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08年4月27日(日)

民青同盟の新入生歓迎、平和企画/芸大班企画へ2008

 今日は4月最終の日曜日とあって、民青同盟の新入生歓迎企画を渡り歩きました。

 「軍隊は何のためにあるのか?」と題する平和企画では、ジャーナリストの西谷文和さん(イラクの子どもを救う会・代表)によるイラク報告を聴き、私も舞鶴自衛隊による漁民被害の実態など報告しました。

 米大統領ブッシュ家とオサマ・ビンラディン家の密接な関係、「民営化」された軍隊で自らの傭兵を「棄てる」米軍、劣化ウラン弾の子どもたちの悲劇…。西谷さんの報告を聴くのは久しぶりですが、あらためて「軍隊は命を守らない!」という冷厳な事実を突きつけられた気がしました。

 …それはそうと、西谷さんが「浪花節のジャーナリスト」とTV番組(ムーブ?)で紹介されていたことに、かなりウケてしまいました〜。

 夕方からは、民青同盟芸大班の“ギャラリーめぐり”へ。嵯峨芸大や精華大も含めて7人の新入生が来てくれて、「芸大でなにを学ぶのか」など、疑問にもこたえながら交流しました。

Smile  芸大企画では3人、平和企画では1人が、その場で民青に入ってくれることになりました。…よかった、よかった〜。もっともっとたくさんの若者に、民青に出会ってほしいです。 *民青同盟京都府委員会はこちら

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08年4月26日(土)

宮津、与謝野で「後期高齢者医療NO」のつどい―総選挙で決着を!2008

 京丹後(23・24日)に続き、昨日は宮津・与謝へ。後期高齢者医療制度の問題で、宮津市内で街頭宣伝の後、「考えるつどい」3ヶ所(宮津市・滝馬/城東区/与謝野町・加悦)で懇談しました。

 どの会場でも、新婦人宮津支部のみなさんの紙芝居「トモさんびっくり!!」が上演され、わかりやすいと好評です。

 城東区では、朝からグランドでゲートボールをしておられた老人会のみなさんが「つどい」開始時間にゲームを終えてそろって来場され、予想以上の参加者でいっぱいになりました。〜午後は加悦の「つどい」へ。

 「年金天引きなんて、わしゃあ、承諾した覚えがない!」「障害者は65歳から『後期高齢者に入れ』って言うだ、ひどい!」「いまの話を聞いとったら、ほんまに“百害あって一利なし”だ!」

 …どの会場でも、制度への疑問や不安とともに、知るにつれ“怒り爆発”といった発言があいつぎます。

 「この制度こそ、長生きさせたらあかん。福田内閣の支持率もどんどん落ちている。みなさん、解散・総選挙で共産党を伸ばして、決着をつけましょう!」と呼びかけると「そうだ、そうだ」と意気投合。さながら決起集会のようになり、後の行動では4人の日曜版読者が増えました。

 世界に例のない差別医療制度の“息の根を止める”。…来るべき解散総選挙の意味が本当に大きいことをますます感じた1日でした。

Ps.天橋立から特急に乗って帰京。〜3日ぶりの対面に娘・リリコはなぜか大泣き。「はい、お土産」と、新婦人宮津支部の平野さんから頂いた童話の絵本を渡すとニッコリ。…平野さんの娘さんが書かれたんだそうです。どうもありがとうございました。

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08年4月24日(木)

京丹後市長選・市議選支援―日本共産党に広がる期待!2008

 27日投票の京丹後市長選・市議選の支援のため、昨日から京丹後に来ています。

 市議選は、定数6減の24議席に27人が立候補する少数激戦。日本共産党は現職の松田せいけい、平林ちえみ、森まさる候補に加え、田中くにお候補で、4議席(現有+1)をめざしています。

 …街頭宣伝でも対話でも、あちこちで後期高齢者制度に“怒り爆発”といった様相の選挙戦。

 くらし・福祉・子育て・地元経済応援の政治へ、石井うつみ市長候補(新しい京丹後をつくる会)と党4候補に、党派を超えた期待と支持が広がっています。

 昨夜の石井うつみ市長候補と松田せいけい市議候補の合同演説会。今回引退する現職市議の野村重嘉さん(市民派クラブ)が、応援に駆けつけられ、ご一緒しました。

 …野村市議は、市議会で郵政民営化などに共産党と一緒に反対してきたことや、高齢者・障害者の負担ばかり増やす政治に歯がゆい思いをしてきたことを述べられ、「松田議員は誠実そのもので、権力には毅然とたたかう人。ぜひ農業や地域を支えてほしい」と述べられ、最後に「私もみなさんと一緒に松田候補の再選へがんばります!」。…感激しました。

 …合併によるサービス低下、医師不足、雇用破壊、農林漁業や織物の衰退、自殺者急増など、まさに「構造改革」路線の矛盾と破綻が集中的に現れている京丹後。ここでこそ、“日本共産党+市民の力”で新しい政治の流れを!

 あと3日。がんばりどころです!!

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08年4月20日(日)

六区で国政キャラバン宣伝2008

 今日は、総選挙めざす国政キャラバン宣伝で、衆院6区(府南部)地域へ。

 浜田よしゆき6区候補と一緒に、10時に宇治・六地蔵をスタート。各地で党地方議員さんたちとそろって街頭から訴えました。

 宇治・小倉→久御山町で2ヶ所。

 城陽の生協前では40人近い聴衆が待っていただき、「後期高齢者医療制度の廃止へ、総選挙で力を合わせよう!」との浜田さんの訴えに、買い物客も足を止めてくれる姿があちこちで…。

 「お話よくわかったけど、成宮さん鼻声ねぇ〜」とするどい指摘も聴衆から。…そうです〜、風邪か花粉症かよくわかりませんが〜。

 午後は山城地域へ。

 14:00〜宇治田原町のサンフレッシュ前で、町議の安本さん、山田さんと宣伝。…久しぶりの宇治田原入り。おばあちゃんが手を振って聴いてくれます。

 精華町の学研都市公園・コーナン前は、日曜日とあってものすごい人・人・人。「温暖化 福祉・医療は 寒冷化」と自作の“川柳”を披露して後期高齢者医療制度を批判した坪井町議。続いて、「派遣から正規雇用へ。日本共産党はすごく大きな役割を果たしてきたんです!」と訴えると、たくさんのお父さんお母さんが振り向いてくれます。

 夕方は、八幡市の児童公園前や男山団地などで訴えました。子連れのお母さんが「応援してま〜す」。

 …いいお天気で合計7時間。さあ、総選挙モードです!!

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08年4月19日(土)

悩んでいる若者に出会いたい!―青年雇用宣伝2008

 民青同盟と合同での雇用宣伝(三条河原町)。…シール投票&アンケートでの対話宣伝は久々です。井上哲士参院議員も駆けつけました。

 シール投票ボードの「正規雇用を増やす」「時給アップ」「最低賃金1000円以上に」「残業代払って」などにどんどんシールが貼られ、働き方への不満と関心はますます高まっていることを実感。

 「お仕事アンケート」にこたえてくれた青年が、「障害者福祉施設に就職して1年。給料が予想以上に低くて労働時間が長くてきつい。一方で、障害者自立支援法で利用している障害者の負担は重く…。どうしてこんな政治になっているのか?すごく知りたい」とのこと。…民青同盟のメンバーが活動を紹介して、その場で加盟してくれることになりました!

 …久々の対話宣伝でしたが、もっともっと、悩んでいる若者に出会いたい!出会わなきゃ!とつよく感じました。

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08年4月17日(木)

地球温暖化防止と「排出権取引制度」、そしてマルクス2008

 地球温暖化について気候ネットワークの2回のシンポジウムに参加するなかで、「排出権取引制度」の持つ意義について、興味をそそられています。

 けれど、「温室効果ガスの排出権を“カネ”で買うなんて、どうなんだろう?」「カネ持ち企業や国が排出権を買い占めてしまったら、温暖化防止につながらないのでは?」という心配の声もあります。

 …いろいろ探していたところ、2007年11月9日の『しんぶん赤旗』に掲載された友寄英隆さんの「地球環境とCO2排出権市場」という論評が目に留まりました。

 友寄さんは、「排出権取引」のしくみは通常の市場とは異なり、取引市場が動き出すためには国が温室効果ガスの削減目標を決め、その排出枠(上限)を個々の企業に割り当てることが前提である。…それは、排出の「権利」とともに「削減義務」を企業に課すことだ、といいます。

 「排出権取引」を提起した京都議定書(1997年)の後、EUでは「2020年までに20%削減(90年比)」という目標のもと、05年1月に欧州排出権取引制度(EU・ETS)を発足させていること。一方、日本では「排出枠を行政が決めることは官僚統制を招き、企業の自主性を阻害する。…衡平な排出枠の割当を行なう仕組を構築するのは困難」と制度創設に反対している財界や、政府の姿勢が批判されています。

 続いて友寄さんは、「排出権取引市場の動向は、現代の経済学にとってたいへん興味深い理論的課題を提起しています」として以下のように述べられています。

―排出権取引制度は、国家による「規制のルール」と「市場の競争原理」を組み合わせる点に特徴があります。国家による「計画の機能」と資本による「市場の機能」とを結びつける実践的事例の一つといってよいかもしれません。

―たしかに、排出権が市場でいくら取引されても、それ自体はCO2の削減を意味するわけではありません。大事なことは、個々の企業が公的に確認されたCO2削減の目標と排出状況を公表し、責任をはたすことです。…途上国を含めて国際的枠組みを強化し、決して「金持ち国」や「金持ち企業」が削減義務を逃れる抜け穴にならないようにしなければなりません。また投機的資本の市場にならないようしっかり監視して、理論的政策的にも制度のあり方を研究・発展させていくことが必要でしょう。

 …なるほど〜!「市場に任せればすべてOK」でなく、「計画」や「規制」の機能をきちんと果たせるように、制度を進化・発展させていかなければならないってことですね。

 さらに、友寄さん。

―マルクスの『資本論』は、資本の活動が自然と人間の間の正常な物質循環をかく乱し、自然を破壊すると指摘しています。マルクス経済学は、資本主義のもとでは、労働者が搾取され貧困が累積していくことと、際限なく自然が奪いつくされ破壊されていくこととを統一的にとらえて、その両方のゆがみを根本的に正していく社会をめざしています。

―21世紀は、「地球環境を守る経済学」としてのマルクス経済学の真価が問われている世紀といえるでしょう。

 …短い文章ですが、大事な中身が凝縮されています。自然と人間との物質代謝、資本主義、マルクスがそれらをどんなふうに捉えていたのか、もっと学んでみたいと感じました。

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08年4月16日(水)

温室効果ガス大口排出者の実態あきらかに―新「気候保護法」めざす気候ネットシンポジウム2008

 昨日は、気候ネットワークの連続シンポジウムの第4回目、「中長期を見据えた温暖化防止政策―気候保護法の実現に向けて」に参加しました。

 東京(12日)に続き、気候ネットが先日発表した「気候保護法案」について、代表の浅岡美恵さんから説明がありました。…現行の「地球温暖化対策推進法」は実効性に乏しく抜本改正が必要であり、日本も「バリ行動計画」に沿って中長期削減目標を設定し、電力会社など温室効果ガスの大口排出者を対象に「排出権取引制度」や「炭素税」を導入することを打ち出したものです。

 続いて、植田和弘・京都大学教授が「法律を市民がつくろうということそのものに重要な意義がある」とコメント。諸富徹・准教授からは国内排出権取引制度の設計について報告がありました。

 …今回、非常にインパクトがあったのは日本の温室効果ガス排出の実態(11日に気候ネットワーク発表)の詳しい資料が配られたことです。

 環境省と経済産業省が3月に公表した2006年度の事業所ごと排出実態をもとに分析されたものですが@「直接排出量」で見ると、日本の総排出量の約7割の排出源を特定できる。Aそのうち、排出量上位100事業所が40%を占め、220事業所では50%も。B電力会社で3割、さらに鉄鋼業や化学工業など少数の大口排出者が排出量の大部分を占めている、ということが企業名や都道府県も含めて詳細にわかります。

 …やっぱり大規模事業所への対策・規制こそ必要だと痛感しました。

 「ゆっくりしてはいられません。明日、各政党へこれを持っていきます。今国会でも何らかの提案を、与党でも野党でもしていただきたい」と浅岡さん。

 …本当に待ったなしです!日本共産党でも、4/18には笠井亮参院議員・欧州調査団長が報告会を行なう予定です。市民運動のみなさんとともに、とりくみをいっきにつよめていきたいと思います。

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08年4月15日(火)

アートdeArtU(6)「たゆう虹」―“うらにし”丹後ちりめんの里に架かるe001_artde)アート de Art

 丹後ちりめんの織元、田勇機業(網野町)を訪ねました。

 丹後の織物については、すでに奈良時代に絹織物「あしぎぬ」を朝廷へ調貢したことや、足利時代に名品を織っていた記録があります。いまのように独特の「しぼ」を持つ丹後ちりめんは、今から約300年前に峰山の絹屋佐平治という人が京都・西陣の機屋へ奉公し、苦労してその技術を持ち帰ったのが最初とされています。

 その丹後ちりめん、田勇機業では撚糸・織り・染めまで一貫してやっているそうです。「しなやかな手触り、それでいて親子代々着継がれる丈夫さは正絹独特のもの。これは、こだわりたいんですよ」と話すのは田茂井勇人(たもいはやと)社長。

 伝統を受け継ぐことと同時に、海外にも丹後ちりめんを“発信”しようと努力しているといいます。

 2002年、着物用の小幅生地をイタリアのブランドが使用したのをきっかけに、2004年にはイタリアとのビジネス交流をめざす「ミラノにおける関西展」に出展。2006年からは国の「JAPANブランド育成支援事業」により、ベルギーやフランスに出展し、若手デザイナーとのコラボレートでオートクチュール(仕立て)ドレスに丹後ちりめんを使いました。そして、今年2月の「JAPANブランド・丹後テキスタイル展2008」では、エルメスやシャネルなどのデザイナーやバイヤーが来場し、通訳を介して熱心なやりとりが…。「これほどクオリティーの高い素材は、今やヨーロッパでもなかなか手に入らなくなった」と生地を持ち帰るブランドなど、手ごたえは一層大きくなっているそうです。

 国内でも、和装以外のブランドの紳士シャツ、婦人帽子・パンプスなどに生地を提供。丹後地方の地元3社(田勇機業、安栄機業場、一色テキスタイル)が原宿のデザイン会社と共同し、新しいブランド「姫丹後」―丹後の七姫伝説にちなんだ名前―の展開をめざします。

 「たゆう虹」というボカシの技法を使った鮮やかなシリーズがひときわ目を惹きます。「丹後は“うらにし”。“弁当忘れても傘忘れるな”といいます。しぐれることが多いけれど、よく虹が架かるんです」。

 冬は雪深く、夏は蒸し暑い。四季の表情は豊かだけれど、決して暮らしやすくはない。そんな風土で、心優しく辛抱強い人々によって受け継がれてきた丹後ちりめん。…厳しいなかでも、“虹が架かる”明日をめざしてがんばるみなさんと、もっともっと手を繋いでいかなければ、と感じた訪問でした。

田勇機業株式会社 京丹後市網野町浅茂川112 TEL 0772-72-0307

  (『京都民報』4/20付「成宮まり子のアートde Art」)

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08年4月14日(月)

リリコ日記(43)春♪なぜか“赤ちゃん”000_ririko)リリコ日記

 春で〜す♪ いよいよリリコも保育園のあお組(年長)さんになりました。

「あおぐみさんになったら、“だっこ”は、なし〜」

「かえったら、おべんとうばこ、リリコがあらうねん」

…春休みの間にしたはずの“約束ごと”。いっぱいあったのに、どうもダメダメです。

 この頃のお気に入りは“赤ちゃんごっこ”(!) もちろん「赤ちゃん役」はリリコで、設定は「2歳」なんだって〜。

リリコ「ふく、おきがえさせて」「ごはん、あ〜んして」「だっこで、お・ふ・ろ!」

まり「もう〜!たまには、まりにも“赤ちゃん役”させてよ〜」

リリコ「なにいうてんのよ。おおきいくせに」

 …はぁ〜。こっちのセリフやっちゅうの〜。

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08年4月13日(日)

京丹後は桜満開!4議席めざす市議選支援、石井内海市長候補の事務所開きへ2008

 丹後に一泊し、京丹後市長選・市議選(20日告示、27日投票)の候補者とともに支援を訴えました。

 朝一番、網野駅をスタートして森まさる市議候補と、続いて久美浜町を松田せいけい候補とともに大型カーでまわりました。

 …こちらの桜はいまが満開!どの集落にも桜の巨木があり、人々が大切にしてきた様子がうかがえます。

 午後は、「新しい京丹後をつくる会」の市長候補、石井内海さんの事務所開きでご挨拶。地元のみなさんはもちろん、総評・京教組の支援隊が府内全域から大勢来られていて、「京丹後にも政治の春を!」と熱気あふれるスタートになりました。

 …そういえば、桜の咲き始め頃は南山城村議選でした。京都府最南端で“桜前線”を迎え、最北端・京丹後でも満開の桜が見られるとは、これを“役得”というんでしょう〜☆

Ps.前回に続き、家族連れ(運転手の夫、娘)の北部行きでした。お世話になった宇川よし野の里では、知人のTさんから娘のリリコに無農薬いちごをいただきました!ありがとうございます。…部屋はコテージ風で海が見え、温泉もステキなところで、一泊でなく、もっとゆっくりのんびりできれば〜と後ろ髪引かれる思いでした。またの機会に…。

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08年4月12日(土)

丹後ちりめんの田勇機業訪問/舟屋の里・伊根で漁業者懇談会2008

 今日と明日、与謝・丹後の日程です。

 『京都民報』「アートdeArt」の取材を兼ねて、丹後ちりめんの織元である田勇機業を網野町に訪ねました。

 「丹後でがんばっているところ」と紹介してくれた吉田さゆみさん(5区候補)や原田完府議と一緒に、田茂井勇人社長からお話を聞かせていただきました。

 田勇では、丹後ちりめんの製造工程、撚糸から織り、染めまでを一貫してやっているとのこと。「業界は厳しいけれども、正絹の高い品質にはこだわりたい」と話す田茂井社長は、欧州などにも丹後ちりめんを“発信”して、ベルギーやパリのブランド、若手デザイナーとのコラボレートも追求しているそうです。また、地元企業が集まっての新ブランドの開発も…。

 「丹後は高い技術を持っています。けれど、職人さんにふさわしい工賃が出せない現状です。ここをなんとか切り抜けたい」と社長さん。

 …がんばるみなさんと、もっともっと連携して、支援をつよめていけるようにしたいと感じました。★詳しくは、『京都民報』4/20付「成宮まり子のアート de Art」に掲載予定です!

 午後は、伊根町で伊根漁協の事務所をお借りした「漁業者のみなさんと語る懇談会」(党与謝地区主催)へ。

 3月6日に行なった水産庁などの政府交渉について、吉田さゆみさん、漁業調整委員の田中信晴さんとともに報告し、他県のまき網船の取り締まりや、自衛艦事故、原油高騰対策・漁業者の所得保障などについてさまざまな意見や要望が出されました。

 懇談のなかで、「本庄浜(伊根町)に新しい港を造っているが、地元の生産組合は人数が減って解散してしまい、せっかくの港を使う者がいない」という話が出され、さっそく元町議の案内で梅木府議とともに現地へ。

 たしかに新しい防波堤がどんどん延びていってるのに、漁船や漁師の姿や気配はまったくありません。

 …莫大な税金が使われているのに、うう〜ん、もったいない!!漁業予算のうち7割は公共事業が占めているといいます。こうした大型公共工事偏重ではなく、漁業者への支援・後継者育成こそ必要だと、伊根でもあらためて感じたところです。

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08年4月11日(金)

「農業再生プラン」で京都府農業会議と懇談2008

 党発表の「農業再生プラン」について、京は京都府農業会議を松尾孝府議とともに訪ね、濃野事務局長や柴田次長、平尾農政課長さんらと懇談しました。

 「再生プラン」について、「日本農業の現状認識については各党とも一致していると。どういう対策がいいのかこうやって政策提案を出してもらうことで見えてくると思う」とのこと。農業会議のとりくみ―市町村の農業委員会を支援しながら、農地保全など府の農業政策への要望をまとめておられることなど、お話をうかがいました。

 …農と食をめぐる懇談、さらにすすめていきたいと思います。

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08年4月10日(木)

トラック運送業の燃料サーチャージ制について―近畿運輸局に聞きとり2008

 トラック運送業界で燃料高騰分を適正に運賃転嫁するシステムとして、国土交通省が導入をすすめる「燃料サーチャージ」などについて、近畿運輸局へ聞きとりに行ってきました。近畿ブロック比例候補の宮本たけしさん、瀬戸恵子さんや原田完京都府議も一緒にです。

 昨年来とりくんできた原油高騰問題ですが、特にトラック業界からは「燃料高騰分を運賃に転嫁できない」「買い叩かれたり元請から一方的に言われたりで、運賃はむしろ下がっている」と悲鳴の声があがっています。私たちは、経済産業局や運輸局交渉のたびに、不公正取引の是正、特に下請・中小業者が適正に運賃転嫁できるように、荷主や元請への指導強化を求めてきたところです。

 近畿運輸局で説明をうけたのは、国交省が3月に発表した「トラック運送業における燃料サーチャージ緊急ガイドライン」「トラック運送業における下請・荷主適正取引推進ガイドライン」についてです。

 「サーチャージ」とは、燃料価格の上昇(下落)分を別建てにする運賃のしくみで航空業界などで導入されています。この制度自身はトラック業界からも要望がつよく、深刻な実態にこたえる前向きなものだと思います。

  ただ今回の「ガイドライン」では、サーチャージ制導入は事業主の「申請」制であり、近畿の約1万3000社への働きかけ・徹底は気の遠くなるような大変な仕事です。しかも、おそらく「嫌がる」であろう荷主や元請との関係では、さらに推進・徹底は容易なことではないでしょう。

 ところが、予算や体制をお聴きすると、極めて(!)不十分とのこと。トラック業界で要望の声がつよいだけに、ぜひ推進体制の抜本的強化をお願いしました。

 …この問題、根本にあるのは「規制緩和」がもらたした大きな矛盾です。

 トラック業界については、1990年、いち早く運賃や事業者規模などが「自由化」され、その結果、過当競争と運賃下落、不公正取引や労働条件悪化、経営悪化、事故や違法行為などがいっきに広がってしまう事態になりました。その悲惨なしわよせを一番受けているのは中小零細事業主や労働者です。

 だから根本的には「規制緩和路線」からの決別と規制強化こそ必要だと考えます。が、今回の「ガイドライン」を推進・徹底させることが、そういう大きな政策転換への一歩になれば、と思っています。

 …いろいろな複雑さはありますが、政治は動いていますね。国民の声で!

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08年4月 8日(火)

学費下げよう!―佛教大、同志社大で宣伝2008

 新入生歓迎と総選挙に向けた、大学門前キャラバン宣伝がスタートしました。

 北区の佛教大学でお昼休みに宣伝。「高すぎる学費。ドイツやフランスでは“学費タダ”が当たり前です」と井坂博文市議と一緒にマイクで訴えると、たくさんの学生さんが振り返ってくれます。

 大学の正門近くにあるしだれ桜、みごとに満開です。桃色のグラデーション、すばらしい!…このところ“毎日お花見三昧”ってところでしょうか。

 夕方は、同志社大学今出川キャンパスへ。

 蔵田とも子市議が「世界に例のない後期高齢者医療制度の廃止を」と訴えたのに続き、私も「世界に例がないのは、高い学費も一緒です。道路特定財源や軍事費のムダ遣いを正せば学費を下げられる。総選挙で、日本共産党と一緒に力をあわせましょう」と訴えました。

 …道行く車からの激励や、写真をパチパチ撮る人も。注目と期待を、ゾクゾクッと感じる日々です。

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08年4月 5日(土)

亀岡・南丹・京丹波の女性学習会―「志位委員長 資本主義を叱る」から2008

 “お花見日和”の週末。亀岡の桜は“3部咲き”といったところでしょうか。…観光客を横目に見ながら、女性学習会に行ってきました。

「志位和夫 資本主義を叱る」(週刊朝日)

「共産 志位人気に 自民、民主が脅えている」(サンデー毎日)

「佐藤優の『マルクスのすすめ』」(アエラ)

 …など、最近の週刊誌も紹介しながら、日本共産党が日本の政治をどう変えようとしているのかをお話ししました。

 特に「週刊朝日」の記事は、志位委員長のインタビューを5ページも特集しているというだけでなく、紹介の中身も正確で重要だと思います。

 「円高、株安、原油高が進み、経済の先行きは不透明だ。19世紀にマルクスとエンゲルスは『共産党宣言』で『ヨーロッパに共産主義という妖怪が出る』と書いたが、今や国際的な投機マネーに引きずられた『超資本主義という妖怪』が世界を脅かしている。共産主義者の目に今の社会はどう映るのか…」というリードで始まり、貧富の格差、国境を超えた投機マネー、恐慌・不況、環境破壊、…それらの根本には「資本主義の矛盾が世界的に深刻になっている」という志位さんの言葉を紹介。

 「日本はさらに特殊です。日本の労働基準法では残業時間の上限が決まってない。こんな国はヨーロッパにはありません」「ヨーロッパにも派遣労働はありますが、臨時・一時的な業務に限定され、正社員と同じ労働をすれば同じ待遇を受けられる均等待遇のルールがある」「(日本は)人間の使い捨てです。19世紀的な野蛮な資本主義が、新しい残酷さをもって復活している」

 さらに、『資本論』のなかでマルクスが「資本主義はギャンブルを作り出す」と書いていることも紹介しつつ、現代資本主義のぶつかっている問題の根本を解明した志位委員長。

 続いて、「人の幸せな生き方」について問われ、「人間にはいろいろな発達の可能性があるのに、資本主義社会では、ごく一部の人しかそれを実現できない(長時間労働や不安定雇用など)。…社会主義とは生産手段を社会全体のものにすることです。そうなれば搾取がなくなり、労働時間が抜本的に短縮され、社会のすべての人の人間的発達を保障できるようになる。それが人類全体の財産になり、社会全体を豊かにしていく」と、未来社会への大きな展望を語っています。

 記者「生産を社会化しても、みんなが『誰かがやってくれる』と、あぐらをかいてしまったら仕組みは壊れませんか?」

 志位「社会の発展に即して、人間の意識も変わってくるでしょう。人間は総体として見れば無限の可能性をもった存在です。モーツァルトが作曲し、ピカソが絵を描くのは苦役ではなく喜びだった。本当に自発的な意思にもとづいて行われる労働は喜びになりえます。もともと人間は、労働を通じて猿から進化してきたんですから」

 …さすが志位さん、さらりと答えているんだけど、すご〜く深い!未来社会へのこうした見解・展望について、まとまって掲載されたことの意義は大きいと思います。

 ☆★☆ ぜひぜひ、多くの人に読んでほしい ☆★☆

 女性学習会の参加者からも、「なぜ共産党なの?」「社会主義のことをもっと知りたい」との声が寄せられました。こうしたテーマへの関心が高まっていること、志位さんのように資本主義・社会主義の問題も深いところから語っていくことが大切なんだと、あらためて感じました。…また、呼んで下さいね〜。

Ps.「佐藤優の『マルクスのすすめ』」もなかなか興味ある特集でした。これについてはまた後日…。

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08年4月 4日(金)

チベット問題で志位委員長が胡錦濤主席に書簡―「対話による平和的解決を」2008

 昨日、日本共産党の志位委員長が、チベット問題について中国の胡錦濤国家主席に書簡を送ったとのこと。今朝の『しんぶん赤旗』に出ています。内容を紹介します。

     ◇         ◇         ◇

  中華人民共和国国家主席 胡錦濤殿

 チベット問題をめぐって、騒乱・暴動の拡大と、それへの制圧行動によって、犠牲者が拡大することを、憂慮しています。

 事態悪化のエスカレーションを防ぐために、わが党は、中国政府と、ダライ・ラマ側の代表との対話による平和的解決を求めるものです。

 そのさい、双方が認めている、チベットは中国の一部であるという立場で対話をはかることが、道理ある解決にとって重要であると考えます。

 だれであれ、オリンピックをこの問題に関連づけ、政治的に利用することは、「スポーツの祭典」であるオリンピックの精神とは相いれないものであり、賛成できないということが、わが党の立場であることも、お伝えするものです。

   2008年4月3日 日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫

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08年4月 3日(木)

市民の手で「気候保護法」を―気候ネットワークシンポジウム2008

 気候ネットワーク(環境NGO)による、温暖化防止のために市民の手で気候保護法をつくろう、というシンポジウムがあり、参加しました。

 シンポジウムは3月の東京に続く2回目で、今回は「中長期を見据えた温暖化防止政策〜欧米の法制度に学ぶ」というテーマ。

 まず浅岡美恵・気候ネットワーク代表から英国の「気候変動法案」―気温上昇を2℃未満に抑えるための温室効果ガス削減の中長期目標や、大口排出事業者などの大幅削減をめざした排出権取引制度などについて報告がありました。続いて、EUの排出量取引制度について改正議論の経過も含めて新澤秀則・兵庫県立大学教授が報告。和田重太弁護士からは、米国リバーマン・ウォーナー法案(気候安全保障法案)の紹介。最後に、植田和弘・京都大学教授がコメントされました。

 あらためて、目を見開かされることが沢山ありました。思いつくまま列挙すると… 

「2℃未満」は絶対!:産業革命以前からの気温上昇をこの範囲内に抑える目標。「3℃上昇すれば地球上の30%の生物は死滅する」という科学者たちの研究にもとづいた数値。

中長期目標の大切さ:上記の目標を達成するために、イギリス、ドイツ、EU、そして米国の法案も、「2050年までに60〜80%削減」などの排出量削減目標を持っているが、日本政府は京都議定書の第1約束期間後(2013年以降)の目標がない。

大幅削減の手段は?:欧米では、排出権取引制度(キャップ&トレード)や環境税方式などが議論・実施されている。いずれにしても抜本的な排出量削減へ“社会をつくり変える”くらいの構えが必要な課題であり、しかもただちに議論し着手しなければならない。

最後は“政治判断”:世界から見て、日本は“ダダ遅れ”という現状だけれども、そもそも日本の技術は「省エネ」「公害防止」など、かつての環境保護規制に対応して大きく発展してきた。経済界まかせ(積上げ方式など)ではなく、最後は政治(家)が判断しなければならない。

 …また特に、排出権取引制度=炭素(排出)に価格をつけ、「市場経済システム」を使って、企業や経済全体を“低(脱)炭素”な社会に誘導しようという発想・しくみに、おおいに興味をそそられました。おもしろい!とともに、待ったなし!です。

 次回、ぜひみなさん、ご参加を!

*第4回シンポジウム(京都)4/15(火) 18:30〜メルパルク京都(JR京都駅)

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08年4月 2日(水)

国、府、市、やっぱり国民が政治動かす!―府市政報告会で2008

 日本共産党京都府議団と市議団による府市政報告会が開かれ、国政の報告をかねて参加しました。

 私は、ガソリン暫定税率と道路特定財源の“根拠”法が失効し、「思いやり予算」も初の期限切れという事態になるなど、国民世論と党の論戦が政府・与党を追いつめていることを報告。後期高齢者医療制度では、実施にあたって野党国対委員長会談が行われ、一致して論戦で追いつめるとともに新「廃止法案」の共同提出も話し合われていることを紹介。また、雇用問題では「非正規→正規へ」の“潮目の変化”が、志位質問でさらに加速され、京都でも大日本スクリーン、日本板硝子、村田機械、日新電機などで「正規雇用拡大」への方針検討が経営側で進んでいることを報告して、「新しい流れを進めるために、解散・総選挙で、日本共産党と国民の共同の力を大きくしましょう」と呼びかけました。

 府議団から報告に立った光永府議は、原油高対策の特別融資や、小学校30人程度学級、非正規労働者の相談窓口設置など、さまざまな前進がつくられつつあること、後期高齢者医療制度の中止を求める請願には初めて民主が賛成討論をするなど「オール与党」に亀裂が入る状況があることを強調。

 市議団の倉林議員からは、市長選挙「951票差」の結果、市民と党議員団の力が市政を動かし、国保料値下げ、同和奨学金「返済肩代わり」継続せず、学校の給食食器や机・イス、図書予算などが増額され、京都高速の残り3路線は「着工」と市長が言えなくなるなど、次々と要求が実現しつつあることが報告されました。

 …国政、府政、市政、政治を動かしているのは民意だ!と、並んで報告しつつあらためて実感しました。だからこそ、総選挙ではさらに、“国民+日本共産党の共同”の力を大きくしなければ!とつよく思います。

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08年4月 1日(火)

後期高齢者医療制度スタートに抗議!/山下よしき参院議員と府トラック協会訪問2008

 4月1日が、やってきました。

 ガソリンなどの暫定税率が切れ、道路特定財源の“根拠”法も失効しました。そして実は、米軍「思いやり予算」の根拠(日米地位協定の特別協定)も初の期限切れ。…国民の力が政治を動かす“新しい流れ”を、ゾクゾクッと感じます。

 一方で、後期高齢者医療制度がスタート。世界に例のない、75歳以上のお年寄りから保険料を取り立て医療を差別する制度に、ごうごうたる批判の嵐がうずまいています。そして消費税は導入20年目。…やっぱり「福祉のため」にはならなかった、その象徴的な出来事と感じます。

 日本共産党は、後期高齢者医療制度の中止・廃止を求める全国一斉宣伝にとりくみ、京都でも各地で宣伝カーを走らせ、夕方は、西院や四条河原町で石村3区候補や吉田4区候補、井上市議、光永府議らと訴えました。吉田さんは「今日が34歳の誕生日です。ガソリン暫定税率と同じ日の生まれ」とのこと。…暫定税率にからめて”若さ”をアピール、上手い!

 そのまま、京都府保険医協会主催の「後期高齢者医療制度廃止を求める集会・パレード」に参加しました。

…「廃止」を求める世論を広げつつ、やっぱり解散・総選挙で決着を!ということでしょう。がんばるぞ!

 今日午前中は、山下よしき参院議員から急遽要請があり、議員と一緒に京都府トラック協会を訪ねました。軽油の暫定税率期限切れや原油高騰にともなうさまざまな問題や、安全や環境対策などトラック協会の事業について、茨木信也常務から詳しくお話を聞かせていただくことができました。

 …急なお願いに応じていただき、大変ありがとうございました。

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