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08年4月 5日(土)

亀岡・南丹・京丹波の女性学習会―「志位委員長 資本主義を叱る」から2008

 “お花見日和”の週末。亀岡の桜は“3部咲き”といったところでしょうか。…観光客を横目に見ながら、女性学習会に行ってきました。

「志位和夫 資本主義を叱る」(週刊朝日)

「共産 志位人気に 自民、民主が脅えている」(サンデー毎日)

「佐藤優の『マルクスのすすめ』」(アエラ)

 …など、最近の週刊誌も紹介しながら、日本共産党が日本の政治をどう変えようとしているのかをお話ししました。

 特に「週刊朝日」の記事は、志位委員長のインタビューを5ページも特集しているというだけでなく、紹介の中身も正確で重要だと思います。

 「円高、株安、原油高が進み、経済の先行きは不透明だ。19世紀にマルクスとエンゲルスは『共産党宣言』で『ヨーロッパに共産主義という妖怪が出る』と書いたが、今や国際的な投機マネーに引きずられた『超資本主義という妖怪』が世界を脅かしている。共産主義者の目に今の社会はどう映るのか…」というリードで始まり、貧富の格差、国境を超えた投機マネー、恐慌・不況、環境破壊、…それらの根本には「資本主義の矛盾が世界的に深刻になっている」という志位さんの言葉を紹介。

 「日本はさらに特殊です。日本の労働基準法では残業時間の上限が決まってない。こんな国はヨーロッパにはありません」「ヨーロッパにも派遣労働はありますが、臨時・一時的な業務に限定され、正社員と同じ労働をすれば同じ待遇を受けられる均等待遇のルールがある」「(日本は)人間の使い捨てです。19世紀的な野蛮な資本主義が、新しい残酷さをもって復活している」

 さらに、『資本論』のなかでマルクスが「資本主義はギャンブルを作り出す」と書いていることも紹介しつつ、現代資本主義のぶつかっている問題の根本を解明した志位委員長。

 続いて、「人の幸せな生き方」について問われ、「人間にはいろいろな発達の可能性があるのに、資本主義社会では、ごく一部の人しかそれを実現できない(長時間労働や不安定雇用など)。…社会主義とは生産手段を社会全体のものにすることです。そうなれば搾取がなくなり、労働時間が抜本的に短縮され、社会のすべての人の人間的発達を保障できるようになる。それが人類全体の財産になり、社会全体を豊かにしていく」と、未来社会への大きな展望を語っています。

 記者「生産を社会化しても、みんなが『誰かがやってくれる』と、あぐらをかいてしまったら仕組みは壊れませんか?」

 志位「社会の発展に即して、人間の意識も変わってくるでしょう。人間は総体として見れば無限の可能性をもった存在です。モーツァルトが作曲し、ピカソが絵を描くのは苦役ではなく喜びだった。本当に自発的な意思にもとづいて行われる労働は喜びになりえます。もともと人間は、労働を通じて猿から進化してきたんですから」

 …さすが志位さん、さらりと答えているんだけど、すご〜く深い!未来社会へのこうした見解・展望について、まとまって掲載されたことの意義は大きいと思います。

 ☆★☆ ぜひぜひ、多くの人に読んでほしい ☆★☆

 女性学習会の参加者からも、「なぜ共産党なの?」「社会主義のことをもっと知りたい」との声が寄せられました。こうしたテーマへの関心が高まっていること、志位さんのように資本主義・社会主義の問題も深いところから語っていくことが大切なんだと、あらためて感じました。…また、呼んで下さいね〜。

Ps.「佐藤優の『マルクスのすすめ』」もなかなか興味ある特集でした。これについてはまた後日…。

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