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18年12月 8日(土)

成宮まり子代表質問@〜くらしと仕事、丸ごと支える京都府に2018

開会中の京都府議会12月議会で、7日、日本共産党議員団から成宮まり子が代表質問に立ちました。

いま、くらしも地域も壊す安倍政権の下、京都府には“府民のくらしを丸ごと応援する役割”が求められます。そこで、日本共産党として、消費税増税中止とともに、7つの問題(高齢者支援、国保/地域経済・中小企業/雇用/子育て/災害対策/自治体のあり方/米軍基地・地位協定)について提案し、知事の姿勢をうかがいます。

★高齢者を支え、国保料引き下げを

【成宮】議員団で集めてきた「高齢者くらしアンケート」に寄せられた高齢者の貧困、介護が受けられない実態は深刻だ。介護保険のこれ以上の改悪中止、老人福祉法にもとづき自治体の高齢者支援をつよめ、国保料を引き下げるべきべきだ。府は、先日の国保運営協議会で「来年度の国保料は増加する見込み」と報告したが、これまで国保を都道府県化すれば国保料は下がると言ってきたのではなかったか。国に公費負担1兆円増額を求め、府としても一般会計から繰り入れ、保険料引き下げにふみだすべきではないか。

【知事】国には増額を求めている。国保料の決定は市町村。府もギリギリのところでやっている。

【成宮】北陸新幹線延伸や山陰新幹線まで、莫大な税金を投入しようというのに、命のセーフティネットである国保には入れないというのでは、命を守る自治体の役割が果たせない。

★誰もが安心して働き続けられる京都府条例を

【成宮】京都府では非正規労働者が増えて比率が全国ワースト2位で、一方、「過労死」ライン、違法な長時間労働も蔓延。日本共産党は、違法な長時間労働をなくす、最低賃金時給 1500円めざす中小企業支援、非正規を正規雇用へ転換、ハラスメント防止などを含む「誰もが安心して働き続けられる府条例」を提案する。

【知事】すでに規定してとりくんでおり、改めて条例は必要ない。

【成宮】働き方がどんどん悪化し、若い世代が非正規・貧困に落ち込む現状がある。府としてふみこんだ総合的対策が必要ではないのか。知事はこのままでよいと思っておられるのか。

【知事】現状でいいとは考えていない。現場の声を把握して具体的政策を指示したい。

【成宮】では、私たちの具体的な5点の提案も、真剣に検討していただきたい。

★なんでも民営化!?公の役割はたすべき

【成宮】国会では自民・公明安倍政権と維新が水道民営化法を強行し、多くの不安の声が寄せられている。世界の流れは「民営化の失敗➝再公営化」だ。自治体の仕事を縮小し、民間企業の“もうけの場”とする政府の下、京都府も「京都スタジアム」の運営権や、府営住宅管理の民間委託、府立歴彩館(資料館)への指定管理者制度、「京都子ども会館」など府立の文化施設の廃止・移管など進めているが、中止すべきだ。

★子育て応援、子どもの最善の利益を

【成宮】子育て丸ごと応援の京都へ、@中学卒業まで医療費無料化、A全員制の温かい中学校給食実施の支援、B給付制奨学金の創設を求める。また、児童虐待防止強化が必要だが、福知山児童相談所・一時保護所が1年余も閉鎖されるとは保護児童へのケアや対応の後退ではないか。

【知事】医療費は市町村と協議中であり年内にとりまとめたい。中学校給食は市町村の判断。給付型奨学金は国制度が拡充される。福知山児童相談所の一時保護所は、閉鎖中は京都市内や児童養護施設、里親で受け入れる。

【成宮】これまでから一時保護所が足りない実態であり、さらに1年余も北部に保護所がないのでは、子どもにも職員にも大きな負担だ。子どもの最善の利益保障のため、現地に保護所確保、職員体制拡充を。  (続く)

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