈ろう!「原発ゼロ」の未来

 5月5日こどもの日。今夜、北海道の泊原発が定期点検に入り、全国すべての原発が停止されます。

 …国民の力がつくりだした画期的な一歩!いまこそ「安全無視の再稼働はごめん」「原発やめよう」の声をつなぎ、子どもたちに「原発ゼロの日本」を手渡すため力を合わせるとき!

 ところが野田政権は、大飯原発の再稼働へ暴走。経済産業省は4月23日に続き5月1日にも京都府庁を訪れ、再稼働への「説明」と「協力要請」を行ないました。しかし府側が示した疑問点〜「なぜ『新安全基準』を原子力安全委員会で確認しないのか」「再稼働が緊急に必要な理由は何か」「再生可能エネルギーを含めた中長期の電力政策の提示が必要では」にも、まともな答えはありません。

 そもそも政府による「再稼働のための新基準」には福島原発事故原因の究明も、まともな安全対策や避難計画も、安全対策の規制機関もありません。“安全ないないづくし”の再稼働押し付けは許されません!

 写真は4月23日の経済産業副大臣来庁への抗議アピール行動。さまざまな市民運動、団体・個人のみなさんと。

   *       *

 政府は「原発がなければ電力不足になる」と言いますが、これに対し、例えば環境エネルギー政策研究所(ISEP 飯田哲也所長)は「政府は電力需要を過大に見積もりすぎ」だと批判。昨年並みの節電や原発以外の発電設備の供給力を引き上げることなどで、ピーク時にも全国で16%以上の余裕を確保できると推計しています。それにそもそも、「電力供給のために安全は後回し」なんてとんでもない!と思います。

 民主党・野田政権がここまで原発再稼働をごり押しするのは、結局、「原発=基幹電源」なんだと固執し続ける財界・大企業(=原発利益共同体)の圧力に屈してしまっているからではないでしょうか。

 …いま起こっていることの正体は“財界言いなり政治”そのもの。この歪んだ政治構造を正し「原発ゼロの日本」へ歩み出すために大人ががんばらないと!と、あらためて胸に刻む「こどもの日」です。

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12年4月27日(金)

通学路の安全対策 総点検を!〜文教常任委

 亀岡市の小学校で起きた通学途中の交通事故。…幼い小学生と、妊婦のお母さんやお腹の赤ちゃんまで命を奪われるというあまりの悲惨さに、胸が痛みます。

 25日の府議会文教常任委員会では、この事故に関わって通学路の安全対策などについて質問しました。

 亀岡市立安詳小学校といえば、西京区から老ノ坂峠を越えてすぐのよく知っている校区です。あらためて、地元の立花たけ子党市議らにお聞きすると、住民からは「現場は国道の抜け道になり、スピードを出す車が多くて危険を感じる」との声が以前から相次いでいたこと、この数年で国道9号線を渡った地域が大規模に宅地開発され、そこから大勢の子ども(多くは転入生)が交通量の多い国道やガードレールのない府道を遠距離を歩いて通学し、安全のため保護者が集団登校に付き添わねばならない実態が明らかに…。

 そこで、こうした現状も紹介しながら、府教育委員会に対して、@まず被害にあった児童らへの対応のため、スクールカウンセラー配置など十分に行うこと、A府内の全通学路の安全対策総点検や、安全基準づくり(ガードレール設置や車両通行量規制など)を急ぐよう求めました。

 府教委からは、スクールカウンセラー 配置は現地の要請や必要に応じて柔軟に対応する、府として交通事故対策協議会を開くとともに通学路の総点検を府内全市町村教育委員会と公立学校長・園長に指示した、今回の事故と類似した通学路(分離歩道なし、交通量が多い、集団登校実施)の92箇所について緊急調査を行なっているとの答弁がありました。

 …危険な運転が許されないのはもちろんですが、そもそも通学路の安全対策は万全なのか?こんな悲しい事故を二度と繰り返さないために、京都市内や西京区内でも、お父さんお母さん、見守り隊ボランティアのみなさんとともに、通学路点検などとりくんでいかなければ、と思います。

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12年4月 3日(火)

放射性物質の拡散予測(SPEEDI)を京都府が公表

 福井県の原発群で放射能漏れ事故が起こった場合、京都府や琵琶湖の汚染はいったいどうなるのか?〜京都府は3月23日、ついに放射性物質の拡散について「SPEEDI」を使った予測結果を公表しました。

 京都府防災会議(平成24年3月開催)の「資料6」「資料7-1」「資料7-2」で見ることができます。 …これは党議員団がくりかえし公表を要求してきたものであり、私自身も昨年6月議会の一般質問で求めていました。

 1月から12月まで月ごとに、「出現頻度の高い風向き」による「ヨウ素」「セシウム137」についての拡散予測が出ていますが、「3月」には京都市右京区や西京区、府南部へと広範囲に拡散・汚染され、「1月」には滋賀県の琵琶湖もすっぽりと汚染地域に入ってしまいます。

 …考えるだけでも背筋が寒くなるデータです。これまで行政は「対策」を「10キロ、20キロ」などの「同心円」でとってきましたが、この「拡散予測」では、数十キロ離れた地域まで「避難」「屋内退避」の対象となり、何十万人という住民の安全や暮らしが脅かされるのです。

 昨日の参院予算委員会の井上さとし参院議員の質問(大飯原発再稼働問題)でもこのパネルが使われていましたが、こんな重大なデータがあるもとで、「大飯原発の再稼働」を京都や滋賀の地元合意もなく「政治判断」しょうとする野田政権は、絶対に許すわけにはいきません!

 原発事故後の「対策」の必要性を否定するわけではありませんが、本当に大切なのは、事故を起こす可能性のある危険な「原発依存」そのものをあらためる!ということではないでしょうか。

 …ようやく公表されたSPEEDIデータをまじまじと眺めながら、「原発撤退の決断」こそ政治に求められていることをあらためて痛感。

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12年4月 1日(日)

消費税増税、大飯原発再稼動〜世論はNO!

 一昨日、ついに民主党・野田政権は消費税増税法案を閣議決定し、国会に提出しました。国民の反対世論を押し切る暴挙は許せません!

 今日はその「消費税導入から23年目」の4月1日。衆院四区の吉田幸一候補、河合ようこ市議とともに、宣伝カーを走らせて西京区一円で訴え。党支部や後援会のみなさんも応援に駆けつけ、プラスターを持って賑やかに宣伝。

 消費税増税ストップ、大飯原発再稼動中止へ力をあわせましょう!との私たちの訴えに、スーパー前やバス停で多くの方々がビラを受け取り、足を止め、なかには拍手をしていただく姿も。

 ・・・野田政権が増税・再稼働にいくら前のめりになっても、国民世論は「NO!!」なんだということをあらためて実感する宣伝になりました。

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