08年11月29日(土)
「非正規」雇い止め3万人(厚労省発表)は“氷山の一角”!2008
今日は、乙訓労働者後援会の「経済提言」学習会へ。
11月11日に発表された日本共産党の緊急経済提言にそって、京都で起こっている事態や、この間の訪問・懇談の様子も紹介しながら1時間ほどお話しし、みなさんから職場の実態などをお聞きしました。
そこでも話したんですが、昨日いっせいに報道された「非正規雇い止め3万人」「学生内定取り消し331人」という厚生労働省発表について…。
昨日そのニュースを見て、さっそくこくた恵二衆院議員室に頼んで、都道府県ごとの数字を厚労省からとりよせてもらいました。それによると、雇い止めは「京都:派遣90人/1件、契約181人/3件、請負0人、その他39人/2件で、合計310人/6件」という数字。
…えっ、少ないんでは??? と思いました。
だって『京都民報』が報道しただけでも、村田機械の派遣200人強、三菱自動車とジャトコで100人+すでに雇い止めになった請負労働者が45人、ロームでも数百人(←京都だけではないが)。この他にも、この間の調査で北部の企業など次々と名前が挙がっています。
厚労省は「(調査は)すべての雇用調整事例を把握しているものではない。また、現時点で内容が確定している事例」としており、都道府県一覧では、「東京:派遣3人」「大阪:派遣0人」「高知:派遣0人」「沖縄:合計5人」など、実態とかけ離れていると思われる数字も並びます。
…「3万人」でも衝撃的ですが、実際はその数倍〜数十倍の解雇・雇い止め計画が進行しているのではないか!? 背筋が寒くなる思いです。
さらなる実態把握、そしてなにより「労働者の雇用を守れ!」という大企業への強力な指導・監督こそ、いま政治に求められる役割だと痛感します。がんばらなくては!