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11年10月27日(木)

国民文化祭10月29日から…2011

 第26回国民文化祭・京都2011が、10月29日から始まります。

 すでに各地でさまざまな催しが開催され、京都府庁でも議会棟横の旧本館周辺に、京都彫刻家協会のみなさんの作品が運び込まれ、なにやらいつもと違ったユニークな雰囲気を醸し出しています。

 右の写真は、私の恩師である佐野賢先生(市立芸術大学名誉教授)の作品〈石柱・立っているものの形〉。…佐野先生の作品は、御影石という無機質な材質を使いながら、「なんともいえないホンワカ、あったかさ」と「思わずクスッと微笑んでしまうような面白さ、カワイさ」をまとっていて、すごくいいなぁと、見るたびに思うんです(おこがましくてスミマセン)。彫刻のある風景、ちょっと嬉しい〜♪

 「文化・芸術に自由に親しむのは国民みんなの権利であり、それを保障するのは国や行政の責任」「すべての府民・子どもたちに、文化の『受け手』『作り手』に自由になれる機会の保障を」と、これまでも委員会などで繰り返し求めてきました。

 専門家のみなさん、団体、後継者育成への支援をもっとつよめ、学校公演や市町村への支援も復活・拡充なども必要です。

 …国民文化祭の開催にあたり、「文化」が一過性の“お祭”だけに終わることのないよう、文化・芸術の継続的な支援をつよめるためにがんばらなくっちゃ、とあらためて。

*国民文化祭の公式HPはこちら

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11年10月24日(月)

「市民アンケート」に切実な声・声・声…2011

 民主市政の会などが実施している「京都市民アンケート」に、現在までに市内で約7000通、西京区で600通もの返信があり、切実な声が寄せられています。

 西京区民からは「市政に優先的にとりくんでほしいもの」には「国保・介護保険の負担軽減」54%「医療・福祉・保健」44%「保育所・児童館・子育て・教育」19%と、福祉や子育て対策の充実を願う声が多くなり、また「公共交通の充実」も44%と高くなっています。

 原発をめぐっては「ただちに廃止。自然エネルギーに切りかえる」が26%、「廃止を前提に段階的に減らす」50%で、合計すると「脱原発」派は76%となります。

*               *    * 

 …自由筆記の欄に寄せられた声を、一部紹介します。

 「保険料が高いと思います。もう少し何とかならないのですか。保育所入所が困難で働きに出られないし、正社員雇用があまりありません。会社に働きかけてほしいです」(40代女性)

 「生活はますます苦しくなり、風呂の水の取り替えは週1度で、湯船には入りません。トイレの水はおしょうすいでは流さず、着るものは下着を何ヶ月かに1度補充するだけ。貧しさは心まで浸食します」(70代女性)

 「医療費も3割になるとか…、年金暮らしにはきびしいです。市バスだけでなく、敬老パスを使えるようにしてほしいです」(70代男性)

 「水道管・ガス事故で、銭湯など5人家族で急な支出が8日間、1日2000円ほどかかりました。きちんと補償をしてほしいです」(40代女性)

 「年金が少なく、年100万円に足りません。税金で市長の宣伝冊子にしたと聞いて怒っています」(60代女性)

 「リウマチにかかり、月5万円の医療費のために働かなければなりせん。治療できず悪化して歩けなくなるのが不安で仕方ありません。それでも高額医療費には届かず、返金はわずかです。せめて子どもの医療費を小学校卒業まで無料にしてほしい」(30代女性)

 「介護施設がますます必要です。介護従事者の給与など待遇改善をして、失業対策にもなるようにし、介護をしっかり確保してほしい」(50代女性)

 …あふれる切実な声にこたえられる政治へ全力をつくします。まずは京都市長選挙で市政刷新を!!

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11年10月22日(土)

中村和雄事務所びらき〜市政刷新の会2011

 来年2月の市長選挙に立候補を表明している弁護士・中村和雄さんの事務所開きが行なわれました。

 あいにくの雨のなかでしたが、各団体代表や市民など約200人が、勝利への決意を固めあい、中村和雄さんは「いま市長がやるべきは市民の暮らしを守ること」「京都から脱原発を宣言し、新しい市政をつくりたい」と力づよく訴え。

 また事務所開きの前には、中村和雄さんを支援する6団体が選挙母体となる新しい確認団体「京都市政を刷新する会」(出口治男代表、略称・市制刷新の会)を発足、中村氏との調印式も行われたそうです。

 …いよいよ市長選挙まで3ヶ月。勝利へむけて、ぜひみなさんのお力をお貸し下さい!

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11年10月11日(火)

ガス停止の補償 あきらめないでまずは電話を!2011

 6月に発生したガス停止事故に関する「補償」について、この間、河合ようこ市議とともに京都市・上下水道局にくりかえし求めてきましたが、先月20日から、ようやく各戸へ「お知らせ」が配られました。

 さっそく、住民のみなさんにお聞きすると、たくさんの疑問や要望が…

 「向日市の銭湯へ、バス路線がないのでタクシーで行った。しかし領収書がないと補償されない?」

 「銭湯に行かず入浴を2日間がまんしたのは補償対象にはならないのか?」

 「申請の電話がつながりにくく、7回目にやっとつながった。対応がアルバイトで説明が要領を得ない」

 「ガスコンロを買ったのは対象になる?」

 「申請の郵送やりとりが何度も必要で、大変。洛西支所で対応してくれたらいいのに」

 「先月末にチラシが入った。電話が殺到しないよう配布日に差をつけているらしい。しめきりが早すぎる」… etc.

 みなさんの声をふまえ、補償対象や期限、申請方法の改善など、党市議員団と連携して求めていきたいと思います。

 しかしまずは、「だめかな〜」とあきらめず、ぜひ申請窓口に電話をしてください。電話をして初めて、申請用の詳しい資料が送られてきますので…。

 0120-928-253(フリーダイヤル 平日の午前9時〜午後7時 10月21日まで)

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11年10月 3日(月)

“四角い釘”と国宝・知恩院の修復をめぐって…2011

 9月21日から開催されている府議会9月定例会。先週までに、本会議の代表質問・一般質問が終わり、今日は文教常任委員会の1日目です。

 府教育委員会と文化環境部からの報告事項について、国宝・知恩院の保存修理にかかわる問題で質疑を行ないました。

*         *

  “四角い釘(くぎ)”って、ご存知でしょうか?…千年以上も日本に伝わる鍛冶技術による和釘(わくぎ)のことで、文化的建造物、例えばいまやっている東寺の修理などでも、この四角い釘がたくさん出ていますが、400年前の大修理に使われたものだそうです。

 そして京都にはいまも“四角い釘”をたたく鍛冶屋さんが存在しており、こうした伝統的技術が文化財の修復に欠かせない役割を担ってきました。

 ところが、今回の報告によれば、府教委が発注した国宝・知恩院の修復(素屋根工事)には、スーパーゼネコンの清水建設が参入!しかも、予定価格11億円のところを8億円台の「最安値」で落札しています。

 …調べてみると、入札自体にスーパーゼネコンしか参加できない条件(点数など)が設定されており、府内の建設業者は入札参加さえできないでいたのです。

 こういう文化財に関わる仕事は、「安い=良かった」なんて言ってたらエライことになります。だって、“四角い釘”に象徴される伝統的技術によって文化財を守ってきた京都の業者・職人は「門前払い」で、一方、効率主義のゼネコンとは海外生産の「1箱ナンボ」の安いネジの世界ですから。

 …こんなことを府がやっていては文化財修理が「効率優先」で変質してしまうじゃないか!?と、きびしく指摘し、入札の改善を求めました。

 府教委は「今回は、素屋根工事ですから、文化財本体とはちがう」と言いますが、次回、文化財本体工事では、ぜひとも京都の業者・職人を優先・育成する角度で改善してもらいたいものです。

 …千年紀をまたぐ国宝文化財を守る京都だからこそ、伝統的技術を受け継ぐ次世代の職人・業者を育てる視点こそ必要だと思うのです。

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