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09年10月21日(水)

近ごろの“反貧困ボランティア”2009

 しばらくぶりに京都駅「反貧困ボランティア」の報告です。

 10月を迎え、夜の冷え込みがきびしくなってきました。〜定例の土曜夜ですが、また最近、「炊き出し」を求めて並ばれる方の数が急増してます。しかも“新顔さん”が…。

 先々週(10日 写真)は約30人で、新しい方が5人もおられました。東京からという35才、神奈川からの40才、兵庫からの39才、など30〜40才くらいの男性が多いです。先週は、私は行けてないんですが、約40人も並ばれたとのこと。

 …みなさん、「豚汁」「おにぎり」を求めて一列に並び、1杯めを食べ終わると「おかわり」を求めて列の最後尾に並ばれますが、あまりの人数に「おかわりが足りない!?」とヒヤヒヤ。

 食事タイムが一段落すると、青年スタッフが簡単な「アンケート」で1人ひとりの状況を聞き取り、相談・対応が必要な方には私や党青年学生部のメンバーも一緒に対応を相談します。

 …それにしても「最近、失職して路上に出た」という方が多い。

 32歳の男性は「長野で『派遣切り』にあい、路上で見つけた『住み込み・建設現場』の仕事では3帖一間で『寮費』として月15万円も天引きされ、逃げ出してきた。妻と0歳の子どもがいたけれど、派遣の仕事を失ったことがキッカケで離婚してしまった」

 …なんだか8月に会ったIさんと酷似した話!ちなみにIさんは9月半ばに生活保護を受給してアパートを確保したものの、いまも求職中です。

 「派遣切り」にあった大勢の人たちが、いまだ安定した仕事に就けず、何度も人間性を踏みにじられている!〜このまま、京都に木枯らしの吹く季節を迎えるわけにいかない!という思いでいっぱいです。

 今日の『しんぶん赤旗』では「反貧困ネットワーク」事務局長・湯浅誠さんと共産党国会議員団が年末への失業対策について懇談したとのこと。

 湯浅さんは政府・国家戦略室の政策参与に就任が決まっています。「昨年とは違う!」「昨年の『派遣村』をくり返さない!」というかまえで、国や自治体にもどんどん対策を要求していかなければ、と思います。〜急いで!!

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