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08年3月24日(月)

派遣から正規雇用へ“潮目の変化”実感!…労組訪問で2008

 焦点になっている労働者派遣法の改正問題で、京都市内南区の連合系労組などを訪問しました。「派遣を正規雇用にすると会社の方針が伝えられ、とりくみ始めた」など、派遣→正規雇用への“潮目の変化”を実感!です。

 党南地区労対部の藤本さんと一緒に訪ねたのは、GSユアサバッテリー、三谷伸銅、藤井合金、カシフジ、大日本スクリーン、日本板ガラスなどの労働組合です。

 連合、全労連どちらにも属さない大日本スクリーン労組では、組合役員の方にお話をうかがうと、約250人いる従業員のうち100人(約4割)が派遣労働者とのこと。「ここまで増えると、開発や生産も含めて派遣で成り立っている。この間の流れをうけて、会社も『派遣労働者を正社員にしていく必要性を認識している』としているので、会社と組合とでとりくんでいこうとしている」のだそうです。

 続いて、大手建材製造メーカーの労組へ。組合事務所を訪ねたところ、「共産党だったら、もう1つの組合じゃないですか?」と書記長さん。「いえいえ。今日は連合さんをお訪ねしたんです」と訪問の主旨を伝え、職場の現状を聞かせていただきました。

 こちらの会社でも、国会の法改正議論をうけて、会社から最近「派遣期間を過ぎた派遣労働者を直接雇用に」との方針が伝えられたといいます。「70人(約4分の1)の派遣がいるが、現場では正社員と同じ作業服で同じチームでやっている。けれど給料は出所が違うし、額も差が大きい。正社員からもせっかく仕事をおぼえた派遣社員が辞められたら困るという声も出ているので、今後、会社の方針をうけて組合で検討を始めていく」とのお話でした。

 三谷伸銅でも、「うちの上部、民主党もこの問題はやっている」と労組役員さん。…派遣労働者の労働改善は労働者全体の働き方につながる、ぜひ力を合わせていきましょう、と意気投合。

 …「ほんまに“潮目”が変わっとるなぁ!驚いた〜」と藤本さん。昨年までなら門前払いだったのにまったく様子が違うと言います。

 私も、労働者・青年のたたかいと志位質問など党の国会論戦が世論を変えてきており、むしろ経営側が“潮目”を読んで「正社員化」の方針を次々と発するようになってきていることに、ほんとうに驚きました。

 あの志位質問の結果、滋賀のキャノン工場などでは「派遣を正規雇用に」との計画が発表され、村田機械の新工場予定地にも「正社員大募集」の看板(写真右:党近畿ブロック提供)が立っているとのこと。

 …まさに“いまが旬!”です。いま“潮の境目”に立っていることを自覚して、がんばらなくっちゃ!と感じます。

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