08年10月 5日(日)
「どうする?産科・小児科不足」6区シンポジウム/南山城村で演説会2008
「お産ができない」「小児救急体制が足りない」…事態が深刻になっているのは府北部だけじゃありません。
京都南部(=6区)では、12市町村のうち7市町村には産科が1つもなし。年間500人以上が生まれる城陽市(人口8万人)でも、産科がない状況が3年間続いています。さらに、夜間・休日に小児科医師が救急医療を行っているのは4病院だけ…。
…この府南部の医師不足に焦点をあてた「子育てシンポジウム」(主催:党洛南、山城地区委員会)が八幡市で開かれ、浜田よしゆき6区候補とともに参加しました。
最初に小児科医師の立場から、民医連中央病院の尾崎望先生が医師不足の実態や根本にある政府の低医療費政策などについて話されました。救急医療センターの機能改善や開業医との連携など、山城地域での課題についても問題提起がありました。
続いて、ママ・パパの立場から…。「産婦人科は予約を入れないと受診できず、待ち時間も長くて、大きいお腹でしんどかった」「子どもが夜中に『おなか痛い』とワンワン泣いて、救急車で運んだら『ガスが溜まっただけ』と…。どういう容態なのかわからず、親として不安」(宇治市のママ)、「1歳の子どもが夜に犬に噛まれ、朝まで家で看て、次の日に休日診療所へ。夜中でも診てもらえる場所が近くにあるといいのに」(八幡市のパパ)。
…う〜ん、切実です。私も、娘が熱湯で火傷をして救急診療に駆け込んだ体験をまじえてお話しました。震えながら必死で受け入れ病院を探したこと、次々と運ばれてくる救急患者と医師の奮闘、「もしも!?」と考えたときに親として救急医療に頼るしかない思いはどこに住んでいても同じ。だからこそ、現状のなかだけでなんとかしようとしても限界があり、政府が「医療費抑制」のために「医学部定数削減」などとってきた責任が問われていることを述べました。
同時に、“いま、声をあげれば変えられる”。…世論と運動によって、行政・政府も重い腰を上げつつあり、府に医師派遣システムがつくられたり、厚生労働大臣が「医学部定員削減」の「閣議決定」を見直すと言わざるをえなくなっていることを紹介。
浜田6区候補からは、日本共産党の医師確保のための「提言」(06年10月)や、寄せられたアンケートの声に触れて、「社会保障費削減の政治をただすために、税金の集め方・使い方にメスを入れよう」と決意と発言がありました。
会場からは「『母親学級』のように、小児医療についても、知識を得る場があったらいいのに」(八幡市のママ)など、いろんな提案も寄せられました。
…この南部地域でも、ママ・パパ、住民、そして医療関係者のみなさん方と一緒に、行政も動かすような運動をもっとすすめていくことが大事だと、あらためて感じたシンポでした。今日を、スタートに、がんばろう!
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そのまま、ひなご大介さん(←八幡市長候補として奮闘された)の車で、おにぎりをほおばりつつ、府最南端の南山城村へ。先に演説していた浜田候補と入れ替わりで到着し、京都市議会の「後期高齢者医療制度廃止」意見書や汚染米問題、大銀行の「税金ゼロ」の実態、などお話し、党躍進をと訴えました。
…「よ〜う、わかった」「元気でたよ。チャンスだな!」と出口の握手で、たくさんの激励。タスキかけると、候補者っぽいですねぇ。がんばります!!