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15年7月 8日(水)

スタジアム建設予算は撤回し、計画見直しを2015

京都府は、亀岡市に計画している専用球技場について、6月議会に実施設計費2億円と建設予算154億円(債務負担行為)を提案してきました。

私は、所属する文化・教育常任委員会で、「府の公共事業評価第三者委員会でも、環境保全や治水対策など疑問や批判が出され、『事業は了承するが、本体工事の判断は見送り、再検討』とされている。建設予算提案は許されない」と追及。さらに、今回採用される「デザインビルド方式」については、設計・工事が“業者丸投げ”となり、工事内容のチェックが効かず、事業費が膨張する危険性など、公共事業のあり方としても大問題だと厳しく批判してきました(下記)。

ところが、自民、公明、民主、維新は、委員会でも本会議でも、賛成多数により予算を強行してしまいました。許せません!・・・「何が何でも建設ありき」でなく、府民や専門家の意見に耳を傾け、計画は白紙から見直すべきではないでしょうか。

*最終本会議で議案討論に立ちました。

★スタジアム建設は「了承」されていない!

  • 公共事業評価“異例の先送り”…府の公共事業の是非を判断する公共事業評価第三者委員会(6月9日)は、「アユモドキ保全のデータが不確定」「治水対策の専門家を入れた議論がいる」などの意見が相次ぎ、「事業のスタートは認めるが、本体工事については、次回に再評価する」と、建設工事の是非は結論先送りにされた。
  • 今夏の実証実験後に見直しを…22回にわたった環境保全専門家会議は、「この夏にアユモドキの保全について実証実験を行ない、結果により計画を見直す」としている。
  • 「建設見直し」意見書ぞくぞく…日本魚類学会や世界自然保護基金・ジャパンなどの環境団体、京都弁護士会などが、環境や治水対策を懸念する意見書を知事宛てに送付。
  • 住民説明もなし、裁判に発展…隣接する亀岡駅北開発とともに住民の反対が広がり、住民訴訟に発展している。

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