10年2月28日(日)
三宅誠孝さん安らかに。2010
日本共産党の大先輩である三宅誠孝さん(元京都市議)が昨年1月17日に亡くなられて早1年。「三宅誠孝さんを偲び語るつどい」が有志の方々により開かれ、2区・原としふみさんとともにご挨拶しました。
マラソンやフォークなど幅広い活動をしてこられた三宅さん。その人柄を慕って、会場には200人もの方が駆けつけ、そのなかには三宅さんが市議勇退後にマネージャーを務めたフォーク歌手・高石ともやさんや笠木透さんの姿も。
私は、前回参院選のときなどにいろんなことを教えていただきました。
政治家として、いつも一番弱い立場の方の声に耳を傾けよう、「対決」する相手に対しては一歩もひかない心構え、仲間には明るく笑顔で励ます役割、そして誠実に謙虚にあれ、と。
…印象的だったのは「人は大きな音には耳をそむける。小さな音には耳を傾ける」との言葉です。
なぜ自分は共産党員なのか?をとつとつと語り、人生最後まで『しんぶん赤旗』の配達・集金を続けた三宅さん。
私が最後にお会いしたのは、総選挙に向かう08年10月の岩倉での演説会でした。病気でぱんぱんになった足を引きずるようにして出席され、闘病で苦しかったでしょうに「これからは、成宮さん、原さんの時代やで」とにっこりと笑顔で激励いただきました(写真上)。
…三宅さんの、あのなんともいえない人懐こい笑顔を思い浮かべると、さみしいのになんだか幸せな気持ちにさせられます。
そういえば、三宅さんもパブロ・ピカソが好きだったそうです。ピカソの絵に繰り返し登場する“暗闇を照らし出す少女”〜そんな存在が三宅誠孝さんだったんだなぁ、と。
…ああ、なんだかいっぱい涙が出てしまいました。が、三宅さんの思いをしっかりと受け継ぎ、知事選・参院選で必ず勝利を!と胸に刻みつつ、冥福をお祈りしています。