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08年6月 7日(土)

ギャラリー巡り――荒瀬隆造展/楽器から生まれた作品展2008

 午前・午後の会議の後、『京都民報』の取材を兼ねてギャラリーを訪ねました。

 まず、御池画廊(北区今宮通新町)で開催中の荒瀬隆造さんの個展へ。市立芸大の先輩、いつもながらの静謐な油彩画が並びます。…りんご、ざくろ、パン、花、陶器、静物なのに、まるで息をしているみたいな“生命感”がただよいます。明日まで!

 続いて、ギャルリー宮脇(中京区寺町二条上ル)へ。ミラノに住むドメニカ・レガッツォーニさんという女性作家の「楽器から生まれた作品展」。バイオリン職人だった亡き父のアトリエに遺された楽器の部品や材片を素材にしたオブジェなどが並びます。

 楽器独特のカーブや木目、ワニスなどが、不思議なイメージをつくりだして、なんだかメロディーが聴こえてくるよう。…これはきっと、彼女とお父さんとの“コラボレーション”なんだ。〜こちらは15日まで、14日には作家が来場するそうです。

 …いつもながら興味深い企画展をされるギャルリー宮脇。「アールブリュッド」や「表現と技法」「美術教育と社会「芸術と政治」などなど、2時間以上も話しこんでしまいました。オーナーの宮脇豊さんは1つ年上の39歳。今後ともご活躍を期待します。

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