08年3月 2日(日)
世代超え「学費が高すぎる!」――北地区「高学費シンポジウム」2008
北地区(北区・上京区)で「高学費を考えるシンポジウム」(主催:党地区委員会、民青同盟)が開かれ、パネラーとして龍谷大の細川孝教授や精華大学学生自治会長の山田史郎さんとともに参加しました。
細川先生は、国際人権規約「高等教育の漸進的無償化」条項をいつまでも「留保」しつづける日本政府を批判し、「論点はハッキリしている。あとは踏み出すかどうかだ」と強調され、山田さんは、自分が“学費ハンスト”をした背景には、高学費のためにバイト漬け、遠距離通学を強いられサークルも授業もままならない、という多くの学生の実態があることを告発。「京都から発信したい。せっぱ詰まってる学生をなんとかする運動を共産党にもお願いしたい」と話されました。
私は、国会論戦を紹介しつつ、“財源”的に見ても軍事費やムダな公共事業費にメスを入れれば学費値下げは可能なこと〜例えば@あの「あたご」などイージス艦2隻分=2800億円で、東大の学費免除制度(年収400万以下世帯対象)を全学生に広げることができる、A高速道路建設ばかりを優先する「道路特定財源」年間5.7兆円(10年間で59兆円)などのうち1兆円を回せば、私学助成の大幅増額で1人あたり47万円の学費値下げ分が生まれる、ことを紹介し、「総選挙で国会の力関係を変え、学費を下げよう」と呼びかけました。
続いて、会場から次々と手が挙がり、学生や親の立場から、また大学生協職員や現役高校生からも発言がありました。
…高い学費とそれをつくりだしてきた歴代自民党政府によって、学生も親も高校生も苦しめられ未来を奪われている、まさに異常な実態がうきぼりになったと思います。世代を超え、この問題を世論にし、総選挙の大争点に押し上げたい!とあらためて。がんばるぞ!