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10年5月16日(日)

人間の鎖 つないだ手と手 沖縄・普天間基地を包囲!2010

 沖縄に、来ています!!

 普天間基地の無条件撤去を求める“人間の鎖”の1つになり、しっかりと普天間基地を包囲しました。

 午前11時。那覇空港に到着するとびっくり!豪雨はバケツをひっくり返したよう。それに強風。…たぶんこれは京都では「台風」でしょう。

 普天間基地へ向かうバスの中。「この雨は沖縄の怒りの涙。38年前の5月15日『祖国復帰』の日も大雨だったが、その下で米軍基地がそのまま残ることに抗議集会を開いた。今日もがんばりぬこう!」と、元衆院議員の古堅実吉さんら。

 …永いたたかいを背負った言葉は、重い!

 同じく京都から参加する京都総評や京建労、民医連、歌声のみなさんらと合流し、普天間基地第3ゲート付近へ。

 赤嶺政賢衆院議員や参院沖縄・革新統一候補の伊集(イジュ)さんとも「がんばりましょう!」と固い握手を交わしました。

*   *

 基地包囲の“人間の鎖”行動は3回。

 午後2時、1回目。〜バケツをひっくり返したような雨、大雨洪水警報発令の下、さすがにつながらなかった場所があったようです。実行委員会により90分間買い取られたラジオ沖縄から、市民に参加が呼びかけられます。

 …驚きました!次々と人が輪に入ってくるんです。子どもを抱いたママ・パパ、かわいい雨合羽のお孫さんを連れたおじい・おばあ、中学・高校生の兄弟、仕事着で車を停める人々。

 「『つながらない』と聞くと、みんな飛び出してくるんですよ。2回目は人が溢れたり足りない場所ができ、調整して3回目はだいたいうまくつながる。もう包囲行動は5回目ですから」と赤嶺さん。

 …う〜ん。恐れ入りました。京都でも、こんなふうに人が膨れあがるデモがしたいものです。

 飛び入りで宣伝カーの上から訴えさせていただき、見渡す限り続くノボリや横断幕、イエローカラー。本当にすごい人数だ〜!

 午後2時半の2回目。〜第3ゲート前も微調整。長い長い黄色の寄せ書きを持つ京都のメンバーにマスコミも注目。

 …私も、琉球放送とフジテレビのインタビューを受けたけど放映されるかなぁ?

 午後3時、いよいよ3回目。カッパを脱いだ途端、また豪雨です!こんな雨を経験するのは人生初めてのこと。その下で、周囲13キロもの普天間基地を1万7千人もの市民が包囲して「普天間基地は無条件撤去せよ!」。

 …つよく握られ、高く掲げられた人間の手と手。“人間の鎖”は2回目、3回目ともしっかりとつながり、すごく胸を打たれました。

*  *

 「雨降ってよかったね。絶対負けないって気合が入ったよ」「手をつなぐっていいね。職場の人と初めて手をつないだ」と笑顔で話すのは、包囲行動に初めて参加した沖縄の若者たち。

 行動の後、食事をしながら“沖縄の未来”について語り合いました。

 「僕らは生まれた時から基地があるのが当たり前だった。でもいま、考え始めている。基地で働いてる友人も悶々としてる」「性犯罪に遭って精神を病んでる知人もいるんです。だからこそ、僕らの世代で基地のない沖縄と日本をつくりたいね」

 …そう、未来は若いあなたたちが選ぶものです!!

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