10年2月10日(水)
のりこさん行方不明。新たな路上生活の女性〜京都駅「反貧困ボランティア」1年2010
“のりこさんの異変”を感じた次の土曜日(1月30日)、のりこさんはいなくなっていました。
居場所(京都駅バスターミナル)の荷物の上にあったのは「頭部外傷後の注意」と書かれた「第一赤十字病院 救急救命センター」の書類だけ。「頭部超音波断層カルテ」「貴重品」と書かれた茶封筒に入っていました。
…頭をケガしたのでしょうか!? 〜あちこち尋ねた結果、のりこさんが金曜の夜に「頭が痛い」と唸っていたこと(タクシー運転手さんの情報)、土曜の早朝に日赤病院を受診して入院せずに帰ったことだけはつかめました。
書類がここにあるのだから一度は帰ってきたはず。でも、それ以降の行方がわかりません。
先週(2月6日)には、もう荷物はすっかり片付けられ、のりこさんの存在を示すものは跡形もなくなっていました。
「どうやって探せばいいんだろ」「もう、のりこさんに会えないのかな」と若いボランティアのみんな。
…私自身も、心が重いまま「どこかで生きていてほしい」と祈るばかり。
★みなさん、もし“神門(こうど)のりこさん”の情報があれば、教えて下さい!!
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他方、新たな路上生活の女性と出会ってしまいました。
ポルタ地下街の階段にうずくまっていたHさん。「名古屋から旅行で12月に来て、そのまま京都駅にいる」と話されましたが、どう見ても薄着!「炊き出し」のカレーを食べる姿からも空腹の様子がうかがえます。
他にも、30・40代くらいの若者が数人。言葉が話せず精神疾患と思われる人、大きな荷物を抱えてずっと歩きまわってる人、なかなかコミュニケーションが難しい。〜おまけに、この寒さ!
* * *
「反貧困ボランティア」として、路上生活者の支援を始めてちょうど1年。
…いろいろやってきたけれど、京都駅の状況はいっそう深刻で、う〜ん、なんというか、悔しい!
私たちの支援活動がいらなくなる社会に向かって、政治はもっと急ぎ足で行くべきなんだ〜!それは、そんなに難しいことじゃないはずなのに。
悔しさ、苦々しさをかみしめつつ、今日も胸に刻むのは“貧困をなくす政治を絶対につくる!”ことです。
メッセージ
はじめまして。
最近引っ越して来たマンションの近くの橋の下で、生活をしている男性がいます。こんな寒い空の下、裸足で、食べ物も時々、マンションのゴミの中から探していたり、時には雑草のような物まで食べているのを目にします。
声をかけようかと思いますが、私がいつも小さい子供を連れているので、なかなか声をかけれません。
炊き出しなどは、京都駅や四条など中心部でしかないようですが、伏見区でも何か活動をされているグループなどありますか?体を壊す前に、早く何か手を打ってあげたいのですが、私一人ではどうしようもありません。
何かよいアドバイスがありましたら、教えて頂けますか?よろしくお願いします。
投稿者: 中谷 | 2010年02月18日 13:37
中谷さん、ありがとうございます。
ご本人がどう思っておられるかわからないので、とりあえずは行政に言ってもらうのがよいと思います。
もし私たちの京都駅の土曜夜「炊き出し」に来てもらえたら、相談にものれるかと思います。共産党の伏見区生活相談所もあります。075−621-6717
投稿者: 成宮まり子 | 2010年02月24日 15:09