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08年3月17日(月)

化学物質過敏症(CS)のこと2008

 先日、化学物質過敏症(CS)と診断されたKさん宅(中京区)にうかがって、穀田衆院議員秘書の小林さん、原田完府議、平井良人さん(元市会候補)と一緒にお話を聞きました。

 化学物質過敏症(Chemical Sensitivity=CS)というのは、化学物質に繰り返しさらされるなどが原因で起こる現代の“環境病”で、「シックハウス症候群」も含め、日本でも100万人が発症していると言われています。けれど、診断できる医療機関が限られていて、「更年期障害」や「精神疾患」、「原因不明」とされる患者も多いそうです。

 Kさんも、めまい、頭痛、息が苦しい、ぼおっとしてなにもできない、…などの体調不良が続き、知人の紹介で東京の北里病院に行って、初めて「化学物質過敏症」と診断されたとのこと。Kさんだけでなく家族3人がそろって発症し、90年続いてきたお豆腐屋さんもやめざるをえなくなったそうです(昨年『京都』でも報道)。

 「目の前のマンション建設の時がしんどかった。町内のマンション建設ラッシュが原因だと思う」とKさん。…独自の地図に、ここ数年のマンション建設場所と、具合が悪くなっている人々の家に色を塗っておられるのを見せていただいて、「えっ〜!こんなに!!」…驚愕しました。

 Kさんが住んでいるのは御所南学区。この学区にとどまらず“田の字型”地域や中京区全体も、まさにマンション建設は“ラッシュ”になっています。…Kさんのこの深刻な事態は、他でも起こっているんじゃないか!?と感じました。

 建設業者に言っても「ウチだけが悪いのか」、市に言っても「ホントにこれが原因でしょうか」と言われ続けているというKさん。しんどい身体をおして「ほっとけません。なんとかしてほしい」の言葉、切実です。 …国・府・市レベル、連携して対策強化を求めていきたいと思います。

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メッセージ

 先日は わざわざ 皆様でお越しくださいまして ありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ございません。少し体調が戻り 成宮さんの ホームページをと 思いましたら あの日の事が書かれていて うれしいです。ありがとうございます。
  
 3月8日に 京都・しが合同の「シックハウス・化学物質過敏症のシンポジウム」がキャンパスプラザ京都でありました。(主催:住環境疾病予防研究会)
 会場へ向かう地下鉄烏丸線の車内で 穀田衆院議員さんを見付け駆け寄り「CSをご存知ですか?資料を貰っていただけますか?」と声をかけました。快く受け取って「勉強します」と 言っていただきました。大変うれしかったです。
 会場に着き 会の皆さんに穀田さんに偶然会い CS資料受け取ってくれはったよと 報告しました。皆、喜んではりました。
 以前 記事にしていただいた 京都新聞の記者さんも シンポを 聞きに来てくれはりました。
 その日の 夕方には 早速 穀田衆院議員さんの秘書の小林さんが 家まで来られ どんな状況か尋ねてくださいました。
 後日 再度皆様が 家まで。ここ数年 周辺で 私をはじめ 原因不明で体調不良になっている住民の現状と CS者の状況を 話させていただきました。

 昨年、 平成19年12月1日に「京都のCS会」を発足しました。
 現在、京都・滋賀・大阪と10人程が お互いの体調や生活の工夫などの 情報交換をして 励まし合っています。私自信が 発症者(MCS・ES)のため なかなか動き辛いのですが 体調と相談しながらの 活動です。
 会では 患者全員の回復・社会復帰を 第一と思っています。そして これ以上患者を増やさない。知っていれば 回避できる…できた病気(CS・化学物質過敏症)だったと思っています。
 そんな 活動をしていけたらと思っております。
 どうぞ お知恵・お力をいただけますよう よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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