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08年7月 4日(金)

同志社大学で宣伝/日本共産党、地球温暖化対策の「見解」。明日「温暖化防止大講演会」です!2008

 むし暑〜い!…いよいよ京都の夏本番を感じさる暑さ。大学門前の連続宣伝で、今日は同志社大学(北区)で民青同盟のメンバーとともに訴えました。

 「7/6志位和夫来たる」、「7/5地球温暖化防止大講演会」…2つの企画を知らせるタテ看が立つ交差点では、指さして話し合う学生の姿も。どんどんビラが受け取られ、注目の大きさを実感します!

 さて、先日(1日)の党国会議員団の原油高騰レクは、その後にラッキーな“オプション”がありました。続いて行なわれた地球温暖化問題の議員団学習会に同席して、6/25に発表された「地球温暖化の抑止に、日本はどのようにして国際的責任をはたすべきか」(見解)について、中央の政策担当者から説明を聴くことになったのです。

 「見解」は、全体として、温暖化による破滅から地球を救うために「科学の知見」に「政治」の仕事を一致させる観点が貫かれているそうです。具体的に「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告」も紹介しながら、「産業革命以前からの気温上昇を2℃以内に抑える」「2050年までに世界の温室効果ガス総排出量を1990年比で半分以下に」「特に先進国は、80%以上削減。2020年までに25〜40%削減」という数値目標を、必ずやりきらなければならないものとして示し、これに背を向ける日本政府の「対策」の大きな転換を求めています。

 なるほど特徴的だと感じたのは、温暖化防止にはすべての国が力を注ぐ必要があるけれども、「先進国の役割・責任」が大きいと言及していることです。産業革命以来、少数の先進国が化石燃料を使って温室効果ガスを大量に排出してきた歴史的経過がある。だから先進国は、@自らの責任を自覚し、削減の先頭に立つ、A途上国に対して積極的な技術・資金の支援を行う、という“二重の責任”を果たすことが歴史的責務だ、と強調しています。

 そして、日本政府が京都議定書で「6%削減目標」を掲げながら逆に6.2%増やしていることを批判し、国際的な責任を果たすために「3つの転換」を提起。@温室効果ガス削減の中期目標を明確にし、2020年までに(90年比)30%削減を。A最大の排出源=産業界の実質削減を実現するため、“財界まかせ”をあらため、政府と経済界との削減協定などにふみだす。B化石燃料・原発だのみから脱却し、自然エネルギー重視へエネルギー政策を転換する。

 さらに、国民の運動や世論とむすんで「気候保護法」の実現を求めています。

 …担当者の説明によれば、案の段階では、詳細な数値やまちづくり、交通、地方自治体の役割、法制化なども含めたいくつもの柱があったそうですが、実際に発表する際には、この問題に詳しくない方にもわかりやすく、大きな目標や政策転換をすっきりと提示するものに、まとめたそうです。…その詳細な案も、ぜひ知りたい〜と感じました。

 …が、まずは、明日に迫った「7・5地球温暖化防止大講演会」―浅岡美恵弁護士(気候ネットワーク代表)と、笠井亮参院議員(党欧州調査団長)が報告―を成功させたいと思います。午後1時半〜京都会館会議場です。たくさんのご来場を待ってま〜す。

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