16年7月14日(木)
鴨沂高校「仮校舎」〜雨漏り、エアコンストップの対策急いで2016
参院選のため、「休会」になっていた府議会が11日に再開され、常任委員会・特別委員会で、府立高校の教育条件や、高齢者の交通安全・「足」の支援について、質疑しました。
文化・教育常任委員会では、府立鴨沂高校の教育環境について質疑。
現在、建替え工事のため全校が「仮校舎」に移転中ですが、土壌汚染などが見つかり、工事が2年間も延長されることになりました。
ところが、生徒たちが学んでいる「仮校舎」は、産大付属校が老朽化で使用しなくなったものをそのまま使っていて、「エアコンが止まってしまった」「雨漏りがひどい」「水道から赤さび水が出る」などの声が寄せられるなど、深刻です。
私は、「工事の延長で、生徒たちは仮校舎で3年近くを過ごすことになる。応急対策だけではなく、教育条件を保障するためにも、いまの時点で老朽化を総点検し、生徒・保護者・教職員の要望をきいて対処すべき」と追及しました。府教委は「仮校舎でも、教育条件保障は重要。対応を検討したい」と答えました。
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暮らしの安心・安全対策特別委員会では、高齢者の交通安全対策、運転免許証自主返納について質疑しました。
地域でお聞きすると、高齢者の多くが「運転は不安だが、免許を返してしまったら日常の移動に困る」と感じておられることを紹介し、移動の支援を求めました。兵庫県では、運転免許を返納した高齢者に、民間バス会社と連携して「路線バス半額割引」など、支援を継続。京都府でも、公共交通・「足」の確保とむすんだ支援をつよめるよう提案しました。府担当者は 「免許返納と交通支援の組み合わせは必要と考えている。検討していきたい」と答えました。
…高齢者の交通権・「足」の確保には、バスなど公共交通それ自身の充実、「敬老乗車証」など様々な問題が関係しますが、ひきつづき、地元の皆さんの声・運動とむすんでとりあげていきたいと思います。