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12年3月16日(金)

文教委@〜「少年自然の家」統廃合、高校生就職難対策2011

 今日の文教常任委員会では、府立少年自然の家の統廃合問題、高校生の就職難対策、私立高校授業料無償化などについて質問しました。

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 いま府内2ヶ所にある府立少年自然の家について、府教育委員会は「南山城少年自然の家は、るり渓少年自然の家(南丹市)に集約する」との方針です。

 けれど、南山城少年自然の家(写真)については、年間1万6千人以上の利用者があり、その多くは府南部・山城地域の小中学・高校生たちです。「るり渓に集約」など実際には無理があり、障害児や不登校児童のためのキャンプ・宿泊学習も縮小せざるをえないことが、質疑でも明らかになりました。

 さらに、府は「利用者数はピークの65〜70%」としているものの、「子ども数」自体が現在は約30年前のピークに比べて約半分になっているのを度外視した一面的な「評価」だったり、また施設の管理料(指定管理料)が大幅に削減されてきた結果、非正規職員ばかりになってしまっている現状も明らかになりました。

 府教委は「ていねいな議論と説明会を行なった」などと言いますが、地元PTAや利用者からも「突然の話で驚いている」「活動の場がなくなる。存続を希望する」との声があがっており、私は「そもそも社会教育とその施設から府が一方的に撤退するのは容認できない。住民から不安と疑問の声があるもとで『3月中に結論』で『統廃合』など絶対にやめるべき」とつよく求めたところです。

                   

 また、深刻になっている高校生の就職支援と「府高校生緊急就職支援センター」について質疑を行ないました。

 震災や不況のもと、この3月に府立高校を卒業となる就職を希望生のうち、就職先が「未定」の子どもが95人(2月29日時点、1178人うち)残されています。私は、最後の1人までていねいな支援を行なうことや、企業から高校への指定校求人が減っているもとで、高卒で社会に出る若者の権利をしっかり守るという立場で「安定した正規雇用」の求人開拓・拡大を求めていくこと、現場の進路指導支援のための 「ジョブサポートティーチャー」や、府立46校に配置されている進路指導支援員(事務職)の継続・拡充を求めました。

 また、高校新卒の若者などを研修・雇用して支援する「高校生緊急就職支援センター」については、就職した先が期間が限られた「トライアル雇用」や、契約社員・アルバイトなどの不安定雇用であったとの声も寄せられています。私は「事業の継続はもちろんだが、あらためて、就職先や研修内容の改善、1人ひとりへの後追い(アフターケア)も、しっかりと府教委としてもとりくむべき」と求めたところです。

〔つづく〕

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