成まりブログ2009年02月
09年2月28日(土)
紅白梅/「志位和夫が語る 日本経済改革」案内2009
“2月は逃げる”とはよく言ったもの。あっという間に月末です。
昨日・今日と「3・7志位和夫が語る 日本経済改革〜講演・懇談会」のご案内や『しんぶん赤旗』『京都民報』購読のお願いで中京区、上京区、北区などをまわりました。
…道の途中、白と紅の花が1本の木に咲いている梅を発見。珍しい!〜春の足音は、もうこんなに近くまで来ているんですね。
「12月でお父ちゃんの機(はた)が止まってしもた。取引先が廃業になってね、うちは専属やったから…」と、顔を曇らせるこのお宅のご夫人(北区)。
「景気が悪いですねぇ。給付金なんかやめて『消費税ゼロ』とか思い切った景気刺激策がほんまに必要ですよ」と、ある企業組合の理事長さん(中京区)。
「タクシーのハンドル握って5年。以前は西陣の職人で、まだ機械は置いたままですが、どっちも食べていかれませんよ」と、タクシー運転手さん(上京区)。
…くらしと営業の春を、みんなが待ちわびておられます。
だからこそ“政治の役割発揮を!”の声を、立場のちがいを越えて広げていきたい。「3・7志位和夫が語る 日本経済改革〜講演・懇談会」(13:30〜 西陣織会館6階)に、たくさんのみなさん、ぜひおこしください!
09年2月25日(水)
元建設労働者Tさん、元派遣Uさんの場合。ぶんちゃんからのメール2009
先週の土曜(21日)のホームレス支援の報告です。
…この日は、はっきり言って“大変”でした。
〜自宅で「豚汁」30人分を作って午後10時に京都駅に到着すると、八条口にはかえるネット京都のメンバーとともに、すでに20人以上の方々が「炊き出し」を待って集まっていました。
いつもの“案内役”Sさんがあらかじめ声をかけてくれたそうで、用意した「豚汁」「おにぎり」には行列ができていっぺんに空っぽに。そして食事が一段落すると「話を聞いてほしい」「相談したい」という方が次々と…!
★岐阜で3日前に仕事を失ったというTさん(52歳・元建設労働者)は「職場でケンカになり、解雇され寮を飛び出してきた。元々住んでいた京都に来れば仕事があるかと思ったけれど、ハローワークに行っても『住所なし』では…。駅の寒さは本当につらい。持ち金もなくなってしまった」。
★Tさんが京都駅で知り合ったというUさん(43歳・元派遣労働者)は、姫路でデジカメやコピー機の組み立て作業をしていて、トラブルもあって3ヶ月前に退職。カプセルホテルなどを転々として仕事を探すも見つからず、ついには路上に。「見るに見かねた派遣会社の人が『京都・大阪には仕事がある』と言うので1週間前に来た。けれど土木作業の『人集め』にひっかかり『体力がない』と辞めさせられて…」。
…2人とも路上生活は数日のこと。放置はできません!どうしよう〜!?
その場から“頼み”の党下京生活相談所・青柳さん(ぶんちゃん)に電話し、結局、週明けに相談所で対応することになりました。でも、今日明日の泊まるところは、ない。
「Tさん、Uさん、ごめんね。月曜までがまんしてもらわなあかん。身体に気をつけて」とカイロを渡し、別れるしかありませんでした。
…う〜ん、今すぐ入れる保護所・避難所がやっぱり必要なんです!!
* * * * *
★以下は、党下京生活相談所・ぶんちゃんからのメール(一部)★
Uさんは聞きとりの最後に、憲法や生活保護法のこと、「派遣切り」と政治の冷たさなどを『しんぶん赤旗』もつかって説明し「Uさんが悪いわけではない。一緒にがんばって家も借り、仕事ができるようにしましょう」と言うと、ゆっくりと涙を流してうなづいていました。
その後、下京福祉事務所に行き、とりあえず中央保護所の抽選を受けると、なんと6倍以上の倍率を突破して“当選”。面接に同行して保護申請をすると、自立支援センターの話も出ましたが、本人の希望もあり「1週間の保護所入所ではなく、仕事を探すためにも居宅確保の生活保護を申請します」と主張し申請しました。
2・3週間程度で居宅も確保してもらえると思います。今後も連絡をとりあいながら相談をすすめていきます。
実はUさんは、派遣労働を自己都合退職した際に雇用保険の受給資格があったはず。ところが退職者に対して何の説明もされず、Uさんは申請もせず書類も捨て、受給資格は喪失。こういうケースは多数あります。
寮にいた段階で保護申請をすればもっとスムーズだったはず。結局、路上生活に入ってしまうと雇用関係のセーフティーネットの網にかからない現実があることを痛感したケースです。Tさんの件は次回に。
09年2月24日(火)
「ブログ見て地道な活動 共感」「貧困なんとかしたい」学生が入党申し込み♪♪2009
★大ニュースです〜♪♪♪
「日本共産党に入党したい」と大阪の女子学生が党西地区事務所を訪ねてきたんです!
…日曜日(22日)、その女子学生Kさん(21歳)にお会いしました。
大学では労働問題などを専門に勉強しているそうで「成宮ブログを見て、こんな地道な活動してるのか、と政治家のイメージが変わった。労働相談やホームレス支援に共感」な〜んて言っていただきました。
直接のきっかけは、西院駅で労働者後援会の“おじさんたち”が雇用問題で演説していたのを聴いて「私もやろう!」と思ったんだって〜(おじさんたちも大喜び♪)。
党綱領も読んでくれていて、いくつかのやりとり。「小泉構造改革にはすごく怒りをもっていて、自民はダメ。ネットでいろいろ調べてみると、民主も“アンチ自民”だけでは政権についてもどうなるんだろう? 他の野党では、共産党は小さいけど最近若者の入党者が増えてるときいて、もしかして未来を託せるのは共産党かなって思うようになったんです」とKさん。
「ネットの有効利用を共産党もしたらいいのでは」と貴重なアドバイスも。〜ほんと、その通りですね(ブログも心して書かなくっちゃ、とあらためて)。
「大歓迎!!入ってどんなことしたい?」と聞くと、「労働相談とか困ってる人の力になりたい。政治を身近に感じたかった。ホームレス支援にも参加したい」。
…すばらし〜い!大きな拍手!!Kさん、これから(も)よろしくお願いしますね♪
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★実は、大ニュースはもう1つ〜♪
先週のホームレス支援に初参加した高校3年生Hくんが、いまさっき、党府委員会に入党を申し込んできたんです!
Hくんは、北区の大学に4月から進学予定。今月初めの入試のときに民青同盟の宣伝に出会って加盟したばかりです。
「なんで、入ろうって思ったん?」と聞くと「民青やボランティアの活動で、社会の現実に衝撃を受けた。共産党が貧困をなくそうと活動してること、政策にもすごく共感して、入りたいといつ言い出そうかと…」とHくん。実は高校時代から「アメリカいいなりや貧困が生まれる社会をなんとかしたい。けど、そんなこと考える自分っておかしいのかなぁ」って独りで考えてたんだって。
「いま、毎日ドキドキしてる。もっといまの社会をナマで感じたい」とHくんの眼はキラキラ!
…すご〜い!出会えてよかったね〜!!“出会いの春”、もっともっと出会わなくっちゃね♪♪♪
09年2月23日(月)
「派遣切り」ストップの申告運動を!〜「3・4志位質問」報告・学習会2009
今朝は、大阪の党近畿ブロックによる学習会「雇用破壊・『派遣切り』をめぐる国会論戦の到達点と活用」に行ってきました。
京都をはじめ近畿6府県の国政候補・地方議員や職場支部のメンバーとともに、党中央の筒井氏から、2月4日志位質問(衆院予算委)が切りひらいた到達や準備の経過について詳しい報告をうけ、質疑・応答も含めてとっても勉強になりました。
特に、私や京都のメンバーからも質問したのですが、労働者派遣法では「期間制限=3年」を超えて「違法状態」がすでに生まれている場合、@「同一の労働者」かどうかではなく「同一の業務」で見るので、たとえ個人で「3年」に満たなくとも、その業務に働く全ての労働者が「直接雇用」の対象となる、Aいったん生まれた「違法状態」「直接雇用の責任」は解消されることはないので、退職・解雇された労働者でもさかのぼって申告できる、などのやりとりはナルホド〜!と。
…労働局への申告運動にすぐにも役立つ内容。さっそく生かしていきたいですね。
他にも「『偽装請負』『違法クーリング』は、どういった証拠で証明するのか」「『直接雇用』といってもパナソニック若狭の『期限付きバイト』のような劣悪な労働条件で、派遣労働者が辞退してしまうような話が多い」など、今後の論戦・運動上の“課題”も見えてきました。
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…帰りの電車では、パナソニック滋賀工場で「請負切り」にあったAさんの話を聞き、またまた認識を深めました。
10年前、伝統産業関連の仕事に“見切り”をつけて日産車体(宇治市)の「期間工」になったAさん。「派遣」や「請負」として超ハードな仕事をこなし、この2月に「切られた」とのこと。Aさんの契約はいちおう「請負」ですが、会社は「派遣」も「請負」もやっているN社で、同じ工場内に「派遣」のラインもあったといいます。
…う〜ん、“違法=偽装請負”の疑いがありそう。今後も連絡をとりあっていくことになりました。
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夜は「山とみ」さん「45周年の集い」に、西山とき子元参院議員、原田完府議らと出席。「山とみ」の女将・柴田京子さんといえば、1998年の「フランス橋架橋」問題をめぐって「女将(おかみ)がお上(おかみ)に物申す」の名演説をした“先斗町の名物女将”です。柴田さんの人柄を慕った400人を超える人々が集まる楽しい祝宴でした。
…はぁ〜、それにしてもスケジュール過密ぎみの今日この頃。土日(21・22日)も、たくさんの出会いとドラマがありましたが、また後日に。
09年2月20日(金)
ホームレス“元・旅役者”M井さんの場合…〔つづき〕2009
(18日のつづき)
「抽選ハズレ」のM井さんの面談に、再び同席。
「今日は生活保護を申請します。この年齢で路上に放置できません」とつよく申し出た結果、中央保護所の「緊急枠」を確保してもらい、申請が受理されることになりました。
この後、M井さんは保護所に入り、食事やベッドなどが提供されることになります。生活保護の支給は早くても2週間はかかり、それを待って党下京生活相談所・ぶんちゃんらと一緒にアパートを探すことになるでしょう。
「ありがと。ありがと」とおじぎをくり返すM井さん。市職員さんに私たちからもお礼を言って、福祉事務所を後にしました。
…ぶんちゃんと一緒に、保護所に向かうM井さんの小さな背中を見送りながら、「よかった!」という思いと「このままでは、とてもダメ!」という思いが、交錯します。
福祉事務所にはまだ「抽選ハズレ」の大勢の方がおられ、職員さんも本当に大変そう。〜“限界だ”ということが私たちの目にもわかります。
…やっぱり、必要なのは“政治”なんです!!行政がいのちや暮らしを守る責任を果たすべき。
少なくとも緊急に「中央保護所の拡充や宿泊施設の確保」「生活保護申請→即日支給→アパート確保への支援」など、この現実を見てやる気があればできることがあるはず!
府・市会とも連携して、対策を求めていきたいと思います!(★写真は2/11「なんでも連帯ひろば」の炊き出し)
09年2月17日(火)
生活保護申請。ホームレス“元・旅役者”M井さんの場合…2009
行ってきました。ホームレスの方の生活保護申請。
京都駅に寝泊りしている“元・旅役者”のM井さん(77歳)に、党下京生活相談所員の青柳さん(通称:ぶんちゃん)とともに同行しました。
11時、下京区役所での待ち合わせにさっぱりした顔で現われたM井さん。もう1人「約束」したはずのYさんは姿が見えません。残念ですが、M井さんと一緒に福祉事務所の生活保護窓口へ。
「今日は生活保護を申請したいんです!」とはっきり申し出て、まずは面談です。
「京都市役所の裏につくった“ダンボールハウス”があまりにも寒くて京都駅に移ってきた」と話し始めたM井さん。旅役者だった両親とともに小さい頃から全国を巡っていて学校にはあまり行けなかった。60歳を過ぎて“役者”を引退してからは旅館の住み込みで働き、身体を壊して仕事も住家もなくしてしまった。娘の嫁ぎ先は“ヤクザ”で頼れない、自分も「傷害」「窃盗」などで刑務所の出入りをくり返し、やっとアパート暮らしを始めたら、『ビッグイシュー』販売から麻薬事件に巻き込まれて、また刑務所へ〜。
…京都駅で出会ったときは、役者時代の長いセリフを朗々と披露してくれたM井さんですが、その人生は想像以上に“壮絶”です。
面談では「中央保護所の抽選に参加して下さい。ハズレだったらまた相談しましょう」ということになり、お昼はぶんちゃんと私でカンパしてうどんを食べました。
午後、中央保護所の抽選は“大賑わい”で、「空き」は2・3人分しかないのに「くじ引き」には20人近くが集まっています。M井さんは、結局「ハズレ」。
〜さあ、これからが大事です! (つづく)
09年2月16日(月)
上京ワークハウス創立25周年おめでとう!2009
昨日は「上京ワークハウス創立25周年記念 狂言会」(同志社大学・寒梅館)に娘と夫と一緒に行ってきました。
上京ワークハウスは、たった1人の障がいのある青年からスタートしてこの25年間、知的障害者の共同作業所として歩みをすすめ、いまや堀川商店街の「蒸しまん&カフェ まんまん堂」でもおなじみです。
…現在のワークハウスで働く約40人の仲間のみなさんがステージいっぱい合唱を披露され、とっても胸をうたれました。
そして「狂言会」は、ご存知、茂山家一門。茂山千之丞さん、茂山童司さんたちの「濯ぎ川(そそぎがわ)」「素襖落(すおうおとし)」に大笑い!
…「濯ぎ川」の「恐い女房」役の童司さんを観るのは2(3?)回目なのですが、前よりも一層「わわし(恐ろし)い」迫力が増しているようです。
娘のリリコ(6歳)も、話の筋はよくわからないようですが「なかなか!」「なかなか!」というセリフがえら〜く気に入った様子。
…やっぱ、ライブっていいよね〜♪
09年2月14日(土)
京都駅“ホームレス訪問”〜生活保護の申請へ2009
土曜日です。「かえるネット」による京都駅のホームレス“訪問”ボランティア。今夜は「おにぎり」と「チョコレート」を配りました。
前回に続き、「以前はここに住んでいた」というSさんの案内で、訪ねた方は20人あまり。「そうかぁ、バレンタインデーやなぁ!」「ハラ減っとったんや。ありがとう」とみなさんにっこり、80代から20代まで、女性もいらっしゃいます。
…話を聞きながら「生活保護の申請をしませんか」と声をかけ、2人の方と週明けに区役所に行くことになりました。77歳と78歳の男性です。
一緒に話を聞いた党下京生活相談所員の青柳さん(通称:ぶんちゃん)が「そんな年齢ならすぐにでも保護は受けられるはず」とアドバイス。2人とも申請をしようと面談を受けたことはあるものの「順番待ちと言われた」など、路上生活のまま。今日はソーシャルサービス協会の炊き出しがあったのに「足が痛くて行けなかったのでハラペコ」。…放ってはおけません!
国会では2月9日、共産党の佐々木憲昭衆院議員の質問に対して「公園のようなところで寝泊りしている人も(生活保護)申請は可能」と厚労相が答弁。
…この答弁通りの対応を、求めていかなくっちゃなりません。週明け、がんばります〜!
09年2月11日(水)
春よ来い!なんでも“連帯ひろば”〜画期的に広がった連帯の輪!2009
「ありがとう!健康相談を受けて、病院に診てもらうことになったよ〜」「いい寝袋がもらえた。あんたらが声かけてくれたおかげや」「東京の『派遣村』にいて、京都まで自転車で来た。生活保護を申請したい」「雇い止めになって3ヶ月、こんな食事は久しぶり。なんとか仕事を見つけたい」…
切実な声、声、声。そして「なんとかしたい」という熱い思いがあふれた「春よ来い!なんでも“連帯ひろば”」。
…先日、京都駅で呼びかけたホームレスの“おっちゃん”たちの顔もあり、嬉しくなりました。
1月に続く2回目の今回は、実行委員会主催で、会場の民医連・九条診療所(南区)と川端診療所(左京区)には113人が食事や相談に来られました。
…1月よりも“前進!”を感じたのは「生活・労働相談」件数が5倍に広がったこと。私たちも「生活保護、住所がなくても受けられるようにがんばって変えてきてるし、申請しましょうよ」とホームレスのみなさんに“説得”し、明日は集団で申請に行くことになったそうです。
もうひとつは、ボランティアが300人に広がったこと。若者や民医連医師、自由法曹団からは中村和雄弁護士の姿。共産党からも、こくた国対委員長や国政候補、府・市会議員が参加。会場には、リンゴやお米、チョコレート、衣類・毛布などの支援物資、カンパは19万円以上になったそうです。
…なかには、相談を受けた後に「小生、長い人生を歩んできて、こんな有難い温かい事は初めて。何かの役に立てて下さい」と手紙と5000円を届けてこられた方も。
「自分自身も大変だけど、同じ境遇の人々を支えたい」という“連帯の輪”。胸が熱くなります。
同時に、相談内容は深刻!「南区の製造大手で11月で『雇い止め』にあった」という青年は、ハローワーク前でもらったビラを手に伏見から歩いて来たといいます。「(炊き出しの)牛丼、ゆで玉子、こんなご馳走は久しぶり…」と驚いているのでよく聞くと、収入は両親のわずかな年金のみ、毎日の食べ物にも事欠き、おまけに長時間労働のせいで精神を患ってしまったというのです。
すぐに石村和子さん(3区候補)と党伏見相談所に連絡をとり、あらためて現地で相談にのることになりました。
…たくさんの相談は1つひとつが大変です。どういう対策がいるのか、次はどうするのか、実行委員会のみなさんと一緒に“突破”していかなければいけない!とあらためて。
09年2月10日(火)
ニチコン亀岡工場で宣伝/「志位質問」届けて労働局・ハローワーク・京都府・市へ/消費税宣伝2009
今朝はニチコン葛T岡工場前で、亀岡市議団のみなさんとともに宣伝。ニチコンは昨年末の「派遣切り」に加えて、「従業員1700人削減」を先日発表していますが、ホームページなどによると内部留保は約1000億円とのこと。「この一部をまわすだけで雇用は守れます」「従業員クビ切り、賃下げストップを」と訴え、昨年本社に申し入れたことも知らせて、ビラ&署名を配りました。
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京都市内に取って返し、渡辺党府委員長らと合流して、「2月4日志位質問」の画期的な内容をいち早く関係機関に知らせようということで、京都労働局や市内のハローワーク(七条/烏丸御池)、京都府、京都市をまわりました。
各小選挙区候補も昨日から「志位質問・答弁」の全文を持って各地のハローワークをいっせいに訪問。所長さんらからは「ニュースで見ていたが、詳しく知りたかったところです」「『通産する』と、そんな答弁があったとは知らなかった。何らかの指示が本省からくるでしょう」「いよいよ『派遣』という働き方そのものの見直しが必要ですね」などの声が寄せられました。
…それにしても、ハローワークは大勢の職を求める人々で混みあい、大変な様子です。
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午後は党府委員会「経済危機から暮らし・雇用を守る闘争本部」の第8回目の会議(ちなみに私は事務局長です)。「2・4志位質問」の成果を非正規労働者にどうわかりやすく知らせるか、中小企業支援で共同を広げる方向、などなど集中して議論し、15時からは街頭へ。
「消費税増税」だけは麻生首相がブレずにしがみつくなか、党府委員会として消費税増税ストップ“ハーフマラソン宣伝”(四条河原町)にとりくみ、2時間で60筆の署名が寄せられました。
…でも、まだまだ「怒り沸騰」とまではいかない雰囲気。大企業・大資産家優遇の「逆立ち税制」の実態、党の「財源論」をもっともっと伝えていかなあかんなぁ〜と感じます。
09年2月 8日(日)
ホームレスの方々を訪ねて/「税を考える京都の会」と懇談2009
(昨日のつづき)
「ありがたい!今日は朝から何も食っとらん」と60代の男性(中京区出身)。年金とバイトで暮らしてきたけれど、12・1月の仕事が激減し、アパートの家賃を滞納して追い出されたそうです。
「ぜんざい?あったかいものはいいねぇ。おたくら、初めて会うね」と50代の方。和装関係の仕事を失っていろいろ巡った後、京都駅にきたといいます。
この日、京都駅で“訪問”したホームレスの方々は30人ほど。元ホームレスだったというSさんの案内で、「かえるネット」や民青同盟のみなさんに西脇いく子府議や党南地区からも合流して、「ぜんざい」と「おにぎり」を配り「11日に炊き出し・相談会があります。生活保護の相談もぜひ受けて下さいね」と声をかけました。
…大阪で解雇されて3ヶ月前に来たという方や、若い人の姿もちらほら。保護施設の拡充や生活保護受給など緊急に求めていかなければ、とあらためて痛感しました。
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今日は「税を考える会」が各党・国会議員に呼びかけた懇談会で、井上さとし参院議員に、前窪府議、岩橋・北山市議らとともに同席しました。
井上さんは、総選挙マニフェストなどを使って、「逆立ち」税制の実態や党の改革提案を説明。
…「はぁ〜」と参加者一同が“ため息”をついたのは“大企業・大資産家減税”のすさまじさです。
「証券優遇税制で、申告所得100億円超の10人に、1人あたり減税18億円」「株式配当減税で、トヨタの名誉会長・副社長の2人で減税2.2億円」など、あきれるばかりの減税バラマキ!〜おかげで、申告所得が5000万〜1億円を超えると、所得が増えれば増えるほど税負担率が軽くなっているというのです!(詳しくは『経済』3月号・垣内論文)
…仕事も住居も奪われた人々から「今日は何も食べとらん!」と悲鳴があがっている一方で、なんでこんな強者応援政治を続けるのか。本当に許せな〜い!!
懇談では、「消費税の食料品非課税」や「アメリカ型会計方式」など、税の専門家のみなさんからさまざまなご意見も寄せられました。庶民・消費者や中小企業応援を、税制度からどうすすめるのか、さらに研究していきたいと思います。
09年2月 7日(土)
六区女性宣伝DAY/京都駅のホームレスの方たちを訪ねて2009
午前は保育園の“親子マラソン”。午後は浜田よしゆき6区候補と街頭から訴え、夜はホームレスの方たちを“訪問”。…いろいろと、感じること考えることの多い1日でした。
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年長さんになった娘は保育園最後の“親子マラソン”。約2.5qを親子で走りました。3・4歳児の頃はかわいいばかりだったんですが、年長さんにもなるとけっこう速いんです!
12時半の電車に飛び乗って府南部へ。6区では本日“女性宣伝DAY”で、JR宇治駅の街頭演説会に合流しました。
宇治市(帆足さん、中路さん、坂本さん)、城陽市(飯田さん、若山さん)、久御山町(巽さん、三宅さん)の党女性議員が勢ぞろいして壮観です!…浜田6区候補も圧倒されぎみ!?
さらに南下して城陽→木津川→精華町へ。JR棚倉駅前の広場(写真下)ではユニークな石の十二支の周りに子どもたちが寄ってきて元気に手を振ってくれました。
…日差しは春。けれど風はまだ冷たく感じます。
精華町・祝園駅で宣伝カーを降り、京都市内へ。
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いったん家に帰り、「ぜんざい」を約30人分を作った鍋を持ち、夜10時半、京都駅八条口へ。ホームレスの方たちに食べ物を差し入れるボランティアに合流しました。
こうした“夜まわり”はいろんな方が続けておられますが、今回のボランティアは「派遣切り」「倒産」など仕事も住居も失う人が急増するもとで「かえるネット(日本共産党と一緒に日本をかえる若者ネットワーク)京都」があらたに呼びかけたものです。(つづく)
09年2月 5日(木)
志位質問第3弾!現行法で“派遣切り”ストップを!2009
昨日は久々の国政候補者会議。ちょうど会議の最中にTVで衆院予算委・志位委員長の質問が始まり、「“恒例・志位質問”は見ないと」「今日はどこが追及されるんやろ」と、みんなで視聴しました。
実例で追及された企業は「いすゞ」「マツダ」「パナソニック」でしたが、全体として問われたのは「非正規切り」をストップする“政治の責任”という問題です!
「ひどいなぁ、麻生答弁」「わかってな〜い」とかワイワイ言いながら見ていた候補者全員が、「えっ!?そうなん」「それって重要答弁!」と唸った場面がいくつか…。
★1つは、志位委員長が、いすゞ自動車での実例をあげて、「派遣労働者が3年以上働き続けていれば派遣先企業に直接雇用申し出の義務が発生するが、『偽装請負』期間が過去にあればその期間も“通算”しなければならないはずだ」と追及したのに対して、舛添厚労相が「実態として派遣事業であれば、通算する」と明確に認めた場面です。
…「偽装請負」期間が派遣期間に“通算”されるならば、多くの派遣労働者が「3年」を超えます!〜これは、重要だ!!
★2つめには、そのいすゞで「名ばかり期間社員」をはさんで5年10ヶ月も派遣だった労働者が「派遣切り」にあった例をあげ、「とっくに直接雇用、正社員になっているべき労働者を『派遣切り』とはあまりに理不尽」と迫ったのに対して、麻生首相が「認識は同じ。明らかに違反だ」と答弁した場面。
…「明らかに違法」状態は京都にも全国にある!総理が認めたんなら是正指導すべきですよ〜!「ちょっと言いすぎじゃないの」とか中川大臣が麻生首相にささやいてますが〜。
★さらに、マツダでも同じように「クーリング」(派遣社員を3ヶ月間だけ期間社員=直接雇用にするなど)というしくみが“悪用”されていることを告発した志位委員長が「『クーリング』後に派遣に戻すことを予定しているのは職業安定法違反だ」と追及。厚労相は「職業安定法44条で禁止している『労働者供給』に該当する。その場合は、最初から(通算して)3年を超えれば派遣法にも違反」と認めました。
…派遣法違反というだけでなく、職業安定法にも違反しているとは!「現行法でも、厳正な対処は可能だ」と志位委員長。〜こういう企業には、「直接雇用」の責任を果たさせるよう、政府の厳しい指導こそ必要です!!
★他にも、パナソニック・グループの福井の実例はひどい!〜派遣労働者が自分で「偽装請負」を調べて声をあげ、労働局が「派遣切り」をやめるよう指導。それを受けてパナソニックが申し出た「直接雇用」の条件は、なんと「時給810円の期限付きアルバイト」だというのです。「派遣切り」に実態を明らかにしないパナソニックを、志位さんは「『明るいナショナル』と言ってきた企業が、闇の中で『派遣切り』をやっている!」と告発。
志位委員長は、これらは「氷山の一角」として、「企業への踏み込んだ調査・指導」と「日本経団連や大企業代表を予算委員会に参考人招致を」と要求。
…往復で持ち時間50分いっぱい、迫力の志位質問第3弾。またまた大反響を呼ぶことはまちがいなさそうです。
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「同じような話が三菱自動車でもあったね〜」「三菱電機の派遣の子の話と一緒や」「パナソニックといえば南部に子会社いっぱいある」と国政候補者のみなさん。
…ホントに、京都で私たちがつかんできた実態とそっくりなんです。だからこそ、志位質問の“成果”を「非正規切り」防止に生かしていかなければ。さっそく〜!
09年2月 2日(月)
新ポスター登場〜京都1区必勝、比例第1党へ2009
2月がやってきました。
解散総選挙に向け、京都で“1区こくた勝利”“比例第1党”をめざす「新ポスター」の貼り出しがスタート。3月10日には衆院「任期満了」半年前となるため、こくたさん(&小選挙区候補)&成宮(2010年参院)の連名になります。まずは1区で貼り出し、2〜6区でも急ぎ作業中。
国会では麻生首相の施政方針演説への代表質問が行なわれ、09年度予算案めぐって本格論戦に突入。
…いのち・くらし・雇用・営業を守る“政治の役割発揮”へ、がんばりどきです!
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さて、月末から月初め、あちこちの党支部と一緒にたくさんのお宅を訪ね、総選挙の支持や『しんぶん赤旗』『京都民報』の購読をお願いしました。
昨日は上京区・仁和学区を歩きました。小さな路地には必ずといっていいほど“お地蔵さん”があり、町内の人たちがお世話をしておられる様子。
「藤原ひろ子さんや谷善さんを必死で応援した」というベテランの方々にもご挨拶。「『赤旗』は久しぶりや。あなたの選挙がある来年夏まで読むよ〜」と言っていただける方、「今度こそ、こくたさん勝ってほしい。全部で20議席くらいになってもらいたい」と日刊紙も2人の方が読んでいただけることに。
…感謝・感激です!解散・総選挙は“予算成立後の3・4月”説がマスコミでも有力視されている様子。さ〜あ、政治に春を呼ぶ2月にしましょう〜!