15年2月24日(火)
子どもの貧困対策ただす―2月府議会一般質問@2015
京都府議会2月議会で、一般質問に立ち(23日)、@子どもの貧困対策、A都市農業の振興について知事の姿勢をただしました。
消費税増税や「アベノミクス」で格差と貧困が広がり、「子どもの貧困率」は過去最悪の16・3%(6人に1人)に。対策は待ったなしです。
私は「安倍政権が『対策大綱』に入れなかった、医療費無料化、中学校給食、就学援助の拡充、給付型の奨学金、貧困削減の数値目標も含め、京都府がとりくみを進めるべき」と知事の姿勢をただしました。 「子ども4人を食べさせるのに必死。部活や進学をあきらめさせ、とてもつらかった」(西京区の母子家庭)の声や、京都市の「ひとり親家庭実態調査」でも、行政への要望の一番は「経済的援助」であることに触れ、国による生活保護引き下げ撤回、就学援助拡充など求めました。
★中学卒業まで医療費無料化を…「子ども2人がアトピーで、医療費は月に6〜8千円。『1人3000円まで自己負担』では負担は小さくない」とお母さんの声。一方、群馬県では県として中学卒業まで無料化して5年、医師も認める効果が広がっています。「子どもが3歳になり負担の重さに親がため息をついてしまう京都とは大違い。中学卒業まで自己負担なし、窓口完全無料化を」とつよく求めました。
★中学校でも完全給食を…給食がなければ学校での食事さえ家庭事情に左右されてしまいます。八幡市では「中学生への昼食調査」を行なったところ、「家で作った弁当を週1度も持ってこない」「作ってもらえない」「弁当がない日は昼食を食べない」との回答があり、市民運動も広がるなか、再来年から中学校給食が実施されることに。中学校給食実施率は全国平均77.1%で、京都府は29.4%でワースト3位。1番下の大阪府は、5年間かけて市町村に対し、調理室改修や食器購入などへの支援を進めています。「ワースト3」の京都府の姿勢が問われます。 他、高校・大学への進学保障のため、給付制奨学金や私立高校授業料無償化拡充、子どもの貧困削減目標を持つべきと、求めました。