10年4月 7日(水)
最近の「貧ボラ」報告2010
最近の「反貧困ボランティア」の報告です。
5日、先週土曜(3日)の夜に京都駅の「炊き出し」で相談が寄せられた2人の方と、生活保護の申請に行ってきました。
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1人は、昨年12月にリストラにあったNさん(40代)。ネットカフェを泊まり歩くも仕事は見つからず、路上へ。「いまは緊急宿泊所に入っているけれど、精神疾患を再発してしまって、路上で寝泊りすることはできそうにもない」との相談です。
実は、緊急宿泊所で同室のKさんから「京都駅で路上相談やってるよ」と“紹介”されて一緒に来たそうです。
…ありがとう!Kさん。あなたもそろそろ“脱出”してはどうでしょうか〜。
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もう1人は、この年度末(3月)で大阪の建設会社をリストラされたAさん(60代)。寮を追い出されて京都駅に着き、私たちの「炊き出し」場所に今日の寝床を求めて居合わせたそうです。
“住み込みの建設会社”といっても、例の「手配士」による人集めの“怪しい仕事”。聞いてみると、案の定、手元に入る給料は月に3〜5万円しかなかったとのこと。そんな労働条件でも6年間も働いたAさんを「最近は若いモンが多いから」とリストラ。ひどすぎる〜!!
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…2人とも身寄りもなく、保護申請はすんなりいきました。けれど、驚いたのは福祉事務所のこれまでにない混みようです。
お聞きすると、生活保護の申請数が激増しているそうで、職員さんの過重負担は大変な様子!
…こうした「貧困」の実態、現場で起こっていることすべて、知事選挙の大事な争点ですね。いのち守る知事を、なんとしても誕生させたい〜!