08年5月31日(土)
岡部伊都子さん、という生き方。2008
午前中は南丹市日吉町で行動し、昼過ぎの電車に乗って急ぎ京都市内へ戻りました。
先月29日に亡くなられた随筆家・岡部伊都子さんを「偲ぶ会」に参列するためです。
私自身は生前にお会いすることはついに叶いませんでしたが、スライドやご友人たちの悼辞、そして岡部さんの作品の朗読を聴きながら、“岡部伊都子さん、という生き方”に思いをめぐらせました。
ちょうど今日5月31日は、岡部さんの戦死した婚約者の命日だそうです。
「自分はこの戦争はまちがっていると思う。天皇陛下のためには死にたくない」と出征前に語った婚約者。
「私だったら喜んで死ねるけど」と言って戦場へ送り出してしまった岡部さん。
その若き日の“あやまち”に、正面から向き合って、以来どんなときにも権力におもねらず、反戦・平和の語り部としての人生を送ってこられました。
…岡部伊都子さん。こころざし、わかりました。ありがとうございました。