11年12月14日(水)
第二外環の工事、本当に住民は納得しているの!?2011
西京区の大枝、新林、大原野地域を横切る第二外環状道路の「防音壁工事説明会」が洛西支所で開かれ、河合ようこ市議とともに出席しました。
京都市や国交省京都国道事務所の説明に対して、直近の住民のみなさんからはさまざまな意見や疑問が出されました。
「防音壁が途切れる場所から音が漏れるのではないか、なぜ連続して設置しないのか」「現状でも道路工事の砂ぼこりがひどく、みんな我慢を強いられて生活している」「完成しても、歩行者の迂回路は長すぎるし階段は70段もあり、高齢になれば使えそうにない」「いまからでも通路用ボックスやエレベーター設置などの設計変更はできないのか」など、どれも切実なものばかりです。
みなさんの意見を聞きつつ、私も発言して、@今日出された意見・要望は、防音壁に関わることだけでなく、すべてが切実な問題であり、持ち帰って十分検討し住民に返してほしい、A洛西や西京区全体のまちづくりに関わる問題であり、今日のように直近の町内住民だけを対象に「説明会」をするのではなく、広く区民に情報提供し、しっかりと住民合意ですすめるようにすべき、とつよく求めました。
国道事務所の回答は「意見・要望に責任をもって返すようにする。情報提供は検討する」とのこと。
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…今年2月に、同じ会場で行なわれた「第二外環にともなう境谷本通の延伸工事説明会」でも、住民からは切実な疑問や異論があふれるように次々と出されていました。
「本当にいま、車を増やす施策が必要なのか?」「地下鉄延伸の約束はうやむやで住環境悪化はがまんせよとは、どういうことか!?」という、多くの住民が感じておられる“そもそもな疑問”は、私はもっともなことだと思います。
なにより、住民を置いてけぼりにした計画推進は絶対にやってはならないことだと、常々思うのですが…。