09年2月 8日(日)
ホームレスの方々を訪ねて/「税を考える京都の会」と懇談2009
(昨日のつづき)
「ありがたい!今日は朝から何も食っとらん」と60代の男性(中京区出身)。年金とバイトで暮らしてきたけれど、12・1月の仕事が激減し、アパートの家賃を滞納して追い出されたそうです。
「ぜんざい?あったかいものはいいねぇ。おたくら、初めて会うね」と50代の方。和装関係の仕事を失っていろいろ巡った後、京都駅にきたといいます。
この日、京都駅で“訪問”したホームレスの方々は30人ほど。元ホームレスだったというSさんの案内で、「かえるネット」や民青同盟のみなさんに西脇いく子府議や党南地区からも合流して、「ぜんざい」と「おにぎり」を配り「11日に炊き出し・相談会があります。生活保護の相談もぜひ受けて下さいね」と声をかけました。
…大阪で解雇されて3ヶ月前に来たという方や、若い人の姿もちらほら。保護施設の拡充や生活保護受給など緊急に求めていかなければ、とあらためて痛感しました。
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今日は「税を考える会」が各党・国会議員に呼びかけた懇談会で、井上さとし参院議員に、前窪府議、岩橋・北山市議らとともに同席しました。
井上さんは、総選挙マニフェストなどを使って、「逆立ち」税制の実態や党の改革提案を説明。
…「はぁ〜」と参加者一同が“ため息”をついたのは“大企業・大資産家減税”のすさまじさです。
「証券優遇税制で、申告所得100億円超の10人に、1人あたり減税18億円」「株式配当減税で、トヨタの名誉会長・副社長の2人で減税2.2億円」など、あきれるばかりの減税バラマキ!〜おかげで、申告所得が5000万〜1億円を超えると、所得が増えれば増えるほど税負担率が軽くなっているというのです!(詳しくは『経済』3月号・垣内論文)
…仕事も住居も奪われた人々から「今日は何も食べとらん!」と悲鳴があがっている一方で、なんでこんな強者応援政治を続けるのか。本当に許せな〜い!!
懇談では、「消費税の食料品非課税」や「アメリカ型会計方式」など、税の専門家のみなさんからさまざまなご意見も寄せられました。庶民・消費者や中小企業応援を、税制度からどうすすめるのか、さらに研究していきたいと思います。