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12年3月24日(土)
震災がれき処理の問題が大きくクローズアップされています。
京都府議会2月定例議会では、自民・民主・公明から「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議(案)」が提案され、日本共産党議員団も賛成して、全会一致で可決されました。
この問題をめぐって、党議員団の基本的な考えと対応についての「見解」を発表(3月23日)しましたので、ぜひお読み下さい。
★府議団HP→「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」について
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「見解」を読んでも、「がれき受け入れ」の合理性が理解できません。
府議団は、復興ビジネスのために、公費と化石燃料を浪費して廃材の運搬焼却に賛成して「被災者のため」になると考えてるんでしょうか。
将来のために、山積みになった「木質バイオマス」の活用を進めるのが一番の復興支援です。(震災がなくても必要な研究です)
がれきの保管地に「借地料」を払って、被災者の生活に当ててもらうほうがよほど有効のはず。
誰も考えつかんか・・? という疑問です。
投稿者: meisinn | 2012年03月31日 21:19
こんにちは。昨年、ご自宅の内装をさせていただいた大工の清水です。その節はお世話になりました。
本日は、京都府議会「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」について、お手紙させていただきます。
まず、「広域処理」について共産党議員団が賛成されたことを非常に残念に思います。ぼくは、あたりまえのような前提となっている「広域処理」自体が疑問です。国、宮城県議会議長の他に地元の誰が「広域処理」を望んでいるのでしょうか?「広域処理」で利益を得る一部の人間たちのほかに誰が望んでいるのか、いたら教えてください。
こういう意見があるのをご存知ですか?
陸前高田・戸羽市長「陸前高田市内にがれき処理専門のプラントを作れば、自分たちの判断で今の何倍ものスピードで処理ができると考え、そのことを県に相談したら、門前払いのような形で断られました」
岩泉町の伊達勝身町長「現場からは納得できないことが多々ある。がれき処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。もともと使ってない土地が現地にはいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか」
南相馬市長「がれきは復興の貴重な財産。護岸工事に使いたいが不足しているので 宮城から運んできたいと相談したら、放射線量が不明だから動かせない といったのは官僚」
環境総合研・池田副所長「がれきは津波被害を受けた沿岸部に積まれるケースが 多いが、そこに街を再建するかはまだ決まっていない。高台移転には、沿岸部 のがれきは全く障害にならない。がれきが復興の妨げになっているかのような 論調は、国民に情緒的な圧力を加えているだけだ。被災地に何度も足を運んでいるが、『瓦礫があるから復興が進まない』という話しは聞かない。被災地では住宅再建や雇用の確保、原発事故の補償を求める声が圧倒的だ」
本当に「広域処理」が復興の遅れになっているのでしょうか?
東北3県のがれき推計量は、約2,247万トン(岩手県約449万トン、宮城県約1,570万トン、福島県約225万トン)であり、これは阪神・淡路大震災の1.6倍。(環境省の推計)そして瓦礫のほとんどは仮置き場へすでに搬入済みである。市街地はほとんど更地になっている。(個人的意見をいうと、津波で流された市街地を復興させること自体、疑問があるが、それはさておき)政府が30億円かけて新聞広告に載せたような瓦礫の山が、復興のさまたげになっているという、決議に賛成すること自体、プロパガンダに乗せられていませんか?
瓦礫総量のうち広域処理(希望量)は 401万トン 、総量の1/6〜1/5。(ちなみに阪神のときは、震災瓦礫を兵庫県でほとんど処理をした。)
なぜ、これだけの量を輸送費かけて、全国にばらまかなければならないのか?1トンあたりの処理費用をご存知ですか?誰の金ですか?それは誰の懐に行くのでしょうか?
「広域処理」の放射能拡散の問題について書こうと思って、成宮さんのHP見たのですが、「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」に共産党議員団が賛成したというところで、まずひっかかってしまいました。
基準がどうの、モニタリングがどうの、とか条件を整えれば、瓦礫を受け入れられるというのでしょうか?「広域処理に関する決議」の対応について(見解)を見ても、そういうニュアンスも感じられるのですが、この「見解」は「決議」に対して、どれほど有効性があるのでしょうか?
311以降の、政府・東電の対応を見て明らかなように、実際のところ、彼らに「責任」など求めることは無理、無駄でしょう。(それでも形の上では求めないといけないですが)
いろいろ書きましたが、「広域処理」は絶対反対をして欲しいです。よろしくお願いします。
投稿者: 清水 | 2012年04月03日 01:22
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「見解」を読んでも、「がれき受け入れ」の合理性が理解できません。
府議団は、復興ビジネスのために、公費と化石燃料を浪費して廃材の運搬焼却に賛成して「被災者のため」になると考えてるんでしょうか。
将来のために、山積みになった「木質バイオマス」の活用を進めるのが一番の復興支援です。(震災がなくても必要な研究です)
がれきの保管地に「借地料」を払って、被災者の生活に当ててもらうほうがよほど有効のはず。
誰も考えつかんか・・? という疑問です。
投稿者: meisinn | 2012年03月31日 21:19
こんにちは。昨年、ご自宅の内装をさせていただいた大工の清水です。その節はお世話になりました。
本日は、京都府議会「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」について、お手紙させていただきます。
まず、「広域処理」について共産党議員団が賛成されたことを非常に残念に思います。ぼくは、あたりまえのような前提となっている「広域処理」自体が疑問です。国、宮城県議会議長の他に地元の誰が「広域処理」を望んでいるのでしょうか?「広域処理」で利益を得る一部の人間たちのほかに誰が望んでいるのか、いたら教えてください。
こういう意見があるのをご存知ですか?
陸前高田・戸羽市長「陸前高田市内にがれき処理専門のプラントを作れば、自分たちの判断で今の何倍ものスピードで処理ができると考え、そのことを県に相談したら、門前払いのような形で断られました」
岩泉町の伊達勝身町長「現場からは納得できないことが多々ある。がれき処理もそうだ。あと2年で片付けるという政府の公約が危ぶまれているというが、無理して早く片付けなくてはいけないんだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。もともと使ってない土地が現地にはいっぱいあり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか」
南相馬市長「がれきは復興の貴重な財産。護岸工事に使いたいが不足しているので 宮城から運んできたいと相談したら、放射線量が不明だから動かせない といったのは官僚」
環境総合研・池田副所長「がれきは津波被害を受けた沿岸部に積まれるケースが 多いが、そこに街を再建するかはまだ決まっていない。高台移転には、沿岸部 のがれきは全く障害にならない。がれきが復興の妨げになっているかのような 論調は、国民に情緒的な圧力を加えているだけだ。被災地に何度も足を運んでいるが、『瓦礫があるから復興が進まない』という話しは聞かない。被災地では住宅再建や雇用の確保、原発事故の補償を求める声が圧倒的だ」
本当に「広域処理」が復興の遅れになっているのでしょうか?
東北3県のがれき推計量は、約2,247万トン(岩手県約449万トン、宮城県約1,570万トン、福島県約225万トン)であり、これは阪神・淡路大震災の1.6倍。(環境省の推計)そして瓦礫のほとんどは仮置き場へすでに搬入済みである。市街地はほとんど更地になっている。(個人的意見をいうと、津波で流された市街地を復興させること自体、疑問があるが、それはさておき)政府が30億円かけて新聞広告に載せたような瓦礫の山が、復興のさまたげになっているという、決議に賛成すること自体、プロパガンダに乗せられていませんか?
瓦礫総量のうち広域処理(希望量)は 401万トン 、総量の1/6〜1/5。(ちなみに阪神のときは、震災瓦礫を兵庫県でほとんど処理をした。)
なぜ、これだけの量を輸送費かけて、全国にばらまかなければならないのか?1トンあたりの処理費用をご存知ですか?誰の金ですか?それは誰の懐に行くのでしょうか?
「広域処理」の放射能拡散の問題について書こうと思って、成宮さんのHP見たのですが、「東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理に関する決議」に共産党議員団が賛成したというところで、まずひっかかってしまいました。
基準がどうの、モニタリングがどうの、とか条件を整えれば、瓦礫を受け入れられるというのでしょうか?「広域処理に関する決議」の対応について(見解)を見ても、そういうニュアンスも感じられるのですが、この「見解」は「決議」に対して、どれほど有効性があるのでしょうか?
311以降の、政府・東電の対応を見て明らかなように、実際のところ、彼らに「責任」など求めることは無理、無駄でしょう。(それでも形の上では求めないといけないですが)
いろいろ書きましたが、「広域処理」は絶対反対をして欲しいです。よろしくお願いします。
投稿者: 清水 | 2012年04月03日 01:22