成まりブログ2013年09月
13年9月29日(日)
リリコとレイ(7)今度は、結膜炎…001r)リリコとレイ 2013
13年9月21日(土)
9月府議会代表質問A〜原発問題、イオンモール桂川2013
〈代表質問つづき〉
★福島原発は非常事態。原発再稼働やめよ
続いて、大量の汚染水漏れが大問題になっている福島第一原発について、知事は「非常事態」との認識に立つのかどうかを質問。またそのもとで、原発が全国一集中する福井県に隣接する京都府の知事として、「府民のいのちと安全を守るためには原発再稼働はやめるべき」という考えにはまだ至らないのか、と追及しました。
知事は「福島の事故は国において…」「再稼働の判断は原子力規制委員会において…」と答弁し、自らの認識や考えはまったく語らず。…これでは、府民の願いにこたえられません。
★「イオンモール桂川」出店 商店街への影響調査を
最後に、西京区に隣接するキリンビール工場跡地(南区/向日市)に出店が計画されている「イオンモール桂川」について質問。小売店舗面積が5.3万u、専門店約200店とされ、府内最大規模の店舗となる予定であり、おまけに営業時間は早朝7時から深夜0時まで。…「営業に深刻な影響を受ける」「住環境悪化や交通渋滞が心配」「身近な商店街が寂れれば“買い物難民”になる」などの声が、周辺商店街や住民のみなさんから寄せられているもとで、私は、少なくとも府が今回の出店計画について、商業を含む影響調査をやるべきではないかと質しました。
同時に、京都府が京都市とともに、この地域を国の「都市再生緊急整備地域」に申請し、まちづくり条例などの規制を受けない「大企業呼び込み型」の開発を推進してきた経過を指摘。「大企業のもうけばかり優先し、住民がおきざりにされているではないか」と追及。
知事は「大規模店になる予定で、周辺地域への影響は大きい」と認め、そのうえで「イオンに対し、乙訓2市1町の首長らとともに申し入れを行なってきた」「イオンに対し、地域経済への貢献や配慮を徹底的に求めたい」と答弁。
私は、この間の大型店出店ラッシュにより実際に商店街が姿を消して「買い物難民」が深刻になっているのであり、その実態をふまえ、少なくとも今回の計画について影響調査をすべき、と再度求めたところです。
* * *
…質問を終えて感じるのは、米軍レーダー基地建設とオスプレイ訓練拡散、消費税増税と社会保障改悪など、府民のみなさんの一番の不安や心配事に関し、山田知事が、安倍政権の暴走政治と一体になって推進する“悪い役割”を果たしている姿が浮き彫りになったということです。
同時に、福島原発や再稼働についても「自らの見解」を言わない。知事を「言えなく」しているのは、府民の世論や運動と、悪政とのせめぎあいの到達点なのかな、と感じます。
…安倍政権の暴走に「追随」し「一体推進」の府政を変えるためにも、府民的な運動をもっともっとつよめていかねばなりません。
13年9月20日(金)
9月府議会代表質問@〜米軍レーダー基地、社会保障改悪2013
17日に開会した京都府議会9月議会。昨日・今日と知事に対する代表質問が行われ、日本共産党議員団から私と前窪団長が質問に立ちました。
* * *
★米軍基地「受け入れ」撤回せよ
私はまず、山田知事が昨日の自民党議員の質問への答弁で、京丹後市への米軍レーダー基地建設「受け入れ」を表明したことに対し、厳しく抗議し撤回を求めました。
計画が発表されて以来の半年間、「防衛省の説明を聞けば聞くほど米軍基地はいらない」という京丹後市民の声は高まるばかりであり、府民全体からは3万筆をこえる反対署名が寄せられています。
私は「『地元の意向』と言うが、判断にあたり地元住民の声を聞いたのか。また『地元』は府民全体であり、府民説明会も開かずに『合意が得られた』などとなぜ言えるのか」と追及。知事は「京丹後市長と議員の意見で判断」と言うだけです。
さらに、山田知事もメンバーである関西広域連合が「オスプレイの訓練を全国へ拡散せよ」と国に要請したことについて質したところ、知事は「沖縄の負担軽減のため」「自分さえ良ければという立場でない」などと、関西広域連合と同じ意見・立場を表明しました。
私は、沖縄からも「負担軽減にならない」と声があがっていることを指摘。「憲法解釈を変え集団的自衛権行使をすすめる安倍政権と一体に、米軍基地と訓練の拡散・強化をすすめるというのは“アメリカとともに戦争する国”への道であり、絶対に許されるものではない」ときびしく指摘。米軍基地建設を許さないため、府民とともにたたかい抜く決意を述べました。
★消費税増税、社会保障改悪への協力やめよ
次に、政府が消費税増税と社会保障の全面改悪を「一体的」に強行しようとしている問題について、知事の姿勢を質しました。この間、山田知事は全国知事会長として「国と地方の協議の場」を求め、消費税増税分の地方配分を増やす代わりに、消費税増税と社会保障改悪について「必要性を地方の側からも訴えていきたい」などと発言し、国と一緒に推進。あわせて、国保料の大幅値上げにつながる「国保の都道府県一元化」も推し進めてきており、責任は重大です。
また、8月からの生活保護基準の切り下げが強行され、実際に母子家庭などで「子どもの貧困」「貧困の連鎖」につながる実態が起こっていることに触れ、生活保護制度の改悪に、反対の声を上げるべきと迫りました。
〈つづく〉
13年9月18日(水)
台風18号被害の現場へ〜被災業者への支援が必要2013
15日深夜から16日にかけて京都を襲った台風18号により、西京区にも大きな被害が出ています。
16日未明の「特別警戒警報」と西京区内にも出された「避難指示」。夜明けを待ち、まずは水位が急上昇している桂川岸を嵐山方面へ向かいました。
朝8時頃には桂川・渡月橋付近の水位は6.38mと危険水位を大きく超え、渡月小橋や中ノ島一帯がかなりの浸水。旅館の宿泊客がボートで避難する場面に遭遇し、現場は床上浸水1m近くになっていますが、これ以上は立ち入れません。
日本共産党西地区委員会や支部、河合市議と連絡を取り合いながら「党西京区台風災害対策本部」を立ち上げ、松尾学区へ。つみき保育園周辺、「川よし」、松尾大社下のもずめ街道でも側溝が溢れ道路が冠水。消防団の方が側溝の流木などを取り除くため必死で奮闘されますが、なかなか…。
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続いて、「避難指示」が出た嵐山東、松尾、桂川学区の避難所を訪ねました。松尾小学校では、赤ちゃん連れのママから「授乳室がほしい」との声⇒自治連の役員さんらに伝え、さっそく準備していただきました。ありがとうございます!
9時、桂川上流にある日吉ダムが決壊防止のため「緊急放水」方針を発表。桂川下流の現状もふまえ、党府議団は「放水やむなしとしても、これ以上の溢水で被害が広がることの無いよう、慎重にやるべき」と府に要請。その後、緊急放水は正午から開始され、桂川沿いをまわって復旧作業中の方々に注意を呼びかけました。
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いったん西京事務所に戻り、もずめ街道の消防署前と川島三重町でマンホールから水が激しく吹き出している現場へ。住民から「いつ止まるのか」の声⇒土木事務所と下水道局に確認すると「雨水を溜める呑龍トンネルが満杯。桂川の水量が多く放水できないため溢れてしまっている」とのことで、一刻も早く復旧をと要請(⇒17・18日に復旧工事が行われました)。
さらに消防署からは、大原野、外畑、松陽、その他各地で側溝の溢水や土砂災害があるとの情報をいただきました。
水が引いた午後からは、再び嵐山の渡月橋・中ノ島周辺の旅館・飲食店に聞き取り。
H旅館「床上浸水で、畳も家具も泥だらけ。泥出しだけで大変で、しばらくはすべてキャンセル。いつ営業再開できるか…」、T旅館「宿泊客にボートを手配して京都駅まで送り届けた。地下の機械室・ボイラーや調理場が浸水し、自動車数台も被害。観光シーズンだが再開は未定」、スナックS「泥水がじゅうたんに入り営業できない。住居も床上浸水で年寄りがいるので避難している。こんなことは何十年もなかった。店をどうするか…」
17・18日も中ノ島地区へ。
飲食店からは「すぐにボランティアに来てもらい助かっている。しかし現地窓口や、物騒なので夜間の警戒体制をとってほしい」、「冷蔵庫や自販機も水で流されダメになった。いまは清掃で手一杯」、「片付けで罹災証明の申請にも行けない。役所が現地に来てできるようにしてほしい」などの声。さっそく行政に伝え、要望しました。
…やはり深刻なのは、床上浸水で畳や機械、調理場などが被害を受けている旅館や飲食店など中小業者の方々です。営業再開への支援や被害補償などをつよく求めていかねばなりません。