09年9月18日(金)
「知ってほしい。動かしたい」シベリア抑留展/瀬戸恵子さん おつかれさま!2009
「シベリア抑留展」がひと・まち交流館(下京区)で始まりました。
第二次世界大戦後、日本政府の棄兵・棄民政策によって、シベリアに連行・強制労働させられた事実の真相を知らせようというもので、主催は「棄兵・棄民政策による国家賠償をかち取る会」。
…会場には、抑留体験者による絵・メモ、遺品、そしてシベリアの原野での遺骨収集作業などの生々しい写真が並びます。60万人が強制連行され、犠牲者は6万人以上という事実は、あまりにも悲惨です。
「会」代表の林明治さんにうかがうと、ここでの展示は8回目で、今回は国家賠償を求めた裁判(07年12月提訴)の判決が京都地裁で下される10月を前に、広く世論に訴えようと企画されたそうです。
「『抑留』と言うけどね、ソ連と取引して『労働力として兵隊や国民を差し出します』と約束したのは日本の天皇制政府だった。その証拠書類が、共産党・こくたさんたちにもお力添えいただいて、出てきたんですから。…私も、もう85歳。なんとしても動かしたい」と林さんは決意を語られます。
…この問題、国会ではこれまで、日本共産党と民主党、社民党が、抑留期間に応じた特別給付金支給などの法案を共同提案しましたが、多数を占めていた自・公が「反対」して葬り去られた経過があります。
けれど、自公政権退場=要求を阻む壁が崩れさったいまこそ、こういう問題にも正面からとりくんで“二度と戦争を起こさない決意”を示す政治・政府が求められている、と痛感します。
…「建設的野党」の仕事は、本当にたくさんある、と実感です!
*シベリア抑留展 9月23日(水)まで(9:30〜17:00)
ひと・まち交流館(下京区河原町五条下ル東側)
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昨日はまた、総選挙で比例候補として奮闘した瀬戸恵子さんが、党京都府委員会にご挨拶に来られました。
「近畿3議席確保は、全党の奮闘のおかげです。4番目の私の悔しさは、来年の参院選ではらしましょう!」と瀬戸さん。
…お昼御飯をご一緒しましたが、いつも元気で、同世代(?)のような瀬戸さん。近畿から女性議員、誕生させたかったなぁ〜とあらためて。
このリベンジは参議院選挙で〜!