08年6月 5日(木)
「派遣法の抜本改正」へ、4野党協議早く始まれ!―乙訓で労組訪問2008
「労働者派遣法の抜本改正を」との共産党の立法提案を持ち、さまざまな労組・団体との対話を重ねています。
国会では4野党による「後期高齢者廃止法案」が審議入り。…その法案提出を決めた書記局長・幹事長会談(5/23)のなかで、市田書記局長から“根本には「構造改革」路線の転換が問われているんだから、労働者派遣法の抜本改正へ向けても、ぜひ4野党で協議をしようじゃないか”と問題提起をして、これが確認されたと聞いています。
…まさにタイムリー!論議の促進のためにも、「立法提案」を全ての労働組合に届けなくっちゃ!と、奮起して、一昨日は連合系の産別労組などを、石村かず子3区候補、吉田幸一4区候補と訪問。
今日は、松下電器、日立マクセル、日本輸送機、サントリーなど名だたる大経営が数多くある乙訓地域で、石村さんや小原長岡京市議と一緒に労働組合を訪問してまわりました。
ある労組では「共産党とお話するのは初めて。けれど、非正規問題ではがんばってはるね〜。うちも負けずにがんばらな。派遣法改正は党派を超えて実現してほしい」とのこと。
別の労組では「派遣や請負は思いっきり増えているが、その人達を視野に入れた運動はできていない。1社、1労組では実際は難しいので、国全体でとりくんでほしい」と書記さん。
またある労組では「子会社の社員の待遇改善にはずっととりくんできたけれど、気がついたら自分たちの足元にこんなに派遣・請負が増えていた。不安定労働者の存在が会社側の“口実”になって正社員の待遇も全然よくならないし、この人たちはどこにも不満も苦情も言えないでいる」といいます。
…懇談するうち、一緒に働いている正社員にも上司にも、そして労組にも不満も本音も言えずにいる非正規労働者たちの“声なき声”が迫ってくるようで、胸が締めつけられるような気持ちになりました。
そして、やっぱり“国全体”で。…現場のたたかいと結んで「派遣法の抜本改正」こそ必要なんです!「4野党協議、早く始まれ!」と、みなさん、一緒に声をあげましょう。