13年1月20日(日)
「文化の仕事づくりを!」KBSテレビで討論2013
府議会テレビ常任委員会で、「文化力による京都の活性化」というテーマで討論しました(20・21日KBSで放映)。
私は、東寺や知恩院など歴史的な木造建築に使われてきた「和釘」(←写真)を紹介しつつ、「府は文化財修復の仕事を、府外のゼネコンに出しているけれど、ゼネコンが使うのはもっぱら海外生産のネジ釘です。一方で、鍛治屋さんがたたくこの『和釘』のような伝統技術を受け継いできた京都の職人さんは門前払い。これでは国宝の文化財も守れなくなってしまいかねません」として、京都でこそ文化財を守る技術を継承する職人を育てる観点がいる、と求めました。
また、学校で演劇・音楽などに触れる鑑賞・体験教室を、すべての小中学校でせめて年1回は実施できるよう支援の拡充を求め、「文化は人間らしく生きるために欠かせない。誰もが文化芸術の受け手にも作り手にもなれるよう保障する行政の姿勢が重要」と強調しました。
不況のもと、西陣・清水焼などの伝統文化も、芸術大学を出た若手作家も、文化の仕事は大変になっています。…私は、「府として文化財修復や学校公演など、“文化の仕事づくり”という観点で支援策の具体化を」と要求。
また、府が推進する「北山文化環境ゾーン」の新総合資料館については、「どんな設計でどういう費用がいるのか、全体像が府民に知らされないまま『3年間で82億円』という借金計画だけが先の12月議会に提案されたが、こうしたやり方では理解は得られない。府民の意見をしっかり聞いていくべき」と指摘しました。
…府議会のホームページでもご覧になれます。ぜひ、ご覧下さい。