10年2月20日(土)
美山町、日吉町森林組合と懇談/亀岡・原田ていぞう府会候補事務所開き2010
南丹市の美山町森林組合と日吉町森林組合を、新井府議、高野南丹市議らとともに訪問。
森林組合のとりくみや森林行政について、それぞれの代表理事・組合長さんと懇談しました。
「美山町の95%が森林だが、木材価格が下がり、住宅着工も低迷、なかなか展望が持てない。『環境税』検討も含め国や府の支援がもっと必要になっている」と美山町森林組合の倉内組合長さん。
森林を守るうえで重要になっている間伐ですが、そののための補助金は活用しにくく、森林と集落を一体的に整備する「里山エリア再生交付金」が廃止になったそうです。
また町内の森林労働者はかつての1800人→80人に激減。仕事ができない冬場は短期雇用保険の失業給付を受けているものの40日間しかなく、山の仕事では暮らしていけない現状をお聞きしました。
●森林組合「森のステーション」中央に立つ樹齢400年の巨樹
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続いて日吉町森林組合へ。井尻組合長から組合がすすめておられる「森林コンサルティング」について、詳しくご説明いただきました。
間伐をすすめるために「森林カルテ」を作成して“提案型”で個人の山主に呼びかけ「団地化」。作業道と機械化で効率をよくしてコストを下げ、「間伐=赤字」ではなく「収入源に変える」努力は、林野庁からも注目され、全国からの研修もあいついでいます。
●森林作業のため独自に開発された木材運搬用具も見学
「都会へ出て山のことを知らない山主ともほぼ100%やりとりし『日吉の森だより』も年4回郵送していますから信頼関係があります」「2回目の間伐では作業道がついてますから、もっと収入を山主へ還元できる。楽しみです」と組合長さん。
★詳しくは『山も人もいきいき 日吉町森林組合の痛快経営術』(湯浅 勲 著)がお薦めです。
…先駆的なとりくみは、示唆に富んでとても印象的でした。
森を守り育てる仕事をしっかり支える政治が必要です。さらに現場の方々との対話と共同をすすめていきたいと思います。
午後からは、亀岡の府議補選候補、原田ていぞうさんと街頭宣伝。夜は事務所開きでそろってご挨拶。
…府知事選と同日投票(4月11日)ですが、どうやら多数激戦の模様。
“知事には門さん、府議には原田さん”ダブル勝利へ、がんばろう〜!