12年3月 1日(木)
要求実現へ府民運動と論戦の力!2012
京都府来年度予算案の審議が予算特別委員会ですすみ、昨日は教育委員会、今日は文化環境部についての審議が行なわれました。
…先日は学校耐震化のことを書きましたが、その他にも、みなさんとともに運動・要求してきたものが部分的だけれど“実現・前進”しつつあります。
★私立高校の授業料無償化の拡充…昨年4月から年収500万円未満世帯へと広げられた制度が、今後3年間延長されるとともに、新たに奈良・兵庫への通学生への一部支援がスタートします。「他府県通学生も対象にすべき」とくり返し求めてきましたが、今回、他府県通学生へも支援が広がり、ひきつづき、通学生も多い大阪や滋賀も含めたすべての隣接府県、また専修学校・高等過程通学生などへの拡充を求めていきたいと思います。
★文化・芸術、市町村・学校公演などへの支援が復活・拡充へ…「国民文化祭の後、文化支援策が後退してはならない」「廃止された市町村・学校の舞台公演支援などは復活すべき」と求めてきましたが、このたび、市町村の伝統文化継承や文化団体への支援事業が創設(復活)されることになりました。
他にも、★子どもの医療費助成については、府制度として「通院も小学校卒業まで月3000円以上は助成」となり、これにより、市町村制度が宇治市、長岡京市、向日市などで拡充されるとのこと。…京都市は「府制度と横並び」ですが、さらに運動を広げ、完全無料化へ拡充させていきましょう。
また、★木造住宅への耐震改修助成が簡易改修も対象となります。一般住宅について、現行制度の「専門家による耐震診断」や「改修後、震度6強でも倒壊しないレベル」などの制約を緩和し、「屋根の軽量化」など簡易で効果が見込める改修にも助成が拡充がされます。
…「耐震助成の改善・拡充を」「住宅リフォーム一般への助成を」と、京建労、民商や建設業界のみなさんとともに運動し、選挙でも議会でもくりかえし求めてきたことであり、“一歩前進”の嬉しいニュースです。
運動と世論によって“小さな一歩”をつみかさね、こうやって世の中は進んでいくんですね〜♪