トップ > 成まりブログ > 2018 >

18年12月20日(木)

府営住宅 どうなる!?管理業務民営化

「府営住宅の管理はどうなるの?」「管理者が民間会社になるの!?」…活動ニュース10/21付で、京都府が進めている府営住宅の管理業務民営化について書きましたが、その後、住民のみなさんから疑問や不安の声がいくつも寄せられています。

12月府議会代表質問(12/7)でこの問題をとりあげたところ、知事は「民間の施設管理ノウハウ導入によるサービス向上や運営効率化をめざす」と答弁。さらに、13日の環境・建設常任委員会では、すでに16の府営住宅を対象に指定管理者を募集し、選定審査会による審査で、鞄結}コミュニティーを候補にした、との報告がありました。★私の地元西京区では、「西境谷」「竹の里」「沓掛」が対象にされています。

その選定理由として、「6都府県16市、40契約の公営住宅の管理実績」「『高齢者等見守りサービス』や『24時間無料の健康相談ダイヤル』等が提案されている」「土曜も管理事務所窓口を開設」などとしていますが、けして「確約」されたものではありません。

さらに、府営住宅の自治会からは、「入居者には、さまざまな理由で民間賃貸に入れない方や社会的弱者も多い」「住民の個人情報が民間に渡ることになるのは不安」など批判や反対の声が寄せられています。

…そもそも、“住まい=基本的人権”であり、公営住宅とは住民の住まいの権利を保障する公的役割を持っているもの。それなのに、もうけを追求する株式会社などの民間企業にゆだねてしまうのは大きな問題があります。

さらに、府住宅審議会での議論もせず、お住まいのみなさんへの説明や合意もないままに、府が公的責任の放棄をどんどん進めるやり方は許されません。ひきつづき住民のみなさんの声を聞き、議会でも追及していかねばなりません。

ページの先頭へ

18年12月12日(水)

【リリコとレイ】28 生活発表会

保育園年長クラスになった息子のレイ。生活発表会は『ながれ星がはこんできたおはなし』…まだ地球ができたばかりの頃。おひさまが地上に落ちてきて、動物たちは「自分たちが昼と夜をあやつるんだ」と奪い合い、戦争になってしまいます。長くつらい戦争で、食べ物はなくなり、羽根や毛皮もぼろぼろに。

そんなある晩、今度はお月さまが落ちてきました。ながれ星から「お月さまは誰のものでもない。みんなでめんどうをみて」と託された動物たちは、月を空にかけるためにみんなで力をあわせます。おひさまで争った動物たちも“大切なこと”に気づき、みんなでおひさまとお月さまを大切にするようになった、というお話です。

ちょっとはずかしそうに「いのしし」を演じたレイは、終わってから開口一番、「せんそうあかんっておもったんやろ?」

私「えっ!?なんでそんなん思ったん?」

レイ「おはなしやから、ほんまのせんそうじゃないから、だいじょうぶやで」

…うーん、そうか。子どもたち一人ひとりも、“大切なこと”に気づいているようですね。

生活発表会って、保育園ってすごいなぁ!

ページの先頭へ

18年12月 9日(日)

成宮まり子代表質問A〜米軍基地、地域経済、災害対策

(12月府議会代表質問 続き)

★京丹後米軍基地、地位協定

【成宮】京丹後米軍レーダー基地設置からの4年。騒音被害や交通事故、ドクターヘリ不停波、基地拡張、新たに銃座付き監視塔や防護壁設置、移動式弾道シェルター配備計画、自衛隊特殊部隊200人が参加した共同訓練などの動きがあり、背景に、米国のアジア太平洋でのミサイル防衛戦略に京丹後基地を組み込む再編がある。日米地位協定の見直し、米軍基地は撤去すべき。

【知事】訓練や司令部等について説明を受けたが、特別の変化ではない。地位協定見直しは全国知事会を通じて働きかけていきたい。

【成宮】司令部改変はハワイを拠点にした米国の世界戦略だ。米軍や防衛省の言葉をうのみにするのでなく、不安を抱えている府民の立場で、抗議すべきだ。

【知事】向こうの言い分をそのまま聞いているのではない。司令系統については詳しく承知していないが、府民の安心安全を守る立場から厳しく対応したい。

★地域経済・中小企業支援

【成宮】府は、「道の駅」3か所にホテル世界最大手の米マリオットインターナショナルと積水ハウスによるホテル建設を呼び込む計画だが、伊根町では地元観光協会などが反対して中止になった。外からの大企業呼び込みでは利益が吸い上げられ、地域に回らない。計画は中止し、地元の中小企業・住民・NPOなどを主役にした循環型経済へ転換すべき。中小企業振興基本条例、住宅リフォーム・商店リニューアル助成を求める。

★災害復旧、被災者支援を

【成宮】災害対策について、@台風・豪雨による山林の倒木・土砂災害の復旧を急ぎ、2次災害を防ぐよう求める。A地震や台風での住宅被害の支援、府が独自の役割発揮を。

【知事】国・市町村と連携し、国に要望する。

ページの先頭へ

18年12月 8日(土)

成宮まり子代表質問@〜くらしと仕事、丸ごと支える京都府に

開会中の京都府議会12月議会で、7日、日本共産党議員団から成宮まり子が代表質問に立ちました。

いま、くらしも地域も壊す安倍政権の下、京都府には“府民のくらしを丸ごと応援する役割”が求められます。そこで、日本共産党として、消費税増税中止とともに、7つの問題(高齢者支援、国保/地域経済・中小企業/雇用/子育て/災害対策/自治体のあり方/米軍基地・地位協定)について提案し、知事の姿勢をうかがいます。

★高齢者を支え、国保料引き下げを

【成宮】議員団で集めてきた「高齢者くらしアンケート」に寄せられた高齢者の貧困、介護が受けられない実態は深刻だ。介護保険のこれ以上の改悪中止、老人福祉法にもとづき自治体の高齢者支援をつよめ、国保料を引き下げるべきべきだ。府は、先日の国保運営協議会で「来年度の国保料は増加する見込み」と報告したが、これまで国保を都道府県化すれば国保料は下がると言ってきたのではなかったか。国に公費負担1兆円増額を求め、府としても一般会計から繰り入れ、保険料引き下げにふみだすべきではないか。

【知事】国には増額を求めている。国保料の決定は市町村。府もギリギリのところでやっている。

【成宮】北陸新幹線延伸や山陰新幹線まで、莫大な税金を投入しようというのに、命のセーフティネットである国保には入れないというのでは、命を守る自治体の役割が果たせない。

★誰もが安心して働き続けられる京都府条例を

【成宮】京都府では非正規労働者が増えて比率が全国ワースト2位で、一方、「過労死」ライン、違法な長時間労働も蔓延。日本共産党は、違法な長時間労働をなくす、最低賃金時給 1500円めざす中小企業支援、非正規を正規雇用へ転換、ハラスメント防止などを含む「誰もが安心して働き続けられる府条例」を提案する。

【知事】すでに規定してとりくんでおり、改めて条例は必要ない。

【成宮】働き方がどんどん悪化し、若い世代が非正規・貧困に落ち込む現状がある。府としてふみこんだ総合的対策が必要ではないのか。知事はこのままでよいと思っておられるのか。

【知事】現状でいいとは考えていない。現場の声を把握して具体的政策を指示したい。

【成宮】では、私たちの具体的な5点の提案も、真剣に検討していただきたい。

★なんでも民営化!?公の役割はたすべき

【成宮】国会では自民・公明安倍政権と維新が水道民営化法を強行し、多くの不安の声が寄せられている。世界の流れは「民営化の失敗➝再公営化」だ。自治体の仕事を縮小し、民間企業の“もうけの場”とする政府の下、京都府も「京都スタジアム」の運営権や、府営住宅管理の民間委託、府立歴彩館(資料館)への指定管理者制度、「京都子ども会館」など府立の文化施設の廃止・移管など進めているが、中止すべきだ。

★子育て応援、子どもの最善の利益を

【成宮】子育て丸ごと応援の京都へ、@中学卒業まで医療費無料化、A全員制の温かい中学校給食実施の支援、B給付制奨学金の創設を求める。また、児童虐待防止強化が必要だが、福知山児童相談所・一時保護所が1年余も閉鎖されるとは保護児童へのケアや対応の後退ではないか。

【知事】医療費は市町村と協議中であり年内にとりまとめたい。中学校給食は市町村の判断。給付型奨学金は国制度が拡充される。福知山児童相談所の一時保護所は、閉鎖中は京都市内や児童養護施設、里親で受け入れる。

【成宮】これまでから一時保護所が足りない実態であり、さらに1年余も北部に保護所がないのでは、子どもにも職員にも大きな負担だ。子どもの最善の利益保障のため、現地に保護所確保、職員体制拡充を。  (続く)

ページの先頭へ