12年10月 5日(金)
9月議会最終本会議 議案討論2012
府議会9月定例会が、本日、閉会しました。
消費税増税中止やオスプレイ反対などの世論と運動が広がるなかで開かれた府議会で、日本共産党は暮らしと営業、いのち、地方自治を守る立場で論戦。
…私は産休から復帰した最初の議会でしたが、感じたのは、府民の声に背を向ける山田知事の姿です。
「京都経済と暮らしを壊す、消費税増税と社会保障改悪中止の立場をあきらかにせよ」と私たちが求めたのに対し、知事は「消費税は福祉に反しない」「問題は使い方」と増税を容認。さらに、「大飯原発は止めるべき。今夏の電力需給実績でも大飯の再稼働がなくても電力は足りていたではないか」との追及に対しても、「(2030年代まで原発を容認する)政府戦略と同じ立場」「再生可能エネルギーは不安定」と、開き直り。
…「大飯原発再稼働するな」という市民運動のみなさんから、一時は「山田知事がんばれ」の声まであがったのに、裏切りはひどいじゃないですか。
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開会本会議では、党議員団を代表して議案討論に立ちました。
「住宅耐震化の補助戸数追加」「通学路のガードレールなど安全対策」など府民の声にこたえる内容の補正予算案・議案には賛成するとともに、「植物園北山通活性化事業」「京都府国民健康保険調整交付金の交付に関する一部改正」条例、「府立少年自然の家条例一部改正」条例、契約案件「1級河川畑川総合開発工事請負契約変更の件」には反対しました。
植物園北山通活性化事業費については、植物園北山通にカフェショップを整備(8000万円)するというもの。けれど、文教委員会でくりかえし質問したところ、実は議会や府民には知らせず、3箇所のカフェ募集を“トップダウン”で進めていたこと、計画の見通しがずさんであることなどが次々と明らかに。…そもそも公立植物園とは「生きた植物の博物館」であり、とりわけ、京都府立植物園は国際的にも知られた高い水準の技術をもつ府民の貴重な財産です。本来のあり方からはずれて「エンターテイメント性」ばかりを追求し、変質させるような計画には賛成できません。
*詳しくは、党府議団HP・成宮まり子議案討論をご覧ください。