09年1月 9日(金)
“18の春は泣かせない”高校生の就職事情〜府立高校調査2009
8・9日、景気悪化の下で高校生の就職・進路状況がどうなっているかの調査で、党府会議員団とともに府立高校を訪ねました。
昨日は田辺高校(京田辺市)、すばる高校(伏見区)、乙訓高校(長岡京市)へ(私は風邪のため残念ながら欠席デス)。
今日は府立工業高校(福知山市)、農芸高校(南丹市)、南丹高校(亀岡市)を、かみね史朗府議や吉田さゆみ5区候補、吉田幸一4区候補らと訪問しました。
工業高校では、景気悪化の前にほとんどの生徒が内定し、12月中には100%決まったとのこと。「けれど『内定取り消し』が出ないか心配で、さらに来年がどうなるのか…」と校長先生。また、授業料減免申請はこの2年で2倍に増え、授業料を滞納している親御さんから「自営業で本当にしんどい!夜のアルバイトで生計を立てている」という声も寄せられているそうです。
南丹高校では、「まだ就職が決まっていない数人の女子生徒がいる」と副校長先生が頭を抱えておられ、「9月の1次試験の後、何回も受けても受からないなんて異例の事態。しかも優秀な生徒たちなのに…」。先生方も企業への働きかけなど努力されているそうですが、以前は「もっと人を送ってほしい」といっていた企業が「もう人は増やせない」と返答してくるなど、厳しさを感じるといいます。
農芸高校でも、指定校求人が年々減っていること、特に農業関連の求人・就職が少ないこと、交通費補助拡充の要望など校長先生らから伺いました。
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…お話を聞いて、高校生にも景気悪化の影響が広がりつつあるのを痛感!また「非正規切り」のことも話題になり「大企業のやり方はおかしい。人を大事に育ててくれるのはやっぱり地元の企業」という点で意見が一致しました。
“18の春は泣かせない”〜未来ある高校生の希望を奪うような政治であってはなりません!さっそく、今年度から来年度への対策を行政にも要望していきたいと思います。