09年5月17日(日)
“文化・芸術”は国民みんなの権利!〜日本共産党と語り合う文化政策懇談会2009
文化政策について語り合う集い(主催:党文化後援会)が開かれ、演劇や音楽、美術などに携わる方々と懇談しました。
最初に「文化と政治 人間の豊かさ」というテーマで辻慎一さん(党中央委員会学術・文化委員会事務局次長)が講演。
…景気悪化のもとで「お金がない」と“ナマの舞台”に触れる機会が国民や子どもたちから奪われ、国の助成も削られるなかで芸術・文化団体は大変な苦労をさせられていることや、党国会議員団が著作権保護のためにパナソニックなど録画・録音機器メーカーの責任を追及して動かしていることなど、詳しくお話がありました。
その後、各文化団体・個人からは、さまざまな意見や要望が。
「文化・演劇の仕事をするには政治のことを知らないといけない、と思って勉強してきた。共産党は誠実な党だ、もっと文化つよくなってほしい。憲法を生かした政治を切望する」(人形劇団・京芸)
「演劇鑑賞活動は、1986年『入場税』から1988年消費税導入で大打撃。さらに消費税が5%になった時には“入会者ゼロ”というほどの悪影響を受けた。文化破壊の消費税は、食料品だけなく入場料なども非課税に」(労演)
「市の図書館に民主的小説があまりない。現代の職場を告発した小説など『民主文学』で紹介しているが、『赤旗』『民報』でも文化評論をもっと充実してほしい」(元図書館司書)
「著作権や著作権料の運用を改善し、演奏家の生活が成り立つようにしてほしい」(演奏家)
「パナソニックの話があったが、音楽家の著作権を守るよう、もっと大企業に社会的責任を問うてほしい」(作曲家)
…その他、結成された「京都 映画人9条の会」の活動紹介などの発言もあり、芸術・文化分野でも共同を広げていくことが大事だとあらためて感じました。
辻さんも強調しておられましたが、“文化”は国民に保障された権利です。〜総選挙へ、この点でも“芸大出身”の1人として、がんばらなくっちゃ!とあらためて。