09年6月 3日(水)
タクシー業界は「規制緩和」「経済危機」「新型インフルエンザ」で3重苦!!2009
いま国会では、いきすぎた“タクシー規制緩和”を正し、規制強化するための議論が進んでいます。日本共産党を含む野党4党は「道路運送法改正案」と、政府提出の「タクシー適正化・活性化法案」の「修正案」を提案(←こくたブログ参照)。
その提案者でもあるこくた衆院議員が緊急国会報告・懇談会を6日に開催することになり、小林秘書とともにタクシー会社へ案内にまわりました。
…アポもなく訪問したのですが、たくさんの声を聞かせていただきました。
「『規制緩和』の上に、今回の新型インフルエンザの影響も大きい。福祉・子育て支援や、そのための社員教育もすすめていますが、そうした費用は全て自前なので大変です。やはり、タクシーが公共交通の一環として安心して乗っていただけるためには一定の規制が必要ですね」(Mタクシー会社役員さん)
「規制緩和で台数も料金もめちゃくちゃ、運転手は大変です。インフルエンザで『ジャンボタクシー』のキャンセルが相次ぎ、1台1日3〜4万円の損失。ご丁寧にありがとう。社員みんなに参加を呼びかけます」(Kタクシー役員さん)
「業界紙でもこくたさんの発言に注目しています。タクシー業を50年やっているが、バブル崩壊にやられ、平成14年からの「規制緩和」と、いまの金融危機とインフルエンザで“3重苦”です。業界団体も団結して『規制強化を』と要請してきたが、なんとか実現してほしい」(Tタクシー社長さん)
まさに“3重苦”のもとで、経営者のみなさんも含めて「やっぱり規制強化が必要」との思いや運動が広がっていることを感じました。
…“規制緩和のトップランナー”といわれたタクシー業界が、いまは業界をあげて「規制強化」へ。〜政治の流れを象徴するようです。当初から規制緩和に反対してきた日本共産党として、おおいにがんばらなければ〜!
*緊急・国会報告懇談会 タクシーの供給過剰規制へ*
〜4野党共同「道路運送法改正案」と国会審議について
と き:6月6日(土) 午後3時〜
ところ:六孫王会館 1階ホール
報告者:こくた恵二 党国会対策委員長・衆院議員(国土交通委員)