12年12月18日(火)
一般質問で「いじめ」問題、文化芸術支援2012
昨日から再開された府議会12月定例会。今日は、本会議で一般質問に立ち、「いじめ」問題の解決と、文化芸術支援について質問しました。
「いじめ」問題では、文科省が昨秋おこなった緊急調査でも、京都府内で8700件を超える「いじめ」が認知・報告されており、解決はまったなしです。
私は、党中央委員会が発表した「いじめ提言」も紹介しつつ、私自身が多くの教職員や保護者のみなさんからききとった内容もふまえ、「いじめ」が隠されたり対応が後回しにされる事を繰り返してはならない。子どもの命と安全を最優先にした実態把握と対策を、A「いじめ」を子どもたちとともに解決してきた現場教職員の豊かな実践に学び、教訓を生かすべき、B「いじめ」解決のためにも、教職員が「忙しすぎて子どもと向き合う時間がない」状態の改善、「30人学級」を小中高すべての学年で実施せよ、C国連子どもの権利委員会の勧告に耳を傾け、いじめ・不登校などの背景にある「極度の競争的教育」こそ見直すべき、と求めました。
また、府が策定する「こころの文化・未来創造ビジョン」に関わって、「演劇・音楽などの文化芸術鑑賞体験を、全学校でせめて年1回は実施し、すべての子どもたちが“ほんもの”に触れられるよう、府の支援を思い切って拡充すべき」と求めました。府立文化芸術会館や府民ホールなどの施設と技術職員の役割発揮についても知事の見解をただしました。
*全文はこちら→12月議会一般質問 成宮まり子
「学校の先生って、ほんまにすごい!」…質問準備にあたり、多くの教職員・保護者にお話を聞いた一番の感想です。
クラスの数十人の子どもたちは、1人ひとりちがう顔と名前を持ち、生きている。「いじめ」やどんな困難に対しても、その“子どもの文脈〜生活と人生”のなかで“丸ごと”とらえて向き合い、一緒に克服していこうと決意する。それらの実践の総体が、子どもの人間としての成長と人格の完成へとつながっていく。
…当たり前のようだけれど、当たり前でない。“先生のしごと”とは、本当に大変なものですね。
だからこそ、現場の先生が「子どものつぶやきに耳を傾ける」ことを本当に“一番のしごと”とできるように、教育行政の役割がするどく問われているのだと思います。
そして、「いじめ」をなくすためにも、いまこそ「国連子どもの権利条約」の委員会勧告に耳を傾け、日本の競争教育の見直しを!
…参院選に向けても、おおいに訴えていかなければと思います。