09年6月 6日(土)
タクシー供給過剰の規制いまこそ!〜こくた国対委員長が報告・懇談会2009
タクシーの再規制をめぐり、こくた恵二・国対委員長による「国会報告・懇談会」を党府委員会として開催しました。〜緊急の案内だったのですが、会場にはタクシー労働者や会社経営者、個人タクシーなど40人近いみなさんで一杯。
報告でこくたさんは、タクシーの規制緩和が2000年道路運送法「改正」によって一気に進められ、当時の運輸大臣が「新しい需要が起こる。労働条件は良くなる」と“バラ色”に描き、自民・公明・民主などが賛成に回ったことを批判。
日本共産党は「供給過剰を深刻にする。車両台数が増え、運転者の水揚げが減れば、労働強化になり安全も脅かされる」と反対し、法施行後もくりかえし追及してきました。
その後、タクシー運転手の“ワーキングプア”や交通事故激増などが社会問題化し、タクシー業界あげて「規制強化が必要」との運動がすすむなかで、ついに政府もおいつめられ、一定の台数規制をかける法案を提出するに至っています。
これに対して共産党を含む野党4党は、供給過剰の調整で台数規制を強化し、同一地域・同一運賃をめざす「対案」2法案を提出。こくたさんはその提案者です。
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詳しい国会報告の後、会場からの発言が相次ぎました。
「はずかしいが月20万円の水揚げができない状態。厚生年金があるからどうにか生きさせてもらっているが、こんなにも苦しい生活をわかったうえで、国会議員のみなさんには審議してほしい」(個人タクシー運転手)
「台数が増え、タクシー業界全体がもう持たないところまで来ている。このままでは、労働者か会社かどちらかが倒れる。うちの会社では1年7ヵ月も新車が入らず、とんでもない走行キロ数で運転手自身が怖い思いでお客を乗せ、安全・安心とは程遠い。行政は実態をつかんでほしい」(中堅以下の会社の労働者)
「新型インフルエンザによる修学旅行キャンセルで、うちの社だけで7000万円の損失。損失補てんや緊急融資などの支援がないと、労働者の賃金水準に穴が開く」(中堅のタクシー会社経営者)
なんとかしなければ!と厳しい現状告発が続き、同時に「同一地域・同一運賃」や「累進歩合制」などについての質問も出され、こくたさんが詳しく答えるとともに、「来週の委員会審議で、ぜひ質疑でとりあげたい」。
…現場の声をすぐに国会審議に反映できる“議席の値打ち”実感です!そして、国会審議とむすんで、それを現場に返し、「規制緩和→規制強化」への共同をさらに広げていかなくっちゃ!とあらためて。がんばります!
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今日は、ホントは“休み”だったんです。〜午後2時までは娘の小学校の運動会へ。
昨日の大雨があがり、強い日差しの下、赤と白に分かれての“応援合戦”やリレーなど、子どもたちはみんな一生懸命です。
娘・リリコも、背の順番でいうと相変わらず一番前なんだけど、保育園の頃とはちがう“たくましさ”が感じられます。
…ちっちゃいけど、大きくなったな〜♪