13年3月21日(木)
文教委:特別支援教育の充実を求める請願2013
府議会の文教常任委員会で、「特別支援教育の充実を求める請願」について、採択を求めて論戦しました。
特別支援学級や学校に通う子どもをもつお母さん方が先生方から提出された請願は、@特別支援学級の編成基準を6名以下にするなどして教員体制を充実すること、A高校段階での発達障害等の生徒の教育・進路保障を、B医療的ケアの必要な子どもの教育保障のため、寄宿舎・スクールバスに看護師配置を、C向日ヶ丘、与謝の海の支援学校の全面改築、などを求めたもの。
ハンディーのある子どもたちにも教育条件を保障するのは当然のことですす。とりわけ、「痰の吸引」など医療的ケアが必要な子にも「寄宿舎で友達同士が生活し育ち合う経験や、スクールバスに乗せてあげたい」「わが子の新たな成長を見て、困難があってもまたがんばれる」という親御さんの願いは切実。看護師配置などでその条件が生まれるのですから、ぜひ教育委員会は実現すべきです。
ところが、こうした切実な請願に与党会派(自民、民主)は冷たく背を向けて、請願を「不採択」にしてしまいました。
「医療的ケアのいる子を入れたら危険だ」「改築・整備はもうやっている」なんて言うのですが、だからこそ「看護師配置」を求めているのだし、だいたい向ヶ丘支援学校などの老朽化した現場を一回でも見たことがあるのでしょうか!?
…請願は「否決」とされましたが、今後もみなさんと一緒に運動と世論をもっと広げ、切実な願いを実現させていかねばなりません!