成まりブログ2011年05月
11年5月31日(火)
「原発の安全対策抜本的強化を」関西電力に申し入れ2011
11年5月29日(日)
5月臨時議会、終わる。2011
28日未明、京都府議会5月臨時議会が終わりました。
『京都新聞』などでも報道されているように、正・副議長ポストをめぐって「与党会派」内で自民と民主の折衝がつかず、深夜に会期を1日延長。
その結果、被災者支援や原発災害対策などの補正予算案をめぐる委員会・本会議の審議は、27日から28日へ日付をまたぐ異常事態となりました。
「与党会派」内の「調整」の結果、「正・副議長ポストの両方を前半2年間、自民が得る。後半2年間は民主が副議長ポストを得る」ことが約束されたようです。さらに、議会選出の監査委員、常任委員会と特別委員会の正・副委員長ポストは、自民、民主、公明の与党会派でちゃっかり分け取り…。
…こんなやり方を「与党会派」は府民にどう説明しようというのでしょうか。
何よりひどい!と思うのは、「ポスト争い」に「与党会派」が時間を費やしたことによって、大震災・原発の被害を受けて苦しんでいる被災者や中小企業への支援など、いのち・暮らしに直結する議論が“二の次三の次”という議会運営になってしまったことです。
もちろん、そのなかでも日本共産党議員団は、この間の実態調査や要望などをふまえ、補正予算の充実を求めて論戦してきました。⇒詳しくは府議団HP
…府議会が、本当に住民のいのちと暮らしを守る議会としての機能を果たすために、内外の世論と運動で力を尽くしていかねばなりません。
11年5月27日(金)
知事へ「原発ゼロ提言」届ける。若狭湾に天正大地震・津波があった!2011
本日、臨時議会最終日です。…が、報じられているように、「正・副議長ポスト」をめぐる自民、民主など与党会派による“かけ引き難航”の様子。府民不在で腹立たしい限りですが、どうも今日中には帰れそうにありません。
…会派室で“待機”せざるをえない長時間。けれどその間に、原発をめぐって2つの出来事がありました。
1つは、山田知事をはじめとした京都府の幹部職員のみなさんに、志位委員長の大震災・原発災害2次提言、不破さんの「『科学の目』で原発災害を考える」パンフなどを、資料として届けにまわったこと。
この臨時議会でも、大震災・原発対策の補正予算が審議されますが、「原発ゼロへのプログラム」を政府に提起した日本共産党の見解を、府幹部のみなさんにも知っていただこう、と行ったものです。私は西脇議員とともに、文化環境部長、府教育長さんらにお届けしました。
もう1つは、原発が集中立地する若狭湾に「過去、津波はなかった」とする関西電力の説明を覆す文献が複数見つかったという報道。昨夜のNHKニュースで見て、私も驚きの声をあげたのですが、天正大地震(1586年)にともなう大津波の記録が、左京区吉田神社に保管されている『兼見卿記』などにあったといいます。
関電は、3月に福井県で配布した「越前若狭ふれあい特別号」などでも、「過去に大きな津波の記録はない」と住民に説明していましたが、ニュースでは「文献の存在を知っていたが、信憑性はないと社内で判断した」とのこと。
…つまり、「存在を知っていたけど『ない』と言った」ということで、ウソをついていたということでしょう。
大変なニュースです!来週の関西電力への申し入れでも、追及しなければ!
11年5月25日(水)
“原発ゼロ”への道…志位・第2次提言と不破講演2011
「原発問題をもっと知りたい」という声が寄せられるこの頃。今日はこのテーマで、党と後援会主催の学習会があり、講師を務めました。
志位委員長が17日に菅首相に提出した「復興への希望が持てる施策、原発からの撤退をもとめる〜大震災・原発災害に当たっての提言(第2次)」や、毎日コラムなどでも話題を呼んでいる不破前議長の講演「『科学の目』で原発災害を考える」などを柱にしながら、この間、党府議団で調査・議論してきている福井・若狭原発の危険性や対策なども紹介。
関西電力は「日本海にはプレートがなく、巨大地震や大きな津波の可能性はない」と舞鶴や綾部市議会で説明しているけれど、23日の参院委・参考人招致では、石橋克彦・神戸大名誉教授(地震学)が「浜岡原発の次にリスクが高いのは?」と問われて、「若狭湾一帯。…地震の活動帯なのに大地震空白域があって一番怖い。最近の耐震バックチェック(見直し)でも、海底活断層などがぞろぞろ見つかっている。非常に危険」と指摘していること、などなど。
会場からは「原発や放射線汚染の危険性がよくわかった」、「実家の綾部は高浜原発から20キロ圏内。今すぐ止めてほしい!というのが本音」、「原発を止めて30年昔の生活に戻る合意をつくろうじゃないか」etc.などの意見も出され、活発な議論になりました。
…原発のことをよく知る、ゼロへの展望を考える。〜こんな集いや学習会をもっと広げていければと思います。ぜひ呼んで下さいね(つたない話でよかったら)!
学習会終了後、参加者の男性が入党されました。「区民アンケート」がきっかけで出会った方です。とっても嬉しい〜!
11年5月23日(月)
初議会へ!5月臨時議会、始まる。2011
京都府議会5月臨時議会が始まりました。会期は今日から27日までの5日です。
朝からの党議員団会議の後、午後1時15分、開会を告げるベルの音とともに本会議場へ入りました。
…グレーを基調とした本会議場。私の席は一番前の一番左ですが、う〜ん、なんだか大きくて古めかしい椅子。
この臨時議会、先輩議員のみなさんによると、いつもとはかなり様子が違うとのこと。臨時議会に先立つ全員協議会(16日)では、補正予算への質疑に、共産党はもちろんですが各会派ともが数人ずつ立ったり。大震災と原発事故を受けての京都府地域防災計画見直しが、専門家会議も経てすでに行なわれたり。
…やはり、東日本大震災と原発事故のもと、救援・復興にとりくむ“政治の責任”がするどく問われていることのあらわれなんだと思います。
* * *
さて、もう1つ。この臨時議会では、一斉地方選挙を経た新しい議会の正・副議長が選出されます。
開会日にあたり、日本共産党府会議員団は「議会の民主的構成についての申し入れ」を、自民党、民主党、公明党、京都創生フォーラムの4会派に行ないました。
内容は、@議長を第1会派から、副議長を第2会派から選出し、これをルール化すること、A議会選出の監査委員は、日本共産党排除をやめ、民意を反映して選出すること、B常任・特別委員会、予算・決算特別委員会の正・副委員長は、各会派の議員数に応じて配分すること、などです。
この間の府議会では、こうした議会の役職から「日本共産党を排除する」という不正常な事態が続けられてきました。
…今議会は、昨年12月議会で「京都府議会基本条例」が成立したもとでの新しいスタートでもあります。こんな不正常な運営を続けさせるわけにはいきません!府民から見て公平・公正でわかりやすい議会へ、がんばっていきたいと思います。
11年5月22日(日)
ワカモノ業者のいま、未来!2011
11年5月19日(木)
松尾 つみき保育園前に信号設置へ2011
11年5月15日(日)
福島県・南相馬市からの避難者にバッタリ2011
「私ら、福島県からの避難者ですよ!」
…洛西ニュータウンのラクセーヌ近くで、河合ようこ市議とともに「震災救援」の旗を立てて宣伝していたところ、手を振って声をかけてこられる老夫婦に、偶然にもお会いしました。
お聞きすると、南相馬市の自宅は福島第1原発から約25キロ地点にあり、息子に言われて自主的に避難してきたとのこと。ご夫婦は80代で、60代の妹夫婦と一緒だと言います。
「京都市に、空いている市営住宅に入れてもらい、民生委員さんに支援物資もいただいてありがたいことです…。だけど、南相馬と違って近所付き合いもなんにもないし、言葉も違うね。故郷がどうなってるのか心配で、行政の窓口で尋ねても『ここではわかりません』って。あちこち行けと言われたって、京都の地理もよくわからない。…辛いですわ。もう帰りたい」
…言葉があふれるように、思いを話されます。
「自宅はまず地震で瓦が飛び、石塀が倒れた。着の身着のままで出て来たけれども、貯金通帳を持ってきたので、生活資金はなんとかなってる。だけど避難生活が長引いて、使い果たしてしまうことが不安だし、いざ帰るにも旅費に家族で10万円以上はかかる。なんとか無料にならないだろうか」
…一生懸命に、涙を浮かべて、福島弁で話されます。
「地元でも、共産党の女性議員さんに親しく世話になっていた。もう原発はダメだとつくづく思う。『原発やめよ』とずっと言ってきたのが共産党だ。ぜひがんばってもらわないと」
…まずは、会えてよかった。なんとか力になりたい!と思います。明日以降に再度訪問し、党支部のメンバーとも力をあわせてできる限りのあったかい支援をしていきたいと思います。
11年5月13日(金)
大震災・原発事故、京都経済への影響は深刻!2011
「和装業者が東北の取引先からの支払いストップで倒産」(下京)など、京都の地域経済にも、震災の影響はさまざまな形で深刻にあらわれています。
いま、党府会議員団として各業界などの調査をすすめているところですが、今日は宇治商工会議所と観光協会(写真上)と、また11日には、電気工事工業協同組合(写真下)と懇談を行ないました。
電気工事工業協同組合では「建築業界はそもそも年度初めは仕事がないうえ、今年は震災のダブルパンチ。『もう食いつなげない』と悲鳴が上がっている。つなぎ資金と仕事おこしがどうしても必要」と副理事長から。
宇治では「宇治の茶業の売上げのうち約15%を占めていた東北地方との取引がストップ。そのうえ、原発の風評被害で、外国からの観光客に人気のあった対鳳庵のお茶席予約は6月まですべてキャンセル」とのこと。
…融資制度の拡充はもちろんですが、やっぱり仕事おこし、そして原発対策(風評被害含め)は待ったなしです。さらに調査をすすめ、みなさんの声を届けてがんばらなければ!
11年5月12日(木)
大震災2ヶ月。暮らし復興はこれから本番!/活断層真上の福井原発!?2011
東日本大震災から2ヶ月にあたる昨日は、日本共産党として被災者支援を訴える一斉宣伝を行ないました。
西京区では、夕方の阪急・桂駅東口で、河合ようこ市議や党西地区委員会とともに、京建労の方も駆けつけ、募金を呼びかけるとともに、支援活動の報告ビラを配りました。
…いまだ、数千という行方不明者。そして、暮らしもままならない被災者の方々。胸が痛みます。まさに、復興はこれからが本番!政治の責任が問われます!
* * * *
原発をめぐっても、世論は「脱原発」「原発を減らせ」へと大きく動きつつあり、「原発ゼロへ期限をきったプログラムを」との志位委員長の提起が大きな反響を呼んでいます。
同時に、現存する原発の安全対策は急務!…そのことを痛感する場面が今日の『しんぶん赤旗』に出ています。衆院予算委・吉井英勝議員の質問です。
吉井議員「世界と日本で、震源域の真上に原発をつくっているのはどこか。活断層から1キロメートル以内に設置している原発はどこか」
寺坂原子力安全保安院院長「震源域の真上にある原発は世界では承知していない。活断層から1キロ以内にある原発は、美浜発電所、敦賀発電所、『もんじゅ』」
…活断層の集中した地域に原発立地。世界には例がないのに、日本では福井に3つも!異常の極みです。
←これは関西電力の07年耐震再評価の説明図。この時にも新たな海底活断層などがいくつも見つかりましたが、関電は「大丈夫」論に立ちました。
関電や京都府に対しても、危険性の認識をしっかりとただしていかなければなりませんね。
11年5月 6日(金)
私立高 授業料無償化の拡大を早く知らせて!2011
「授業料無償化のこと、学校に聞いても『わからない』と言われたんですが」「一旦、全額を払わないといけないんでしょうか」…連休をはさんで、私学に通う高校生のお父さんお母さんから、問い合わせがたくさん寄せられています。
この4月から、私立高校でも授業料無償制度(府内の平均授業料までは負担ゼロに)が年収500万円未満の世帯まで拡充されたはずなのに、制度の詳細が学校や保護者に伝えられないままになっているという大問題。
そこで党府議団は、先月27日、府知事あてに、制度を速やかに告知・実施するよう申し入れました。
申し入れの内容は、@緊急に制度の詳細を確定し、学校と保護者に周知徹底すること、A授業料の徴収猶予を実施するなど保護者が立て替え払いをしなくてもすむよう府として対策をとること、B府外の私学に通う生徒も無償化の対象とすること、C無償化制度を専修学校高等課程も対象にすること、などです。
担当課長からは「近日中に学校に詳細を伝え、京都府ホームページにも制度のあらましをアップする」との回答。
…しかし、授業料は金額も大きく、負担は大変です。府として、早く保護者に正確な情報を伝えるよう、今後とも求めていきたいと思います。
11年5月 4日(水)
「悲況・故郷への想い」…西山高原アトリエ村展にて2011
11年5月 1日(日)
第82回 全京都統一メーデー2011
5月1日、メーデーです!
「東日本大震災の支援・復興を 全原発の総点検と自然エネルギーへの転換を」「貧困と格差の解消。すべての労働者の賃上げ・労働時間短縮と雇用確保で内需拡大を」などのスローガンを掲げた第82回全京都統一メーデーには、府内12会場、1万2300人が参加。
私は、京都市内・二条城前広場の大会に参加し、続いて、党京都府委員会前で、渡辺委員長らとともに参加者の激励&冷茶サービスを行ないました。
今年のデコレーションは、「放射能が漏れが続く福島原発」「原発さよなライオン」など、原発・エネルギー問題が特徴的。また「農業破壊のTPP参加ノー」「住宅リフォーム助成制度を」「いのちとくらし守る職員削減ノー」などの横断幕も目立ちました。
…震災の救援・復興、原発見直し。あらためて政治と社会のあり方を問い直すたたかいのスタートですね。