08年12月26日(金)
“一人の犠牲者も出さない”〜党府委員会「くらしと雇用を守る闘争本部」で記者会見2008
昨日夕方、党京都府委員会の「経済危機からくらしと雇用を守る闘争本部」として記者会見を行ないました。
この闘争本部は、景気悪化の影響が深刻さを増すなかで11月に設置したもの。本部長は渡辺和俊府委員長で、ちなみに私は“事務局長”です。
会見には、京都府会議員団の新井進団長や、京都市会議員団の井坂博文副団長も同席。“1人の犠牲者も出さない”の合言葉・決意のもと、約1ヶ月間、くらしや営業の実態調査、企業・行政への申し入れなどにとりくんできた「中間報告」を発表しました。
具体的には、@大量解雇問題では、京都労働局や京都府などに緊急対策をくりかえし要請し、また解雇計画が報じられたジャトコ(八木工場)や三菱自動車(右京区)などに「雇用確保」を申し入れてきたこと、A中小企業・地域経済について、各地で実態調査を行なうとともに、「経済提言」を届けて約2000軒の経済団体や組合、経営者、商店などと訪問・懇談。国の出先機関である近畿経済産業局、財務局などにも申し入れたこと、Bこの年末年始、生活・労働相談に、議員、地区委員会・支部とも総力をあげていること、などを報告。「ぜひ困っている方は連絡を」と連絡先一覧も示しました。
また「中間報告」では、非正規労働者の“反撃”も始まっており、党としても非正規労働者の組織化に力を入れていることを紹介しました。
人材派遣会社「サーミット工業」などで解雇通告を受けた非正規労働者たちが労組に結集し、団交を重ねて勝利和解していることには、マスコミからも注目が寄せられています。
そして行政も、労働局長・府知事・市長らによる派遣元企業への「雇用確保」要請書が出され(22日)、25日には経済団体との「宣言」で「企業の社会的責任」が明記されるなど、動きはじめています。
…会見にあたって、大急ぎで(というか一夜漬けで…)1ヶ月のとりくみをまとめてみましたが、毎日毎日いろんな手をつくしてさまざまな動きを広げてきたこと、そしてなにより、深刻な実情のなかから“反撃のたたかい”が力づよく前進しつつあることは、本当にすごいことだと感じました。
…同時に、やればやるほど、「まだまだ!もっともっと!!」といっそうつよく感じる毎日。“1人の犠牲者も出さない!”“あきらめない!”ことが、本当に問われる年の瀬です!