11年9月13日(火)
定時制高校調査A〜福知山高校三和分校・昼間定時制へ2011
定時制高校の調査で、今日は府立福知山高校三和分校・昼間定時制を、西脇郁子府議、吉見・福知山市議とともに訪問。
実は、西脇府議のお知り合いの子どもさんが京都市内から通学しておられるとのことで、「それなら一緒に登校してみよう」と、京都駅を早朝6時40分に出発。JR園部駅からJRバスを乗り継ぎ、2時間余りかけて三和町の山間にある三和分校へ到着しました。
校長・副校長先生からは、中学までにいろんな「つまづき」を経験している生徒たちに対し、1人ひとりへのゆっくり、ていねいな指導や、少人数学級&授業を重視していることなどお聞きしました。数学、社会、体育などの授業も見学し、さらに“座学”だけではなく“実学”〜農業や家庭科の実習を位置付け、生徒の人間形成にとって大切にしていることをうかがいました。
また、教師配置やクーラー設置など施設充実、生徒の負担が大きくなっている交通費補助の拡充などの要望も寄せられました。
* *
府立の昼間定時制高校は京都市内や南部にはなく、私自身、初めて現場に来させていただいたのですが、やっぱり足を運んで、この目で見る、聞く、感じる、というのはホントに大切なことだと思います。
…そういう意味では、今回の「あり方懇談会」は、こうした定時制通信制高校の実情をどれだけ正確に、リアルに反映しているんだろう???という疑問が湧いてこざるをえません。
「生徒が多様化している」「さまざまな困難をかかえる生徒」などの言葉、就職率や中退率などの「厳しさ」ばかりが強調され、「だから、改革が必要」という「あり方懇」の論調だけでは「わかっている、ようでわかっていない」ことがあまりにも多いんじゃないか?と。
…なによりも、拙速な結論で、生徒たちの欠けがえのない「居場所」を失わせるようなことになってはいけません。見た、聞いたこと、議会・文教委員会の論戦にも生かし、しっかりとチェックしていきたいと思います。