12年4月27日(金)
通学路の安全対策 総点検を!〜文教常任委2012
亀岡市の小学校で起きた通学途中の交通事故。…幼い小学生と、妊婦のお母さんやお腹の赤ちゃんまで命を奪われるというあまりの悲惨さに、胸が痛みます。
25日の府議会文教常任委員会では、この事故に関わって通学路の安全対策などについて質問しました。
亀岡市立安詳小学校といえば、西京区から老ノ坂峠を越えてすぐのよく知っている校区です。あらためて、地元の立花たけ子党市議らにお聞きすると、住民からは「現場は国道の抜け道になり、スピードを出す車が多くて危険を感じる」との声が以前から相次いでいたこと、この数年で国道9号線を渡った地域が大規模に宅地開発され、そこから大勢の子ども(多くは転入生)が交通量の多い国道やガードレールのない府道を遠距離を歩いて通学し、安全のため保護者が集団登校に付き添わねばならない実態が明らかに…。
そこで、こうした現状も紹介しながら、府教育委員会に対して、@まず被害にあった児童らへの対応のため、スクールカウンセラー配置など十分に行うこと、A府内の全通学路の安全対策総点検や、安全基準づくり(ガードレール設置や車両通行量規制など)を急ぐよう求めました。
府教委からは、スクールカウンセラー 配置は現地の要請や必要に応じて柔軟に対応する、府として交通事故対策協議会を開くとともに通学路の総点検を府内全市町村教育委員会と公立学校長・園長に指示した、今回の事故と類似した通学路(分離歩道なし、交通量が多い、集団登校実施)の92箇所について緊急調査を行なっているとの答弁がありました。
…危険な運転が許されないのはもちろんですが、そもそも通学路の安全対策は万全なのか?こんな悲しい事故を二度と繰り返さないために、京都市内や西京区内でも、お父さんお母さん、見守り隊ボランティアのみなさんとともに、通学路点検などとりくんでいかなければ、と思います。