09年11月28日(土)
はるの里まつり/JA京都市・西京農業まつり/府南部 医療シンポジウム2009
午前中、西京区で「はるの里まつり」と「西京農業まつり」を河合ようこ京都市議と一緒に訪ねました。
29年前に障害者の無認可共同作業所として出発した「はるの里」は、この9月に自立支援法にともなう事業移行で「生活介護事業所」として新しくスタート。
障害の重い人たちがゆっくりと過ごせるように移転も計画しておられるそうですが、自立支援法「応益負担」がずしりとのしかかっています。
…障害者が暮らしやすい社会はすべての人々に優しい社会です。自立支援法廃止と障害者の生きる権利を尊重する新法へ、力をあわせましょう〜!
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JA京都市などにより松尾大社で開かれた「西京農業まつり」では、農産物品評会の真っ最中で、すばらしい形・色・つやの大根、白菜、水菜、カブラ、大枝柿など、地域から約60軒の農家が300品目以上を出品されているそうです。
この後に予定されていた“即売会”までいることができず残念!農家のみなさんがていねいに育ててこられた最高の野菜を、ぜひとも味わってみたいものです。
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午後は、「府南部医療シンポジウム」(宇治市内)へ。
府北部とともに南部でも、子育てママやお年寄りから“医師不足”に不安の声があがっていますが、医師数や病院数では府南部2つの医療圏は京都府や全国平均を下回る状態です。
シンポでは、宇治徳洲会病院・末吉敦副院長が「府南部で最多の救急患者を受け入れ、奈良や大阪までの救急医療を担っている。全患者を助けようと懸命にやっているが、医師の労働環境が厳しく、救急医療制度の矛盾や患者トラブルなどの問題を現場だけでは抱えきれない」と生々しい実態を述べられました。
民医連第二中央病院の門ゆうすけ院長は「日本の医療は世界と比べて、高い患者負担、医療予算GDP比8%と最低レベル」と指摘。「南部は私立病院が救急や小児など中心を担っている。府全体で、公的病院、大学病院、私立病院、医師会の連携をつくり、命を支えるシステムをつくるべき」と提案されました。
…どこでも安心して医療がうけられるように、政治の緊急の問題として、さらに医療関係者のみなさんと手をとりあってがんばります。