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09年3月 7日(土)

志位委員長おおいに語る!日本経済改革〜京都の経済人と懇談2009

 「志位和夫が語る 日本経済改革〜講演・懇談会」…会場の西陣織会館(上京区)には、中小企業経営者や金融機関、自治体関係者など250人もの“経済人”のみなさんが参加され、2時間を超える熱い懇談会となりました。

 最初に、会場主でもある西陣織工業組合・山崎清一郎副理事長から“歓迎”のご挨拶と渡邉隆夫理事長のメッセージ〜「永田町では何千万円単位の献金が問題になっているが、われわれ伝統産業・中小企業では職人の工賃は時給150円から200円台。業界ごと経営危機に瀕している。政治に具体的支援を求める…」が紹介されました。

 これを受けて、志位委員長が約1時間講演。「『ルールなき資本主義』をただし『ルールある経済社会』をつくるのが私たちの大目標です」とした志位さんは、「日本の墜落するような景気悪化の原因は3つある」として、@人間らしい雇用のルールの確立、A「外需頼み」から内需主導への転換、B「外資頼み」の投機市場からの脱却、という3つの角度から“経済改革”の方針を縦横に語りました。

 …私は志位委員長の後ろで聴いていたのですが、特に「内需拡大に中小企業が担っている大切な役割」というくだりには、みなさんのうなずく顔が印象的!

★志位委員長の講演〜内需拡大に中小企業が担っている役割★ 

@大企業と比べて中小企業経営者は「利益の最大化」よりも「雇用の確保」「社会への貢献」を重視しており、中小企業支援こそ最大の雇用対策。

Aもうけが他府県の本社や他国に吸い上げられたり、投機に回る大企業とちがい、中小企業のもうけは地域経済に還元され波及効果も大きい。

B中小企業の持っている高いモノづくりの技術力は、日本経済の「資源」であり、長い伝統的・文化的財産。

C中小企業は環境でも経済でも地域社会に大きな責任を果たしている。

 ところが、国の予算では、中小企業予算は1社あたり4万5千円なのに、米軍「思いやり予算」は米兵1人あたり811万円なんだって!〜「思いやる相手がまちがっている!大切な役割を果たしている中小企業にこそ手厚い支援を行なうべき」と志位さん。

 …会場からは大きな拍手が寄せられました。

 続く懇談では、西陣織業者やタクシー業界、中小企業経営者のみなさんから次々に質問や意見が出され、志位委員長とこくた衆院議員とやりとり。

 「伝統産業職人の工賃と仕事おこし」「金融ビッグバン(規制緩和)とアメリカ経済の借金・過剰消費体質への“依存”」「投機市場の規制と資本主義の限界」「大量生産・大量消費を是とする資本主義と、中小企業の新しい役割」etc.

 …とても知的刺激に満ちた、ワクワクするようなやりとりは圧巻!そして「いまの問題提起を受けて、私たちの政策を発展させましょう」(志位委員長)など、まさに党の政策とは、こうやってみなさんとの意見・要望と響きあってつくられるものなんだと実感しました。

 最後に、志位さんは渡邉・西工理事長との懇談で「虚業から実業が栄える日本へ」と揮ごうしたことを紹介し、「ものづくりを忘れ、“虚業”に走ることがどれだけ危険かを見せつけたのが今回の危機。地に足をつけ“実業”でがんばる中小企業・ものづくりを応援する政治へがんばりましょう」としめくくると、満場の拍手が寄せられました。

*      * *  *    *   *

 …今日のとりくみにむけて、たくさんの経済団体や経営者を訪問してきましたが、“政策でこれまでの立場を超えて一致できる”〜そういう時代に来ているんだなぁ、とあらためて。

 もっともっと、この“ワクワク”を広げていきたいと思います!

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ご奮闘ご苦労様です。いつも覗かせていただいています兵庫県委員会の小林です。志位さんの講演と感想は民報でも読ませてもらいました。もし、データ化されたものがあればいただけませんか。

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