11年11月 9日(水)
議員団 東北調査B〜由利本荘市の地域協議会2011
調査3日目は、秋田県の由利本荘市で、市町村合併後も地域住民の声をきめ細かく反映させるために設置された「地域協議会」について聞きました。
平成17年に1市7町が合併して誕生した由利本荘市は、人口85000人余、面積ではなんと京都府の4分の1くらいという広大な地域に…。
そこで、市民が行政に参加したり、地域の意見を反映しやすいように、8つの旧市長ごとに地域自治区を設け、地域協議会委員を、@町内会の代表、A農協・婦人会・商工会・老人会など団体代表、B学識経験者、C公募、から選任しているそうです。
さらに昨年度から「地域づくり推進事業補助金」が置かれ、1件50万円の公募方式で、地域協議会から出された町おこしイベントや街路整備、コミュニティバスなど、地域を活性化させるさまざまな事業が補助対象になっているとのこと。旧町におかれた総合支所への職員配置でも、地元出身者を重視しているそうです。
…「市町村合併で役場に声が届かなくなった」との声が渦巻く京都府内や、また京都市内の行政区でも、こうした住民自治の新たなとりくみはおおいに参考になると感じました。
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東北調査の3日間、たくさん移動し、たくさん学びました。ぜひ、京都に帰って、運動にも議会論戦にも生かしたいと思います!