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10年3月26日(金)

宇治川土のう流出事故 宇治市観光協会と懇談2010

 〔25日つづき〕

 今回の土のう流出事故は、宇治川改修計画の河床掘削工事にあたって、仮設閉切のために塔の島周辺に積み上げられていた土のうが転倒・流出したもの。

 日本共産党は3月16日に淀川河川事務所に対して、事故の原因究明や市民への説明、改修計画の抜本的見直しなどを申し入れています(詳しくは浜田ブログへ)。

 この報告も兼ねた宇治市観光協会との懇談で、観光協会の山本会長や多田専務理事にお話を聞きました。

 「事故当時は土のう流出とともにいっきに濁流が押し寄せ、遊覧船がお客さんを乗せたまま大きく揺らされた。一歩間違えば大事故になっていたかも知れない」「工事によって正月から桜の季節に景観は大きく損なわれ、観光・宿泊客からのクレームやいちいちの説明も大変。残った土のうを早く撤去してほしい」とのご意見は切実です。

 河川事務所は「撤去工事は5月連休までに終了したい。事故原因は現在、究明中」とのこと。けれど25日現在、土のうは手つかずのままで、急流に1こまた1こと流れるまま、という様子でした。

 いったい、発注・施工にあたって安全性は充分検討されたのか?

 また、そもそも宇治川改修の“目的”である「天ヶ瀬ダム再開発、1500t/秒放流」という壮大な計画そのものについて、必要性や安全性に大きな疑問がいくつもあり、住民や専門家・研究者から反対の声があがっています。

 …この問題も知事選挙の大きな争点です!天ヶ瀬ダム再開発には430億円という膨大な税金がつぎこまれようとしています。

 「ムダで危険な大型公共事業はストップ!」と決断し、国にモノ言える京都府知事の登場が、待たれていますね!

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