09年5月31日(日)
「核兵器の廃絶を」森清範・清水寺貫主に、こくたさんと“志位・オバマ書簡”届ける2009
昨日はこくた恵二国対委員長とともに、東山区の清水寺に森清範・貫主をお訪ねし、核兵器廃絶の問題など懇談させていただきました。
志位委員長がオバマ大統領に送った書簡と米国からの返書などを紹介したパンフレット(党府委員会作成↓)をお渡しし、こくたさんが、麻生首相や衆・参議長とも懇談したことを詳しく報告。
森清範さんは「核兵器を落とした国の大統領が『廃絶を』と言うのですから、本当にすごいことですね」と述べられ、清水寺山門での「核兵器廃絶と被爆者救援を求める“6・9行動”」(京教組女性部など)が6月9日に1000回を迎えることにも触れて「継続の力、女性の力はすばらしいですね」。
私たちは「アメリカの“変化”も、日本や各国のねばりづよい運動の反映です。いまこそ、核兵器のない世界へ、宗教界のみなさんとも力を合わせてがんばります」と決意を述べ、ご協力をお願いしました。
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懇談後は、ちょうど“秘仏”の「御開帳」が行なわれている坂上田村麻呂を奉った田村堂や、ご本尊の安置されている本堂などを、清水寺録事・文学博士の森精顕さんにご案内いただきました。
清水寺を創建したと伝えられる坂上田村麻呂を奉った田村堂の御開帳は100年に1度!
そして、ご本尊は“清水型”と呼ばれる独特の「十一面千手観音像」で、普段は33年に1度の一般公開。〜左右には「毘沙門天」と、鎧兜を身に付けた珍しい姿の「地蔵菩薩」。「風神」「雷神」、「二十八部衆」と呼ばれる“家来”たちには、インドの仏教や土着の神々の影響がうかがえるそうです。
…本当に、圧倒される迫力です!!
他にも、本堂前の手水鉢(写真→)〜菩薩を囲んでフクロウが四隅に彫られている様式が朝鮮半島伝来のものであることや、“清水の舞台”保存のために400年先を考えてケヤキの植樹をしていること、そして東北の英雄「アテルイ、モレの碑」(こくたブログ参照)など、丁寧にご説明いただきました。
それにしても、坂上田村麻呂(758〜811)たちが活躍したのは794年の平安京遷都の頃ですから、清水寺の歴史は“平安京以前”からということになります。
…あらためて“1200年”という清水寺や京都の歴史の深遠さに、驚かされます。(つづく)